2024.12.20
初日の出&初詣登山を快適に過ごすための装備・服装とは? STRIDE LABのオススメグッズも!
こんにちは。STRIDE LAB OFFICIAL のニシカワです。
新年の幕開けを、特別な場所で迎えてみませんか?
山頂から見る初日の出は、街中では味わえない感動的な景色を楽しめるだけでなく、清々しい気持ちで一年をスタートさせる絶好の機会です。
また、初詣を兼ねた登山なら、新たな目標に向けた気持ちをより一層高めることができるでしょう。
しかし、冬の登山はしっかりとした準備が必要です。寒さや夜間の行動、凍結した路面など、注意すべき点が多いのも事実です。
この記事では、初心者でも安心して初日の出・初詣登山を楽しむためのポイントをわかりやすく解説します。
また、STRIDE LABで展開している快適アイテムも併せてご紹介いたします。
必要な服装・装備、そして安全に楽しむための注意点を一緒に確認していきましょう。
Contents
初日の出・初詣登山での心得・注意点
防寒への備えは十二分に!
まずは当たり前ですが、寒さへの対策は抜かりなく行いましょう。
普段登り慣れている方でも、日中に行動する日帰り登山と違って、初日の出目的であれば陽が出ていない夜間での行動がメイン。
標高の低い低山だとしてもかなりの冷え込みが予想されます。
例えば関東屈指の初詣登山の人気スポット「筑波山」山頂付近の平均気温の推移がこちら。
標高877mと決して高くない筑波山でさえ、 1月の平均最低気温は-5℃を余裕で下回ります。
また、御来光を拝むために山頂で長時間待つ、想像以上の登山道の渋滞でペースが上がらないなど普段の登山ではあまり見られない光景が見えるのもこの時期ですので、慣れている方でもいつも以上の防寒対策をした上で臨むようにしましょう。
特に末端が冷えやすいので、停滞時に使えるように以下のようなアイテムを追加で持っていくのもおすすめです。
・耳当て
・ネックゲイター、バラクラバ
・ダウンパンツ
・カイロ
夜間行動への対策を!
夜間での行動がメインになりますので、ヘッドライトは必ず携行しましょう。
複数人で行くグループ登山でも同様です。
明るさの目安でいくと、照射範囲や距離などいろいろありますが、300lm(ルーメン)以上のモデルを選んでおくと安心かと思います。
加えて、長い時間の山行となった時のことを考えて、予備の電池を携行するか充電式のタイプを選んでおくといいでしょう。
冬の厳しい気候環境を事前に確認!
冬季は冷たい空気(寒気)が上空に流れ込み、地表付近の温度差が大きくなるため、不安定な大気状況により急激な天候変化を招くことがあります。
また、冬型特有の気圧配置により強風が吹きやすいのも注意したいポイント。
一般的に 風速1mで体感温度も1℃下がると言われており、例え山頂の気温が0℃付近でも強風が吹けば一気に体温が持っていかれます。
新年早々に低体温症にならないためにも気象サイトを細かくチェックしておきましょう。
もう一つ注意しておきたいのが路面状況。
低山であってもこの時期は積雪や登山道の凍結が予想されますので、チェーンスパイク、軽アイゼンなどは携行するようにしましょう。
直近の路面状況を確認するために、登山アプリなどで他の人の山行記録を確認しておくというのも効果的です。
余裕を持った行動を!
せっかく登ったのに、登っている途中で陽が出てきちゃった、、なんてことがないように余裕を持ったタイムスケジュールを立てて起きましょう。
日の出時刻から山行予想時間を逆算して登り始めるのはもちろん、人気の山では登山道の渋滞や入山規制などもあるそうなので、かなり前もって行動していきましょう。
初日の出・初詣登山の持ち物チェックリスト
続いて、初日の出・初詣登山(日の出前の最低気温が-5度の低山を想定)に行く時の装備の一例をご紹介します。
行動中の服装と、バックパックの中に入れておく装備に分けてご紹介いたします。
服装
アイテム | チェックリスト | 備考 |
---|---|---|
ベースレイヤー(肌着) | ⬜︎ | ポリステルかウール素材の長袖。綿はNG。 |
ミッドレイヤー(保温) | ⬜︎ | 通気と保温のバランスに優れたフリースやアクティブインサレーション |
アウターレイヤー(防風・防水) | ⬜︎ | 軽量なウインドシェルやソフトシェル |
パンツ | ⬜︎ | 裏起毛のタイプや、インナーにタイツを履くのもおすすめ |
靴下 | ⬜︎ | 保温性に優れた厚手のウールソックス |
帽子 | ⬜︎ | ビーニー、冬用のキャップ |
グローブ | ⬜︎ | インナーグローブ、オーバーグローブの両方あるとベスト |
サングラス | ⬜︎ | 冬は日差しも強いので必須 |
登山をする際は「レイヤリング(重ね着)」を基本の考え方とし、運動の強度や気温感に応じて体温を素早く調整できるようにしておきましょう。
服装の素材は、化繊かウールがオススメです。くれぐれも綿のTシャツなどを肌着として着用していかないように。
真冬とはいえ行動中は汗をかくことが予想されるので、速乾性の低い綿素材だとすぐに汗冷えを起こします。
また、行動開始時に寒いからといってMAXに厚着した状態でスタートするのも、汗をかきやすくなるという点でお勧めしません。
よくある質問
→天然素材であるダウンは水に濡れると羽が閉じることでロフト(嵩高)を失い、保温力がなくなってしまいます。
ダウンを着たまま行動して汗をかいて、休憩時に汗冷え&ダウンがシナシナ、、なんてことにならないように行動中の着用は控える方がベターです。
→登山中にこの手の吸湿発熱系のインナーを着るのもお勧めしません。
これらの類のインナーは、体表から放出される水蒸気が水分(汗)に変わる時に発生する「凝縮熱」を利用して発熱しています。
つまり汗をかくことでインナーがさらに熱を持つため、オーバーヒートを起こしやすくなります。
また、使用されている素材のレーヨンは速乾性が低いため、結果として汗冷えを起こしやすくなります。
装備
必ず持っていくもの | ||
---|---|---|
アイテム | チェックリスト | 備考 |
休憩時の防寒着 | ⬜︎ | コンパクトになるダウンウェアがベスト |
レインウェア | ⬜︎ | レインパンツも忘れずに |
ライト | ⬜︎ | 電池式の場合は予備の乾電池も |
エイドキット | ⬜︎ | |
チェーンスパイク・アイゼン類 | ⬜︎ | |
地図類 | ⬜︎ | 山地図・コンパスなど |
水分 | ⬜︎ | 必要な水分量=自重(体重+ザックウエイト)× 5 × 行動時間 |
行動食・食料 | ⬜︎ | |
エマージェンシーグッズ | ⬜︎ | |
保険証・身分証明書 | ⬜︎ |
持っていくと便利なもの | ||
---|---|---|
アイテム | チェックリスト | 備考 |
予備バッテリー | ⬜︎ | モバイルバッテリーや乾電池 |
防寒小物 | ⬜︎ | ネックゲイター、バラクラバ、ストールなどなど |
GPSウォッチ | ⬜︎ | |
保温ボトル | ⬜︎ | お湯を沸かす手間が省ける |
日焼け止め | ⬜︎ | 冬は日差しも強いです |
クッカー・カトラリー | ⬜︎ | 保温ポーチなどもおすすめ |
ガス | ⬜︎ | パワーガスタイプ・オールシーズン用がオススメ |
カイロ | ⬜︎ | |
トレッキングポール | ⬜︎ | |
ゲイター | ⬜︎ | 積雪が想定される場合 |
ゴミ袋 | ⬜︎ | |
ポケットティッシュ | ⬜︎ | 鼻水対策 |
基本的な装備は他のシーズンと同様で問題ないですが、とにかく雪道への対策と防寒への備えはしっかりと行いましょう。
特に冬山に慣れていない方は、平地とは比べ物にならない山の上の寒さに面食らいますので防寒着は冬向けのしっかりしたものをチョイスしましょう!
STRIDE LAB でのオススメアイテム
最後に、STRIDE LABでの初日の出・初詣登山におすすめのアイテムを6つご紹介いたします。
必須のアイテムというよりは、これがあったらグッと快適度が上がるよね?というアイテムを中心に選んでみました。
NEMO / チッパー
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山頂にベンチや椅子が設けられている山もありますが、御来光を待つ間、必ずしもそこに座れるかはわかりません。
座れなかった場合、地べたに座ることになりますがゴツゴツした岩場はお尻が痛いし、なにより冬山の地面の底冷えが尋常ではありません。
そんな時にはこのNEMOのチッパーが大活躍!
160gの軽さで畳めばザックのサイドポケットにも収まるサイズなので負担にならず、通常のクローズドセルよりも高圧縮に仕上げてあるので硬い地面の上でもしっかりと体重を支え、長時間快適に座ることができます。
STATIC / アドリフトバラクラバ
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冷やしたくない頭・耳・首を一個で温められるのがバラクラバ。
ストイックな印象が強いアイテムでもありますが、実際に使ってみるとその使い勝手の良さに驚くはずです。
こちらのバラクラバは、STATICではお馴染みのOcta®CPCP®を素材に使用しているため、保温性がありながら適度に通気性も兼ね備えているので行動中も使用可能。
また、上と下の2枚のパーツで構成されているため
ただのフードやネックゲイターとしても活用ができるためシーンに合わせて臨機応変に対応できます。
Teton Bros. / ベーリングパンツ
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冷える足元を温めてくれるダウンパンツは、快適に休憩を過ごす上で是非持って行ってほしいアイテム。
高品質な850フィルパワーのダウンを封入することで、270gの軽さで抜群の保温性を誇っています。
加えて、表地のナイロンと中綿のダウンそれぞれに撥水加工を施しているため、ダウンの持っている性能をフルで発揮することができます。
また、Teton Bros.らしい立体的で身体のラインに沿うシルエットや股下のガセット仕様によって、履き心地まで抜群。
コスパ重視のダウンパンツにありがちな座った時に突っ張る感じが全くありません!
milestone / MS-G4 ヘッドライト
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ヘッドライトは先述したように初日の出&初詣登山において必須アイテム。
ヘッドライトと一口に言っても種類が様々ですが、もし今回が初めてでこれからライトを買うという方がいたら汎用性が高い充電式がオススメです。
milestoneの人気品番であるMS-G4は、タイプCケーブルでの充電式で、電池残量も光の色で判別可能なので残りのバッテリーを気にしながら使うことができます。
明るさも380ルーメンと十分で、スポット照射にも対応しているので、遠方まで明るく見渡すことができます。
また、milestoneといえば目にも優しい電球色のナチュラルな光。
通常の白色LEDのライトと違って長時間使っても目が疲れにくいですし、周囲に霧が立ちこめても光の透過性が高いので視界をしっかり確保できます。
SOL / エスケープヴィヴィ
一部店舗にてお取り扱い中
山頂での御来光待ちやもしもの事態に備えて持っておきたいのがエマージェンシーシート。
冷たい風をシャットアウトしてくれるので、休んでいる時も身体の熱をしっかりと保持してくれます。
マミー型の寝袋状になっているこちらのエスケープヴィヴィは、独自の透湿素材を使用することで体を温めながら蒸れを気にせず使うことが可能。
内側にはアルミを蒸着しているので、身体の熱を効率よくかえすことで、見た目からは想像がつかないほどの保温性を持っています。
重さも241gと軽量で、収納サイズ 11× 17cmと非常にコンパクトなので日帰りのバックパックに入れても負担になりません!
Houdini / ダブルループ
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いろんなシーンで活躍する大判のネックゲイターもおすすめです。
シンプルかつ洗練されたデザインが特徴のHoudiniのダブルループは、肌にあたる裏面はソフトな肌触りのStretch Woven™を使用し、中綿にはPrimaloft® Goldを採用しているため、身につけた瞬間から心地よく、快適な着心地を保ちます。
用途の広さも魅力的で、首元に二重で巻いてしっかり保温しても良し、折り返してフードのように耳や頭をカバーしても良し、座布団的にお尻に敷いても良しとあらゆるシチュエーションでの活躍が期待できます。
まとめ
冬の初日の出や初詣登山は、寒さが厳しい中でも特別な体験をもたらしてくれる魅力的なアクティビティです。
しかし、冬山は安全対策が欠かせない環境でもあります。登山前の十分な準備と計画、そして防寒装備の選択をしっかり行いましょう。
STRIDE LABには今回ご紹介した以外にも、冬の登山を快適にするグッズがたくさん!
ぜひお立ち寄りください!