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テント泊は『泊まる』より『歩く』装備が大事?快適に歩くためのバックパック選び

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快適なバックパックとは、「長時間背負っても疲れにくく、身体への負担が少ない構造と機能を備えたバッグ」です。
軽量化に目が行きがちですが、山行や荷物に合わせたバックパックを選ぶことが重要です。

バックパック選びの落とし穴とは

テント泊登山といえば、「テント」「シュラフ」「マット」など、泊まるための装備に目が行きがちです。
しかし、実はもっと大切なのが、“泊まる”よりも“歩く”ための準備。
テントで寝ている時間よりバックパックを背負って歩いている時間の方が長いのですから。

疲れずに、そして快適に歩けるかどうかが、山行の満足度を大きく左右します。

■「何リットル?」の罠にハマらない

まず最初に迷うのが、バックパックの容量。
初心者の方は、次の容量を目安にするとよいでしょう。

  • 日帰り登山:20〜30L
  • 山小屋泊:30〜40L
  • テント泊:50L前後

テント泊となると、テント、寝袋、マット、調理器具、食料など持ち物が多くなるため、50〜70Lのバックパックが一般的です。
特に、防寒着や食料、クッカーなどは嵩張りやすいので、容量に余裕を持たせて選ぶことが重要です。

ただし、本当に必要なのは「泊数」ではなく、「自分の装備スタイルに合った容量」。
軽量なギアを揃えられれば、50L以下でも十分にテント泊は可能です。

■快適に歩くことが最優先

テント泊登山で一番避けたいのが、「荷物が重すぎて歩くのがしんどい」という状態。
せっかくの山行が、ただの苦行になってしまった…そんな経験、ありませんか?

快適に歩き続けるための2つのポイントを意識しましょう

  • 背負いやすいバックパックを選ぶ
    → バックパックは多少重くてもしっかりとフィットするものを選びましょう。
    ショルダーハーネス 幅が広くクッション性があり、肩のカーブに沿うような立体構造、通気性のいいメッシュのものがベターです。
    ヒップベルト 荷重を肩から分散し腰で支えることで疲労を軽減。パッド入りで厚みがあれば骨への圧迫を減らし、安定感もアップ。
  • 荷物のバランスを考えてパッキング
    → 重い物は背中側・中心に、軽い物は外側に配置しましょう。
    パッキングの仕方によって背負い心地、重さの感じ方が大きく変わります。

■泊まりはシンプルでOK

テントや寝袋などの宿泊装備は、「安心して休める最低限の快適さ」があれば十分。
「歩きに集中できる」よう、必要最小限にとどめましょう。

歩ける装備こそ、最高のテント泊の鍵

テント泊登山の目的は、自然の中での滞在を楽しむこと
そのためには、まず「快適に歩ける装備」を整えることが大切です。

自分のスタイル、装備に見合ったバックパックをぜひ一度見直してみてください。

登山バックパックの選び方 容量・スタイル・サイズ別に解説

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