2024.08.09
ALTRA / OLYMPUS 6(アルトラ / オリンパス 6) 最速レビュー: オリンパス 5 からのアップデートポイント・サイズ感まとめ
こんにちは。STRIDE LAB OFFICIAL のニシカワです。
ケガのない自然な走りをサポートするシューズメーカー ALTRA より、2024年大注目のトレイルシューズ「 OLYMPUS 6 (以下オリンパス6)」がリリースされました!
今回発売されたモデルは同ブランドのトレイルカテゴリーの中でも人気の高いオリンパスシリーズの最新作。
オリンパスシリーズは快適さと安定感がウリのマックスクッションシューズとして、トレイルランニングだけでなく登山などのハイクシューズとしても近年人気が出ているだけに、今回のモデルチェンジを楽しみにしていたという方も少なくないのではないでしょうか??
本ブログでは、そんなオリンパス6の特徴から他モデルとの比較、前作オリンパス5からのアップデートポイントやサイズ感 など気になる情報をまとめてご紹介していきます。
ご購入を検討されている方はぜひご参考までにお読みいただければ幸いです!
・OLYMPUS 6 のサイズ感、アップデートポイントが知りたい
・クッション性があって快適な登山/トレラン用のシューズを探している
・厚底シューズで足を捻った経験がある
Contents
基本スペック
メンズ | ウィメンズ | |
重量 | 345g ( MEN’S US10 ) | 289g ( WOMEN’S US8.5 ) |
ミッドソール | 圧縮成形EVAフォーム | |
アウトソール | Vibram® Megagrip | |
スタックハイト | 33mm | |
アッパー | エンジニアードメッシュ | |
フットシェイプ | オリジナルフットシェイプ™ | |
価格 | ¥25,300(税込) |
まずは基本となるスペックから。
基本的なシリーズの特徴は踏襲しつつ、メンズウィメンズともに前モデルより5グラムほどの軽量化を図っているようです。
ちなみにお値段はこのご時世でも据え置き!
展開カラー
オリンパス6 の特徴
では早速 オリンパス6 の特徴について触れていきたいと思います。
抜群のクッション性
オリンパス6はアルトラのトレイルカテゴリーの中でも 最も高い33mmのソールの厚み(スタックハイト)を持っています。
これによりいかなる地形においても効果的に地面からの衝撃を吸収してくれます。
また、クッション性がありながら圧縮成形されたEVAフォームによりある程度の硬さを残してある、というのがオリンパスの良いところ!!
この手の厚底シューズにありがちな着地の際のグネッとなるような感じがないので長距離レースの後半や長い山行で足がクタクタになった状態でもしっかりした着地をキープしてくれます。
参考までにALTRAの他のトレイルモデルとのスタックハイトの比較を
SPERIOR 6 | LONE PEAK 8 | TIMP 5 | OLYMPUS 6 | |
スタックハイト | 21mm | 25mm | 29mm | 33mm |
あらゆる不整地に対応するグリップ力
オリンパス6のソールには前作から引き続きアウトドア用のシューズではお馴染みの ビブラム社のメガグリップが採用されています。
ビブラムソールといえば高い耐久性とグリップ力が特徴的ですが、
その中でもメガグリップは比類なきグリップ力が持ち味で、乾いた路面はもちろん岩陵帯の上や濡れた地面の上など、あらゆる地形においてもそのグリップ性を発揮することができます。
着地の安定感
一般的に厚底のシューズは高さが出るだけに着地が不安定になりがちですが、オリンパスはそうではありません。
その理由は先ほど伝えた硬さのあるEVAフォームだけではなく、オリンパスの特殊なシューズ形状にあります。
上の画像のように踵側から見ると一目瞭然で、ソールに向かうに従って 台形状に広がる構造 をとっています。
こうすることで接地する面積が広くなり着地の安定感を高めています。
また、アキレス腱に沿うようにかかとパーツのみが上に伸びています。
足首をガチッと固める訳ではないので、足の自然な動きを抑制することなく捻りそうになった時にこのパーツが最後の最後で支えてくれます。
長時間の着用を可能にする快適性
アルトラのシューズで最も足幅が広い オリジナルフットシェイプ を採用しているため、つま先の開放感がピカイチ!
長い時間歩いたり走ったりすると足が浮腫んできますが、この広いトゥボックスがあればそうした状況でも快適さを損なうことがありません。
また、アッパーはメッシュ素材を採用しているため通気性が抜群。
夏山の時期でも蒸れをしっかり外に逃がしてくれますし、渡渉があるようなシーンでも歩いているうちに乾かしてくれます。
オリンパス5 からのアップデートポイント
オリンパス6 の基本的な特徴が理解できたところで、続いては前モデル「オリンパス5」からのアップデートポイントをご紹介していきます。
2つを画像で比較しながら細かいポイントを見ていきましょう。
メッシュアッパー
まずはアッパー部分。
ニットアッパーという点は引き続きですが、メッシュ部分が前モデルは前足部から中足部にかけてだったのに対し、オリンパス6では足首付近までメッシュとなっています。
また、写真だとわかりにくいですが、オリンパス6のほうがメッシュの孔が均一に長細くなっています。
これによりメッシュ部分の耐久性を損なうことなく 通気性が向上 しています。
トゥガード
トゥガード部分は圧着された保護パーツがついています。
2つを手で触ってみた感覚ですと、以前のモデルと比較してオリンパス6のほうが若干柔らかい素材になっているように感じました。
これにより、例えばトレイルをくだっているようなシーンでつま先がシューズの先端に突っ込むようなシーンでも当たりを優しいものにしてくれると思います。
素材がソフトになった代わりに、二重のパーツで保護することでく 外からの衝撃はしっかり緩和 してくれます。
シュータン
シュータンはより厚みのあるものに変更。
長時間着用した際も甲部分へのあたりがソフトになりました。
シューレース
シューレースは引き続き平紐ですが、より幅のあるものに変更。
幅が広くなったことでく 中足部のフィット感が向上 しています。
また、シューレース自体の摩擦も強くなったので締め上げた際にシューズ全体が緩みにくく、解けにくい仕様になっています。
履き口
履き口の踵部分にクッション性のある「プレミアムアキレスピロー」が追加されています。
これにより固いヒールパーツを使うことなくく 踵部分のホールド感、フィット感を向上 させています。
アウトソール
左がオリンパス6のアウトソール。
アウトソールは配置自体は前モデルを踏襲しつつラグパターンを変更することでさらに トラクションと安定性を向上 させています。
また足が屈曲して負荷がかかりやすい部分はラグパーツを連結させることで 耐久性が大きく向上 しています。
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オリンパス6 のサイズ感
足の実寸24.4cmのニシカワでオリンパス6はUS8(26cm)を履いています。
アルトラでは足の実寸より1.3cmほどゆとりを持たせたサイズ感を推奨していますので、それよりはややゆとりのあるサイジングですが、かなりの甲高幅広なのでこれくらいを選ぶことが多いです。
ちなみにオリンパス5も26cmを履いていました。
最も幅の広いオリジナルフットシェイプということもあって25.5cmも問題なく履けたのですが、山行での使用がメインなので、足が浮腫んできた時や厚手のソックスを履く時のことを想定して26cmを履いていました。
オリンパス5 と6で足入れしてみた時のサイズ感の違いですが、
6の方がプレミアムアキレスピローが追加されて履き口部分のフィット感がいい分、ややタイトな印象を受けました。
ただ、サイズを変えるほどではないかな?というのが個人的な感想です。
オリンパス5をかなりピッタリ目に履いていた方はもしかしたらハーフサイズ上げるのもいいかもしれません。
オリンパス6のおすすめシーン
オリンパス6の特徴を踏まえると、以下のようなシーンや人にオススメと言えそうです。
・100km越えのロングレース
・ロングトレイルや縦走登山など長い距離を歩く時
・テント泊などで重たい荷物を背負って歩く時
・登山でローカットシューズを試してみたいけど、まだ足の筋力に不安がある方
・どんな路面にも対応できる安心の1足が欲しい方
抜群のクッションやグリップ力を考えると、トレイルランだけでなく登山にも非常にオススメ!
特に下りの足が疲れて着地が疎かになりがちな時などは、オリンパスの広いソールがしっかりサポートしてくれます。
安定感や快適性に重きを置いたシューズなので距離が長ければ長いほどその真価を発揮してくれます!
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まとめ
以上、「ALTRA / OLYMPUS 6(アルトラ / オリンパス 6) 最速レビュー: オリンパス 5 からのアップデートポイント・サイズ感まとめ」でした。
オリンパス6の特徴、前モデルとの違いはお分かりいただけましたでしょうか??
今までのオリンパスのセールスポイントはそのままに、快適性やフィット感がよりアップデートされた印象ですね!
今回は足入れしてみた程度ですので、近いうちに実際に履いてからのインプレッションをレビューしてみたいと思います。
今年の夏のアルプステント泊は早速これで行ってきます!
オリンパス6が気になる方は全国のSTRIDE LABでお試しください!!
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