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ALTRA / OLYMPUS 6 HIKE MID GTX(オリンパス6 ハイクミッドゴアテックス)レビュー:特徴、サイズ感、ALTRA他モデルとの比較

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こんにちは。STRIDE LAB OFFICIAL のニシカワです。

 

自然な走りをサポートするALTRAより、これからの秋冬の山行シーンで活躍間違いなしのシューズが入ってまいりました。

今回ご紹介するのは 「オリンパス6 」の防水ハイクモデルのミッドカットバージョン 

先日、同モデルのローカットが出てこちらも話題となりましたが、満を持してサポート力に優れたミッドカットが仲間入りです!

本ブログではそんな OLYMPUS 6 HIKE MID GTXの基本的なスペックから特徴やサイズ感、ALTRAで展開している防水シューズとの比較などまとめてご紹介いたします。

 

ぜひ最後までお読みください!!

この記事はこんな人にオススメです!
・ALTRA が好き
・OLYMPUS 6 HIKE MID GTX の特徴、サイズ感が知りたい
・長時間歩いても快適で安定感のあるミッドカットシューズが欲しい

基本スペック

MENS - BLACK
MENS - TAN
WOMENS - BLACK
 
メンズ ウィメンズ
重量 528g(M US10.5) 436g(W US8.5)
ミッドソール 圧縮成形EVA
アウトソール Vibram® Megagrip
スタックハイト 33mm
アッパー レザー
フットシェイプ オリジナルフットシェイプ
価格 ¥35,500 +TAX

まずは基本となるスペックから見ていきましょう。

基本的には先日発売のローカットモデルと同じ構成です。

カラー展開はローカットではブラックのみでしたが、 ミッドカットではメンズのみTANカラーも展開 ございます。

ニシカワ
アーシーな配色がアウトドアシーンによく馴染みそうです!!

 

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オリンパス6 ハイクミッドゴアテックスの特徴

続いて、ミッドカットモデルの特徴を見ていきましょう。

オリンパスシリーズ全体の特徴である 「クッション」「グリップ」「安定性」「快適性」 といった特徴が、堅牢な防水ミッドカットモデルとなることでさらに色濃くなっております!

抜群のクッション性

オリンパス6と同様に33mmのソールの厚み(スタックハイト)を持っています。

これによりいかなる地形においても効果的に地面からの衝撃を吸収してくれます。

また、クッション性がありながら 圧縮成形されたEVAフォームによりある程度の硬さを残してある、というのがオリンパスの良いところ!!

この手の厚底シューズにありがちな着地の際のグネッとなるような感じがないので長距離レースの後半や長い山行で足がクタクタになった状態でもしっかりした着地をキープしてくれます。

 

あらゆる不整地に対応するグリップ力

ソールには不整地での絶対的な安心感のある ビブラム社のメガグリップが採用されています。

 

ビブラムソールといえば高い耐久性とグリップ力が特徴的ですが、その中でもメガグリップは比類なきグリップ力が持ち味で、乾いた路面はもちろん岩稜帯の上や濡れた地面の上など、あらゆる地形においてもそのグリップ性を発揮することができます。

ニシカワ
このソールが急峻かつ湿潤な日本の山岳環境にはすこぶる相性がいいんです!

 

着地の安定感

 

 

一般的に厚底のシューズは高さが出るだけに着地が不安定になりがちですが、オリンパスはそうではありません。

その理由は先ほど伝えた硬さのあるEVAフォームだけではなく、オリンパスの特殊なシューズ形状にあります。

 

上の画像のように踵側から見ると一目瞭然で、ソールに向かうに従って 台形状に広がる構造 をとっています。

こうすることで接地する面積が広くなり着地の安定感を高めています。

また、アキレス腱に沿うようにかかとパーツのみが上に伸びています。

足首をガチッと固める訳ではないので、足の自然な動きを抑制することなく捻りそうになった時にこのパーツが最後の最後で支えてくれます。

長時間の着用を可能にする快適性

アルトラのシューズで最も足幅が広 オリジナルフットシェイプ  を採用しているため、つま先の開放感がピカイチ!

長い時間歩いたり走ったりすると足が浮腫んできますが、この広いトゥボックスがあればそうした状況でも快適さを損なうことがありません

 

この手のレザーシューズだとテント場に着く前にシューズを脱ぎたくてしょうがなくなりますが、オリンパスならずっと快適です!

ニシカワ
足指の開放感があるので脱ぎたくなるってことがないんですよね

GORE-TEX® Invisible Fit

防水のメンブレンはお馴染みのゴアテックス。

その中でもフィット感や透湿性に優れたGORE-TEX Invisible Fit を採用。

通常の防水シューズは、アッパー・メンブレン(防水膜)・ライニングの3層構造ですが、Invisible Fitはアッパーにメンブレンが直接貼り付けてある2層構造。

そのため防水シューズでありながら非防水シューズと同じような感覚で履くことができます。

また、層が1枚少なくなるので一般的な3層構造のものと比較して、シューズ内の蒸れも逃しやすい設計になっております。

ニシカワ
防水シューズならではの履いた時ゴワゴワする感じがこれにはありません!

高耐久のレザーアッパー

アッパーには耐久性に優れたレザーアッパー を採用。

前モデルに比べてもアッパー全体のレザーの占める割合が多くなったのでかなりタフに使える仕様になりました!

また、トゥガードも通常のオリンパス6よりも硬さのある素材に変更されているので硬い岩場でも安心して進むことができます。

 

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オリンパス6 ハイクミッドゴアテックスのサイズ感

アルトラでは足の実測から+1.3cmというサイズ感を推奨していますが、

こちらに関しても、その例にならったサイズ選びで概ね問題ないかと思います。

参考までに、足の実測24.4cmのニシカワでサイズ26cmでほどよくゆとりがある丁度いい感じでした!

 

ちなみに、ハイクモデルではない通常のオリンパス6も26cmを履いていまして、

着用感としてはアッパーの硬さがある分、ややハイクミッドの方がピタッとした感じはありますがサイズを上げるほどではないかなというのが個人的な見解です。

ニシカワ
すでにオリンパス6をお持ちの方や、他のオリジナルフットシェイプのALTRAシューズをお持ちの方は同じサイズを選ぶと安心かと思います。

 

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他の防水ミッドカットモデルとの比較

ALTRAには現在3つの防水ミッドカットモデルがラインナップされています。

いずれもハイク向きのモデルで、パッと見ただけでは違いが分かりにくいので、それぞれを比較することで どういった部分に違いがあるのか?どんなシーンに最適なのか 見ていきたいと思います。

もし迷われている方がいらっしゃったら参考にしていただければ幸いです。

スペック比較

まずはスペックの比較から。

3つのモデルの主要スペックを比較すると以下のような感じになっています。

OLYMPUS 6 HIKE MID GTX

LONE PEAK ALL-WTHR MID 2

TIMP HIKER GTX

重量 528g 428g 368g
ミッドソール 圧縮成形EVA Altra EGO™ Altra EGO™ MAX
アウトソール Vibram® Megagrip MaxTrac™ Vibram® Megagrip
スタックハイト 33mm 25mm 29mm
アッパー レザー and GORE-TEX® Invisible Fit 防水ブーティ構造 GORE-TEX メンブレン
フットシェイプ オリジナル オリジナル スリム
価格 ¥35,050+TAX ¥24,000+TAX ¥27,500+TAX

違いをざっとまとめるとこんな感じ。

重さはオリンパスが一番重量があり、一番軽いティンプと比較すると160gと結構な開きがあります。

ただ、だからといってオリンパスが重いかと言うとそうではなく、防水メンブレン入りのレザーアッパーのミッドカットシューズというカテゴリーではむしろ軽い部類かと思います。

 

各項目の比較

スペックを踏まえた上で、以下の項目を相対的に評価してみたいと思います。

  • クッション性
  • グリップ力
  • 着地の安定感
  • フィット感
  • 通気性/透湿性
  • ソールの柔軟性

ちなみにあくまでも相対的な評価なので、仮に星3だからといって低い評価というわけではありません。また個人の主観的な見解ということもご承知おきください。

クッション性

OLYMPUS 6 HIKE MID GTX

LONE PEAK ALL-WTHR MID 2

TIMP HIKER GTX

クッション性 ★★★★★ ★★★☆☆ ★★★★☆

いずれのシューズもクッションをしっかりと感じることができますが、中でもスタックハイトの高いオリンパスが最も衝撃吸収性が高いと感じました。

ティンプやローンピークも正直遜色ないくらいのクッション性でしたが、ミッドソールの素材の違い(Altra EGO™はウレタン系)か、よりクイックなレスポンスを感じました。

 

グリップ力

OLYMPUS 6 HIKE MID GTX

LONE PEAK ALL-WTHR MID 2

TIMP HIKER GTX

グリップ力 ★★★★★ ★★★☆☆ ★★★★☆

やはりVibram®Megagripを採用しているだけあってオリンパスとティンプは安心感がありました。

ローンピークのMaxTrac™も粘りのあるソールでしっかりとグリップを感じますが、濡れたコンディションや泥濘んだ路面ではメガグリップに分があるような気がします。

 

着地の安定感

OLYMPUS 6 HIKE MID GTX

LONE PEAK ALL-WTHR MID 2

TIMP HIKER GTX

安定感 ★★★★★ ★★★★☆ ★★★☆☆

ソールの接地面積が大きいオリンパスがダントツで安定しているように感じます。

厚底ですがある程度硬さを残したミッドソールのおかげで着地の際もグネッとなることがありません。

また、ネックの高さがしっかりあるので、重い荷物を背負った際やまだ山歩きに慣れていない方でも着地をサポートしてくれます。

 

フィット感

OLYMPUS 6 HIKE MID GTX

LONE PEAK ALL-WTHR MID 2

TIMP HIKER GTX

フィット感 ★★★☆☆ ★★★★☆ ★★★★★

スタンダードシェイプを採用しているティンプが一番フィット感があるように感じました。

特に中足部のフィット感が強めなので、足の細い方やしっかりと足を固めたい方には非常におすすめです。斜度のきついトラバースなどでも足が遊ぶことなく歩くことができます。

対してローンピーク、オリンパスはサイズ感にもよると思いますがかなりルーミーな履き心地

足の動きを妨げないアルトラらしい履き心地ともいえますし、それが長時間の着用でも疲れない秘訣だったりするのでいずれも甲乙つけがたい部分です。

 

通気性・透湿性

OLYMPUS 6 HIKE MID GTX

LONE PEAK ALL-WTHR MID 2

TIMP HIKER GTX

通気性・透湿性 ★★★☆☆ ★★★★☆ ★★★★★

レザーのアッパーを使用している分、オリンパスは他の2つに比べると通気性・透湿性の点でやや劣ります。

レザーが保水してしまうと余計に透湿しにくくなってくるので雨天の際などは事前に撥水スプレーをかけておくのがオススメですね。

ただ通気性が良いということはある程度外気もダイレクトに伝わるということなので、冬山の特に雪道などだと若干冷えるかもしれません。

その点オリンパスは断熱性にも優れているのでこの辺りはどのシーズンにどんな山に行くことが多いかで選んでみるといいと思います。

 

ソールの柔軟性

OLYMPUS 6 HIKE MID GTX

LONE PEAK ALL-WTHR 2 MID

TIMP HIKER GTX

柔軟性 ★★★☆☆ ★★★★★ ★★★★☆

アルトラらしい特徴の1つであるソールの柔軟性という部分ではローンピークが最もフレキシブルに感じます。

ソールの返りがいいので防水ミッドカットシューズとは思えないほど自然な足の動きが可能。接地感が強く、まさに足を使って歩いている感覚です。

一方でオリンパスはソールの厚みもありローンピークに比べると硬さがありますが、その分下からの突き上げを緩和してくれたり、岩場でつま先しか掛けられないようなシーンでもしっかりと立ちこむことができます

シューズ別オススメポイント

以上をふまえた上でそれぞれのシューズのオススメポイントを考えてみました。

それぞれのシューズのオススメポイント

◆OLYMPUS 6 HIKE MID GTX
・クッション性が高いので長時間の山行やテント泊など重い荷物の時でも歩きやすい
・グリップ力が高く接地面積も広いので山歩きに不慣れな方でも安心感がある
・足先がゆったりしていて開放感があり快適
・アッパーがレザーでオールシーズン使いやすい

 

◆LONE PEAK ALL-WTHR 2 MID
・接地感が強く、地面からの情報がしっかりと足裏に伝わる
・ソールの柔軟性に優れていて防水ハイクシューズとは思えないソフトな履き心地
・柔らかなアッパーで通気性にも優れる

 

◆TIMP HIKER GTX

・防水ミッドカットシューズの中では驚異的な軽さ
・メッシュアッパーによる高い通気性で快適
・フィット感が高めでグリップ力も抜群

まとめるとこんな感じでしょうか?

ひと口に防水ミッドカットシューズといっても、それぞれに特徴があるのでご自身の好みや使いたいシーン、季節などを考慮して選んでもらえると間違いないかと思います!

 

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まとめ:高いサポート力を誇るオールテレインな一足

以上、「ALTRA / OLYMPUS 6 HIKE MID GTX(オリンパス6 ハイクミッドゴアテックス)レビュー:特徴、サイズ感、ALTRA他モデルとの比較」でした!

 

オリンパスシリーズに新たに加わったミッドカットモデル、いかがでしたでしょうか?

オリンパスのウリである特徴を備えつつ、しっかりと足を保護してくれるアッパーとミッドカット構造が加わり、他のALTRAシューズと比較しても、よりシーズンレスで使えるかつ抜群のサポート力がある一足に仕上がっているかと思います。

冬山もがっつり登りますという方にはもちろん、今まで堅牢な登山靴を履いていたけど「もっと軽いシューズが欲しい、だけどローカットはちょっと不安」という方にもぜひお試しいただきたいです!!

 

気になる方はぜひ全国のSTRIDE LAB まで!!

 

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