2024.12.09
STRIDE LABに新たなシューズブランドが仲間入り!② チェコ発のベアフットシューズブランドの<SKINNERS(スキナーズ)>のご紹介
こんにちは。STRIDE LAB OFFICIAL のニシカワです。
本日より、STRIDE LABに新たなシューズブランドが加わりました!しかも2つも!
アメリカから LEMS(レムズ) 、そしてチェコからは SKINNERS(スキナーズ) 。どちらも国を代表するような新進気鋭のベアフットシューズブランド。
とはいえ、日本ではご存知ない方が大半だと思うので、本日のブログではこの2つのブランドを徹底解剖!
ブランドの成り立ちや魅力、代表的なモデルの特徴までまとめてお伝えしていきます。
今回は 遠くチェコからやってきたSKINNERSの魅力 をお伝えしていきます!
前回のLEMSのブログをまだご覧いただいていない方は、こちらも併せてご覧ください!
STRIDE LABに新たなシューズブランドが仲間入り!① アメリカ発のベアフットシューズブランドの<LEMS(レムズ)>のご紹介
・普段履きしやすいベアフットシューズを探している
・SKINNERSのことについて知りたい
Contents
はじめに
SKINNERSのご紹介に入る前に、そもそも ベアフットシューズってなに? という方に向けて、ベアフットシューズがどんなシューズで一般的なシューズとはどう違うのかご説明していきたいと思います。
ベアフットシューズってなに?メリットは?
ベアフットシューズとは、 裸足(ベアフット)で歩くような感覚を提供するシューズ です。
一般的なシューズと異なり、足本来の自然な動きを最大限に引き出すことを目的として作られています。
これにより、自然な歩行やランニングが可能となり、足や体全体の健康をサポートしてくれるシューズです。
特に特徴的なのは、ゼロドロップ(かかとと前足部の高さが同じ)や、ワイドトゥボックス(つま先が広めにデザインされている)といった構造。
これらは足の自然な形を保ち、歩行中の負担を軽減します。
また、厚みのないソールや柔軟な素材で、地面をしっかりと感じながら歩けるため、足裏の感覚を大切にしたい方に最適です。
ベアフットシューズを履くメリット
冒頭でお伝えした通り、ベアフットシューズを履くことで、 人間の足本来の自然な動きを再獲得する ことができます。
自然な動きを再獲得すると、具体的には以下のようなメリットがあるとされています。
- 足裏感覚が活性化し、バランス感覚や安定性が向上
- 足のアーチがしっかり保たれることでランニングパフォーマンスが向上する
- 自然な姿勢を獲得することで体の歪み、膝や腰の負担が減少する
- 足指が広がり、外反母趾などの足のトラブルを軽減する
SKINNERSの歩み
SKINNERSは 2016年にチェコで創業 したベアフットシューズのブランドです。
すでにSKINNERSをご存知の方は、以下のようなユニークなシューズによってその名を聞いたことがあるかもしれません。
ソックスのようなルックスに、足裏を保護できるようにソールがくっついたユニークなデザイン。
通常の靴に引けを取らない機能性と耐久性を備えながら、しっかりと地面を感じ、足の自然な形を尊重する形状は、ベアフットシューズの究極形とも言えるかもしれません。
このユニークなシューズは原型は、創業者であるペトルがまだ学生だったころ、一緒に旅行をしていた友人が道中で靴がキツすぎて歩けなくなった経験から着想を得ました。
ペトルは、裸足で歩いていた友人を見かねて、持っていた総裁道具で靴下にソールをくっつけるという、即席すぎるアイデアでこれを解決しました。笑
このプロトタイプの作成から、靴下の快適さと靴の保護性を兼ね備えた製品が市場にないことに着目。
旅行から戻ったペトルは、このシンプルかつ効果的なアイデアをさらに推し進めることを決めました。
クラウドファンディングでの大成功
SKINNERS最大の成功は、2016年に実施したクラウドファンディングキャンペーンにありました。
ペトルは、開発と製造の資金を調達するために、「Hithit」、「Indiegogo」、「Kickstarter」といったプラットフォームでキャンペーンを立ち上げました。
すると、彼らのユニークなアイデア、テクノロジー、制限のない移動の自由という理念に多くの外部投資家やエンドユーザーが反応。Kickstaterでは 目標の1万ドルに対し、最終的に65万ドル以上を調達 し、同プラットフォームで上位0.1%に入る快挙を成し遂げました。
こうして巨額の資金を得たSKINNERSはさらなる研究開発に着手するとともに、欧米での国際市場での認知度を確かなものへとしたのです!
ネクストステップ:エレガントなベアフットシューズの提案
当時からベアフットシューズは、長年にわたって世界中で注目されてきましたが、当時の市場にあったそれらは「あくまでも健康に良い靴で、日常的に使うには見た目が今ひとつ」とされていました。
そこでSKINNERSは、ソックシューズの成功ののち、自然で健康的な歩き方を可能にするベアフットシューズのカテゴリーをさらに広めようと決意。
見た目・機能・品質に妥協しない、プレミアムなベアフットシューズの生産を本格的に開始しました。
またまたクラウドファンディングでキャンペーンを立ち上げ、チェコのプラットフォーム Hithitでプレミアムなライフスタイルベアフットシューズのアイデアを提示。
結果として 750万チェココルナ(約4,700万円)を調達 するという、チェコ国内で史上2番目に成功したクラウドファンディングプロジェクトとなりました。
特徴と魅力:SKINNERSのここがすごい!
ゼロドロップ
まずひとつ目は、ドロップ(つま先とかかと部分のソールの厚みの差)がないゼロドロップ構造。
アッパーを覆うソールの形からドロップがあるように見えますが、実際は傾斜のないゼロドロップ構造です。
ドロップがないことで 裸足で立っているのと同じような状態を作り出す ことにより、先述したようなメリットを獲得することにつながっています。
ラバーソールの厚みはわずか4.5mmで足裏の感覚を刺激しつつ、全身の健康的な姿勢を促進します。
4mm厚のインソールは取り外し可能。
ソールを外した状態でもラバーの履き心地がいいので、接地感を求める方はインソールなしで歩いてみるのもいいかもしれません。
足先の広いラスト
先の広がった幅の広い前足部によって快適な履き心地を実現。
また、足指をしっかりと使うことができるので、人間の足が本来持っている着地の安定性、衝撃吸収性を活用することができます。
柔軟性
しっかりした作りの見た目とは裏腹に、歩く、走る時の足の自然な動きを妨げないよう、驚くべきソールの柔軟性を持っています。
特に一部のモデルでは、画像のように軽く力を入れるだけで、グニャッと丸くなるほど柔らかいソール構造になっています。
足が屈曲する位置でシューズもそれに追従して曲がることで、自然で自由な歩行を可能にしてくれます。
ヒール部分も指で押せば曲がるほどナチュラルな仕上がり。
これにより着地の際の足首の自然な動きを妨げません。
エレガントかつクラフツマンシップを感じる丁寧な作り
アッパーにはキメが細かい イタリア製の高級スムースレザー を使用。
品のある光沢感が、他のベアフットシューズとは一線を画す雰囲気を感じさせます。
ライニングにも吸湿性に優れたレザーを使用。
見た目の品の良さだけでなく、シューズ内の蒸れを逃がしてくれるので快適性も申し分ありません。
また、上の画像のようにライニングの一部にはオーガニックの テンセル™素材 を使用。
吸湿性と保温性両方に優れるので夏も冬も一年通して快適。手触りが非常にソフトなので足入れした際のフカフカした感じが病みつきになります。
生分解性があるエコフレンドリーな素材というところも加点ポイントですね!
SKINNERSのシューズは、西欧でも屈指のレザーシューズ生産地であるポルトガルにて ハンドメイド で生産されています。
ソールのステッチひとつをとっても、数々のメゾンブランドのOEMで腕を磨いてきた職人たちの丁寧な仕事ぶりが窺えます。
モデル別の特徴をご紹介!あなたはどれを選ぶ?
最後に、SKINNERSの代表的なモデル3つをご紹介していきます。
Moonwalker
SKINNERSを象徴するようなミニマルかつ洗練されたルックスが特徴のMoonwalker。
素材や縫製の良さが際立つシンプルデザインで、カジュアルな着こなしはもちろん、あらゆる装いにスッと馴染む間口の広さを感じさせます。
蝋引きされたシューレースが高級感を感じさせます。
ブラウンカラーは野趣に富んだ風合いのレザーを使用。履き込むほどに味が出そうな雰囲気に仕上がっています。
・シンプルで飽きが来ないデザインが好き
・普段からビジネスカジュアルまでいける汎用性の高い1足が欲しい
・本革ならではの経年変化を楽しみたい
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Easygoer
Moonwalkerとぱっと見は似たようなデザインですが、さらに少ないパーツで構成されたEasygoer。
アッパーには軽くて通気性に優れたスプリットレザーをスエード調に起毛加工を施した1足で、Moonwalkerよりさらに軽い308g(EU41)を実現しています。
ちなみにスプリットレザーとは、皮革製品を製造する過程で出てくる床革(とこがわ)に樹脂コーティングを施して強度を高めたもの。
廃棄されることも一般的だった床革ですが、昨今は地球環境への配慮やSDG’s的な観点からあえて製品として売り出すブランドも増えています。
個人的にはミリタリートレーナーやスケートシューズにあるようなベージュのガムソールっぽい配色がツボです。
・雨の日も気にせず履けるレザーシューズが欲しい
・軽くて通気性に優れたシューズが欲しい
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Oldschooler
名作バスケットシューズを彷彿とさせるクラシカルなカジュアルさが魅力のOldschooler。
白を基調としたアッパーに、ポイントで入るカラーが控えめながら軽快さを加えています。
アッパーはスムースレザーと微起毛加工を施したスプリットグレインのコンビ使い。目の細かい起毛がモダンで上質な雰囲気を醸し出します。
ヒールに持ち手となるループがつきます。
使い勝手というよりは、この辺りのディテールもカジュアルさを生み出す程よいアクセントになっています。
・スポーティだけど大人っぽい雰囲気のシューズが欲しい
・本革ならではの経年変化を楽しみたい
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まとめ
以上、「STRIDE LABに新たなシューズブランドが仲間入り!② チェコ発のベアフットシューズブランドの<SKINNERS(スキナーズ)>のご紹介」でした!
SKINNERSも日常的なシーンでの着用を前提としている点はLEMSと似たような感じでしたが、より素材や縫製へのこだわりが感じられるブランドだったように感じます。
ベアフットシューズって、どうしてもボテっとした靴の形ゆえに良くも悪くもカジュアル感や鈍臭さが拭えない印象が強いですが(そこが魅力的でもありますが)、このSKINNERSに関しては、きちっとした装いの足元にもすんなり馴染む、スマートな品の良さを感じました。
本日ご紹介した代表モデル以外にもお取り扱いはまだまだ盛りだくさん!
気になる方は、ぜひお近くのSTRIDE LAB店舗まで足をお運びください!
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