2024.07.18
【初心者必見】夏の八ヶ岳登山にオススメの服装はコレ!
こんにちは。STRIDE LAB OFFICIAL のニシカワです。
もうすぐ梅雨明け。
梅雨が明けて夏本番が来たら、絶好の山日和が待っています。
都会の喧騒から抜け出して、大自然ならではの絶景や非日常的な体験を想像するとワクワクしますね。
始めて登山に挑戦してみるという方であればなおさら。
でもそんな初心者の方は、いざ登山を始めてみようと服装を揃えようとした時に、余りにも多くの情報が飛び交っていることに少々面食らうことがあるかもしれません。
こんな感じで聞き慣れないワードや専門的な知識が次から次へと出てきます。
登山初心者としては一度に覚える情報が多すぎて、登る前からお腹いっぱいに。。
登山を楽しむためにもこうした知識を得ることはもちろん大事なのですが、これらを1つ1つ理解していくのってなかなか骨が折れますよね。
しかも苦労して理解したところで、実際にお店やネットでモノを選ぼうとすると各社からたくさんのアイテムがリリースされてますので、その中から最適な1個を選ぶのって至難の業!
なので今回のブログでは、私ニシカワが独断と偏見で「コレを買っとけば間違いない!!」というものを勝手にリコメンド!
STRIDE LAB で展開の多数のアイテムの中から、初めて登山に行くという方に向けて最適なアイテムをピックアップしてみました。
御託はいいからとりあえずオススメを教えてくれ!という方の参考となれば幸いです。
ぜひ最後までご覧ください!
・小難しいことはいいからとにかくオススメが知りたい
・適当なものを買って失敗したくない
はじめに
まずはオススメをご紹介する範囲ですが、全てのカテゴリーを挙げているととんでもない量になるので、今回は服装(小物も含む身につけるウェアー類)に絞ってお伝えしたいと思います。
また、一口に登山時の服装といっても
「どこに行くのか」「いつ行くのか」「どんな行程なのか」
などによって様々ですので仮想のシチュエーションを設けたいと思います。
想定シチュエーション
今回はタイトルにある通り
「8月の南八ヶ岳に小屋泊で登山に行くなら」
というシチュエーションでオススメアイテムを選別してみたいと思います。
イメージとしては、美濃戸口から入って赤岳鉱泉で一泊。
翌日は硫黄岳に登って、体力的に余裕があったらそのまま横岳・赤岳と尾根歩きを楽しんで周回的なかんじでしょうか。
果たして初めての登山に南八ヶ岳が最適かはわかりませんが、これくらいの山に行くにはこれくらいの服装が必要なんだと一定の目安として捉えていただければ幸いです。
8月の八ヶ岳の環境
では実際の八ヶ岳の気温環境を見てみましょう。
以下の表は月別の赤岳山頂付近の平均気温の推移です。
一般的に気温は、標高が100メートル高くなると平地よりも0.6℃下がると言われています。
赤岳の標高は 2,899m ですので、一番気温が高い8月ですら最低平均気温は10℃を下回ります。
ちなみにこれは平均気温のデータですので、天候条件によっては当然この水準を下回ります。
オススメアイテム:必ず持っていくもの
では、前提が整ったところでオススメのアイテムのご紹介です。
まずは必携となるウェアー類を順番にご紹介です。
ちなみにアイテム選びのポイントですが、
- 初心者でも安心して使えるスペック
- 夏場の蒸し暑い時期も快適に行動できる
- (必要なスペックを満たした上で)軽くてコンパクト
こんなところを選定の基準としております。
シューズ:ALTRA / ティンプハイカーGTX
・歩いていても疲れにくい軽量性
・あらゆる路面に対応できるグリップ性の高いソール
まずは登山における三種の神器とも言えるシューズから!
初心者ならソールもアッパーもしっかりしたガッチガチの登山靴でしょ!というお声も聞こえてきそうですが、今回のシチュエーションでは歩く距離も長く、小屋泊で背負う荷物も重たくないということでALTRAのシューズをチョイスしてみました。
こちらのティンプハイカーGTXは、足首をしっかり覆ってくれるミッドカットの仕様に加えて、ゴアテックスの防水メンブレンにビブラムのメガグリップソールと初心者でも安心感のある仕様が魅力。
その上でなんと片足400gを切る驚異的な軽さを持っており、見た目に反して履いた時の軽さの驚くこと間違いなしです。
レインウェア:Teton Bros. / フェザーレインジャケット・パンツ
・収納時も負担にならない軽さ
・高いストレッチ性と着心地の良さ
続いてこちらも三種の神器であるレインウェアはこちらがオススメ!
アウトドアの環境での使用に申し分ない耐水圧に加えて、夏場の湿気の多い環境にも耐えられる高い透湿性が魅力です。
透湿性が低いものだと、外からの雨は防げても中は汗でびしょびしょなんてことも良くありますので如何に汗を逃すかというのも重要なポイントです。
また、絶対に必要とはいえ出番がないことも多いアイテムなので、ザックにしまいっぱなしでも負担にならないというのは重要なポイント。その点上下で300gちょっとという抜群の軽さはこの上ない魅力です!
詳しくは過去のブログでもご紹介しておりますので併せてこちらもご参照ください↓
軽いだけじゃない!!Teton Bros. / Feather Rain Jacket , Feather Rain Pants 着用レビュー
インサレーション(行動時):STATIC / アドリフトベスト
・汗抜けの良さ
・とにかく軽い
いわゆるミドルレイヤーに相当するインサレーション(保温着)ですが、夏場の山行においては保温だけでなく汗が中にこもらないというのも大事なポイントです。
その点こちらはOcta®(オクタ)という特殊な糸を使用しているため、体を温めながらかいた汗はすばやく外に放出。衣服の中が蒸れることなく着たままで快適に行動することができます。
また、気温の高い夏場の登山にちょうどいいベスト型で、体幹部分は温めながら熱のこもりやすい脇部分が空いていることでより効率的に熱放出を促し快適に行動できます。
さらにオクタという糸は中空(中心が空洞)の形状のため、同じ直径のポリエステル糸と比べると半分ほどの重量になるためとっても軽いというのもオススメポイントです!
Octa®について詳しく知りたい方はこちら↓
インサレーション(停滞時):Teton Bros. / ルフトジャケット
・収納に便利なポケッタブルデザイン
・ロフトを保つ撥水加工
行動時の保温着とは別に小屋に着いた後や山頂で休憩する時用の保温着もマストです。
こちらは保温性に優れた800フィルパワーのグースダウンを使用しつつ、たったの185gという驚異的な軽さが特徴。
フードはありませんがややハイネックな作りで、袖口や裾周りはゴムでぴたっとフィットしてくれるので寒気の侵入を防いでくれます。
携行に便利なポケッタブル仕様やロフトの低下を防ぐ撥水加工など、アウトドアで使用する上で申し分のない1着といっていいでしょう!
詳しいレビューが知りたい方はこちらも併せてご覧ください!↓
ベースレイヤー:ibex / スプリングボク ショートスリーブ T
・テンセル混による接触冷感と速乾性能
・デイリーユースも可能なシンプルなデザイン
また、バックパックのベルトとの干渉を抑えるため肩線を前にオフセットした仕様や、アクティブな動きに追従できるようサイドパネルを設けた立体的なパターンなど、 デイリーユースに使いやすいシンプルなデザインでありながら ibex らしいこだわりが満載の1着です。
パンツ:HOUDINI / ペースライト パンツ
・夏場のアクティビティでも使いやすい速乾性と通気性
・どんな動きも妨げないシルエットとストレッチ性
また、もともとはランニングなどの高強度のアクティビティ向けに設計されていることもあって、汗をかくようなシーンでも肌に張り付く感覚が少なく、シルエットも通気を促すため程よくゆとりがあるなど夏場の登山には最適な一本です。
ヘッドウェア:milestone / MSC-018 オリジナルキャップ
・汗を素早く逃すメッシュ構造
・自在に調整できるブリム
標高が上がるにつれ紫外線や日差しがきつくなってきますので帽子は必須!
みなさん一個は何かしら帽子をお持ちかと思いますが、普段使い用の帽子だと素材によっては速乾性に劣ったり、重たくて長時間の着用に向いてないものもあったりしますのでアウトドア用を1つ持っておくといいかと思います。
マイルストーンのキャップはもともとトレイルラン用に設計されただけあって通気性が抜群!行動中にかいた汗をみるみる処理してくれます。
また、日本のブランドらしく日本人の頭の形に合わせた設計で誰でも似合うというのも嬉しいポイント。
その中でこのモデルは頭頂部分はナイロンで覆われているため日差しをカットしつつ、防風性にも優れるまさに登山にピッタリなアイテムです。
マイルストーンはその他に多数モデル展開がありますので気になる方はこちらも併せてご覧ください。↓
ソックス:STRIDE / ユビソックス フラッフィー
・メリノウールの抗菌防臭能力
・歩き慣れてない人も安心のクッション感
不整地を歩き慣れていない初心者の方にはぴったりな1足といえます!
あると便利なもの
続いて、なくてもまあ何とかなるけどあったら便利なものをご紹介します。
意外とあるなしで山行の快適度がグッと変わってきますので、必携品はもう手に入れたという方や少しでも楽に過ごしたいという方はぜひこのあたりも持っていくのをお勧めします。
ウインドシェル:patagonia / フーディニジャケット
・細身のシルエットかつ動きを妨げない立体的なパターン
・環境負荷の低いPFCフリーの撥水
加えてリサイクル素材の使用や環境負荷の低い撥水加工なども人気の理由の1つです。
アイウェア:SMITH / ローダウン2
・目が疲れにくく自然の色をそのままに再現できるクロマポップレンズ
・デイリーユースもしやすいクラシックなデザイン
標高が上がるにつれて日差しが平地では考えられないくらい強くなりますので、サングラスもあると山行がグッと楽になります。
こちらはレンズにクロマポップ™と呼ばれるスミス独自の技術を施すことで、通常のレンズよりもコントラストを上げた鮮明な色の表現が可能に。サングラスをかけた際のぼやけた感じが少なく自然の色をそのままに再現できるため長時間の使用でも目が疲れにくいです。
それでいてアウトドア然としすぎないクラシックな見た目が非常に使い勝手のいいモデルになっています!
グローブ:SWANY / TR-802 ポリジンマルチライトグローブ
・豊富なサイズ展開
・シンプルで着脱がしやすいストレートカフ
夏場でも早朝は気温が落ち込むのと、岩稜帯が続く今回のようなシチュエーションではグローブがあると安心です。
森林限界を超えるような標高の山域や登攀するシーンが出てくる山行では持っていくのをオススメします。
こちらは甲側はメッシュ素材で通気性に優れ、ポリジン加工も施されているため衛生的で汗ばむ夏の時期にピッタリ。
またグローブ専業ブランドらしく豊富なサイズ展開で自身の手の大きさに合わせたサイズを選択できるためフィット感が抜群。
ベルクロなど余計な装飾のないシンプルなつくりなので着脱も簡単で、しまっておくときに嵩張らないのも魅力的なポイントです!
アンダーウェア:Teton Bros. / アクシオライトトランクス
・拡散性に優れたアクシオウール
・速乾性、軽量性に優れるメッシュ状のウエストバンド
最後に、余裕があればアンダーウェアもそれ用に新調しましょう。
いつもの下着で行ってしまうと、一旦汗をかくとなかなか乾かずいつまでも不快な感覚が残ってしまったり、長時間の行動で縫製部分が擦れて痛かったりと小さなトラブルの原因になることも。
こちらはメリノウールをベースに速乾性に優れたポリエステルを交撚したTeton Bros.ではお馴染みのアクシオという機能糸を使用しているため、肌触りや抗菌防臭性能はもちろん、夏のアクティビティでもへっちゃらな速乾性能も持ち合わせています。
また、汗が溜まりやすいウエストバンド部分をメッシュにすることで速乾性が飛躍的に向上!
縫製部分も肌あたりがいいので、行動時の擦れを極限まで抑えてくれます。
アクシオについて詳しく知りたい方は、こちらの記事も併せてご覧ください↓
まとめ
以上、「【初心者必見】夏の八ヶ岳登山にオススメの服装はコレ!」をお伝えしました。
必要最低限のものだけお伝えしましたが、それでもこんなにたくさん、、
それだけ登山には命を守るために多くの装備が必要ということですね!
初めての登山こそしっかりと装備を整えて、安全で楽しい思い出にしてほしいと思います。
気になるアイテムがあったらぜひ全国のSTRIDE LABにてお試しください!