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冬のラン・登山に最適「Teton Bros. / Teton Warmer」レビュー:ストレッチオクタボンディングを徹底解説

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こんにちは。STRIDE LAB OFFICIAL のニシカワです。

 

先日、STRIDE LAB限定アイテムとして発売された< Teton Warmer / Teton Pant >

Teton Bros.に特別に作ってもらったスペシャルなアイテムですが、実はそれに採用されている生地「ストレッチオクタボンディング」がすごいんです!!

今回のブログではその生地の魅力にフォーカス。特徴や従来生地との違いを解説していきます。

ぜひ最後までご覧ください。

ストレッチオクタボンディングとは?

生地の特徴・構造

「ストレッチオクタボンディング」は、表地のPrimeflex™(プライムフレックス)と裏地のOcta® Thermo Fly®(オクタ サーモフライ)をボンディング(接着)して一枚の生地に加工したものです。

ボンディングってなに?

ボンディング(加工)とは、複数の生地を接着剤や特殊な接着技術を用いて一体化する加工方法のことです。

表地と裏地で構成される衣服の場合、一般的にそれらをつなぎ合わせるには縫製処理を行います。

しかし縫製には課題もあって、例えばシーム部分の防水性・防風性に限界があったり、縫い目の厚みによっては擦れや肌への不快感を引き起こすことがあります。

また、アウトドアブランドで採用されるような高機能素材や薄い素材では縫製が難しい場合もあったりします。

 

一方でボンディング加工であれば縫製する必要がないため上記のような懸念が出ないということやデザイン面でもメリットがあるということで、広く使われる加工方法です。

 

👍ボンディングのメリット

・シームレスで滑らか、ハリのあるデザインが実現できる

・縫製が難しい素材も使用できる、設計の自由度が向上する

・防水性、防風性の向上

・製品の機能性を高める

…etc.

東レ×帝人 ライバル企業の夢のタッグ!

繰り返しとなりますが、ストレッチオクタボンディングは表地が東レの「Primeflex™」、裏地には帝人の「Octa® Thermo Fly®」をボンディングして一枚の生地にしたものです。

Primeflex™

東レが開発した、しなやかなストレッチ性が特徴の機能素材。

異なる性質の原糸を組み合わせたバイメタル構造の繊維によって捲縮が生じ、優れた伸縮性とキックバック性(伸びた後の回復力)を実現。
また、軽量で速乾性や耐久性も兼ね備えているため、アクティブなシーンで多く活用される素材。

 

Octa® Thermo Fly®
帝人が開発した、8本の放射状に広がる突起を持つポリエステル中空繊維オクタを使用した生地。
中空のため軽量で、複雑な繊維構造によって優れた保温性と吸水速乾性を有している。
また、起毛加工を施さない立毛構造のため毛抜けが少なく環境配慮にも優れている。

 

実はこれってホントにすごい話で、だって東レも帝人も日本を代表する繊維・化学メーカー。

いわばしのぎを削るライバルであって、そんな2社が手を組んだ奇跡のような素材がストレッチオクタボンディングなのです!!

Primeflex™は驚くほどの伸縮性と滑らかな肌触りを持つ生地。一方、Octa®は軽くて暖かい中空繊維。まるで空気を纏っているかのような軽さと断熱性が魅力です。

ニシカワ
この日本を代表する両雄が誇る2つの生地を文字通り1枚に”くっつけた”なんて、想像以上のチャレンジだと思いませんか?

そして、この奇跡のコラボは、長年両社と素材の開発を共にしてきたTeton Bros.の存在があってこそ。

素材への飽くなき情熱を持つティートンだからこそ実現できた、夢のような生地。それが「ストレッチオクタボンディング」です。

Primflex™の詳しい解説はこちら

【Teton Bros. 】山でも街でも大活躍 Vapor Pocket Tee レビュー

 

Octa® Thermo Fly®についての詳しい解説はこちら

徹底解剖!! ~Octa®(オクタ)編 ~

ストレッチオクタボンディングのメリット・従来生地との違い

続いて、ストレッチオクタボンディングとなったことで具体的にどんなメリットが生まれたのか、従来の生地と比較しながら見ていきましょう。

透湿性が向上

生地が一枚になったことで透湿性が大きく向上しました。

 

今までは表地と裏地を縫製で繋いでいたため、その間には空気の層が存在していました。

そのため、裏地のオクタが吸い上げた汗を表地のプライムフレックスに移すには、若干ですがタイムラグがありました。

ニシカワ
折角オクタの吸水性が高くても汗を移す「逃げ場」がなければ性能を発揮しきれませんね

これがボンディングによって一枚の生地になったことで吸い上げた汗をダイレクトに表に拡散させることが可能に。

今まで以上に汗処理能力が向上し、衣服内をドライに保ちながら行動することが可能になりました。

動きやすさがさらに向上

加えて、ボンディングで一枚の生地になったことで裏地がズレることがなくなったので動きやすさがさらに向上。

これまでだと、下のレイヤーの素材によっては裏地が引っかかって動きにくいなんてことが稀にありましたが、そのような懸念もなくなりました。

ちなみに、このボンディング加工はプライムフレックスとオクタを伸ばして貼り合わせてるのですが、異なるメーカーの生地なので当然伸び率や縮率も違うわけで、それをビタッと綺麗に貼り合わせるのって並大抵の苦労ではなかったそう。

それぞれの生地の特性を計算しながら貼り合わせる、工場の職人さんの技術が詰まった生地でもあるんです!

Teton Warmer / Teton Pant レビュー

Teton Warmer

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春夏のアクティブインサレーションとして大人気の「Run With Octa」をベースに、STRIDE LAB別注として提案しているのが「Teton Warmer」。

人気シリーズ故、毎年定番として出しているこちらですが、今回はディテールはそのままに、生地をストレッチオクタボンディングにアップデートすることで、さらなる透湿性、動きやすさを獲得しました。

 

Teton Warmerの詳しい解説やRun With Octaとの違いについては東京本店のこちらのブログをぜひ参照ください。

【STRIDE LAB別注モデルのアクティブインサレーションが新登場】オクタの新素材で通気・伸縮性がさらに向上したTeton Warmer:ティートンウォーマー

Teton Pant

 

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インラインで展開しているSub Pantをベースに、より使い勝手がよくなるよう細部のディテールを見直した別注がこちらのTeton Pantです。

風をダイレクトに受ける大腿部の部分にはオクタをぐるりとマッピング。

大事な部分はしっかりと温めながら膝下部分は表地のみのため軽快な動きを制限することなく行動が可能です。

冬のトレッキングからランニングでのパンツとして、またはスキーなどスノーアクティビティでのシェルの下のインナーパンツとしてマルチに活躍するアイテムです。

 

同じような位置付けであるSub Pantとの違いは主に腰回りの仕様。

 

ウエストはドローコード付き。前立てをベルクロからジップに変更。
背面サイドにもポケットを追加。深めの作りでフラスクボトルが綺麗に収まる。
背面ヒップ部分にはジップ付きポケット。スマホや補給食を入れるのにちょうどいいサイズ感。
 
ポケット位置を背面に集中させることで、ランニングや足上げの動作の際にポケットの中のものが干渉しないような作りになっています。
そのほかでは大腿部に設けられているベンチレーションや、裾口のジップは潔く取り払うことでより軽量なパンツに仕上げています。

まとめ:どんなシーンに最適?

Teton WarmerとTeton Pantは軽量で動きやすく、保温性と通気性のバランスに優れた様々なシーンで使えるアイテム。

それがストレッチオクタボンディングを採用したことで、性格はそのままに透湿性や動きやすさが向上し、より扱いやすくなった印象です。

 

最後に、その特性を活かせるシーンの例をいくつかご紹介します。

 

こんなシーンでの着用がオススメ

・家を出るのが億劫な冬の早朝のランニング

・ガシガシ進んで行きたい時の秋冬の登山でのアクティブインサレーションとして

・夏山での休憩時の保温着として

 

向上した透湿性や動きやすさを考えると、気温差や風、運動量の変化が大きいシチュエーションでは真価を発揮してくれます。

また素材だけでなくディテールに関しても換気や体温調整に重きを置いた作りとなっているので、適度に保温してくれつつ余計な熱を溜め込むということがありません。

アクティブインサレーションというワードもかなり定着してきた昨今ですが、その中でもしっかり動けるものが欲しい、とにかく脱ぎ着の回数を減らしたいというか方にとってはこの上なくオススメです。

 

気になる方はぜひ近くのSTRIDE LAB各店まで!!

 

Teton Warmer の商品ページはこちら

 

Teton Pantの商品ページはこちら

 

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