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春の登山 季節の変わり目の天候リスクと安全対策

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春の登山 季節の変わり目は天候に注意

いよいよ春本番。
山も冬から春への衣替えシーズンです。
ポカポカ陽気に誘われて登山に行きたくなるこの季節、「注意ポイント」もがたくさんあります。

今回は、春の登山を安全に楽しむためのポイントと、おすすめアイテムをご紹介します!

春の山の楽しみ

雪解けが進み、ふかふかの土の香り
低山では桜や梅、などの花々が咲きはじめ
可愛い新芽や芽吹く緑を見つけながら歩くのも◎
日が長くなって、下山時間にも余裕ができる

春ならではの魅力がたっぷり!

季節の変わり目は天候が不安定

「晴れてぽかぽかだと思って登ったら、午後から大荒れに…」
「下界は20℃近くあったのに、山頂は冷たい風…極寒」

こんな経験、実は珍しいことではありません。

関東近郊の低山(高尾山、奥多摩、大月エリアなど)でも、春は突然天気が急変することがよくあります。
4月から5月にかけては本来なら桜や新緑を楽しめる時期ですが、過去にはこの季節に雪が降った例も。
例えば、2019年4月10日には東京都心でも遅い雪が観測され、高尾山周辺でも積雪が確認されました。

気軽にのぼれてしまう高尾山でも、こうした天候の急変や体調不良が原因となって年間100件以上の救助要請が発生しているといわれています。

東京都での山岳遭難件数214件
遭難者233 死者16 負傷者107 無事救助110
令和5年における山岳遭難の概況等(警視庁)

私(ホシ)も5月中旬の奥多摩で吹雪にあった経験があります。GW明け、半袖で歩ける陽気からの雪だったので記憶にもよく残っています。

気温の極端な変化

朝は霜が降りるほど冷え込んでいたのに、昼間は半袖で汗だく…。
しかし午後になるとまた急激に気温が下がり、みぞれや雪になることも。
「汗冷え」を軽視すると低体温症につながることもあります。

雪解けとぬかるみ、スリップ

暖かくなって雪が解けた登山道は、ぬかるみや小さな沢状態になり、スリップや転倒の危険が高まります。
標高が低くても、日陰や北向きの斜面では春でも雪が残っていることもあり、凍結して滑りやすいい場合や登山道が隠れてしまいルートロストにつながることもあります。

突然の雷雨&強風

「さっきまで晴れていたのに急に暗雲が立ち込めて、土砂降りに…!」
春は気温差や気圧の変化で突発的な雷雨が発生しやすい時期です。
標高が低くても油断は禁物。低山といえど防寒対策やレインウェアは必須です。

春山登山におすすめアイテム

汗冷えを防ぐ「メリノウールインナー」

気温差が激しい春こそ、汗冷えは大敵。
メリノウールは調湿機能に優れており、暑くなりすぎず、汗をかいてしまっても冷えにくく寒暖差に対応できる素材です。

TETON BROS. AXIO LITE ティートンブロス アクシオライト

メリノウールとポリエステルのハイブリッド素材。汗をたくさんかくこれからの季節でも、ウールの良さに速乾性が加わり使いやすいアイテム

チェーンスパイク

低山でも残雪や凍結路がまだ残っています。軽量、コンパクトなチェーンスパイクがあると安心。

Nortec Trail2.4

ワイヤーを用いることで超軽量に、重量=約180g。もしもに備えて携帯しやすいチェーンスパイク。

FAVSOL 日焼け止め 花粉症対策にも

紫外線は春から本格化!紫外線防止効果国内最強クラスSPF50+/PA++++
塗りやすいスティックタイプで汗、水、摩擦に強いウォータープルーフ。
バリア機能で肌を守る花粉プロテクト効果もあり、花粉症対策としてもおすすめです。

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