2025.03.29
初めてのテント泊 寝心地はマット次第!軽量 vs. 快適 最適解を探る
Contents
初めてのテント泊|軽さ vs. 快適さ?登山用マットの選び方と最適解
テント泊を快適にするために、マット選びは超重要。 「とりあえず適当なマットでいいや…」と思っていると、
夜に冷えて眠れない
地面が硬くて体が痛い
かさばって邪魔
と、後悔することに。今回は、登山用マットの選び方をシンプルに解説します。

快適なマットとは?睡眠の質を決めるポイント
スリーピングマット「快適さ」3つのポイント
1. 寝心地の良さ
厚さ:厚いほど快適だが、重くなりがち。
クッション感:エアマットは柔らかめ、クローズドセルは硬め。
サイズ:寝返りを打てる幅があるか?背丈に合っているか?
2. 大きさと耐久性
収納サイズ:バックパックに収まるか?
重さ:長時間の登山なら軽量なものがベター。
耐久性:エアマットはパンクリスクあり、クローズドセルは頑丈。
3. 設営のしやすさ
エアマット:膨らませる手間はあるが、コンパクトで寝心地◎。
クローズドセル:広げるだけでOK、ただしかさばる。
セルフインフレータブル:自動膨張+微調整可能、手間と快適性のバランス◎。
テント泊ではサイズや重量も重要
マットは基本的にザックに入れて持ち運ぶもの。 「快適さ」だけで選ぶと、重すぎたりかさばりすぎたりして登山中にストレスになることも。 逆に軽さだけを優先すると、寝心地や耐久性に難が出ることも。
マットのサイズとパッキングサイズの考え方
展開時のサイズ
一般的な長さは 183cm前後 だが、小柄な人ならショートサイズを選ぶと軽量化できる。
幅は 50cm程度 が標準。寝返りを打つなら広めのものを選ぶのもアリ。
足元のシェイプされてないモデル
登山用マットとして多いマミー型。足元がシェイプされており、軽量コンパクトに。テント内も狭くならない。
収納サイズ(パッキングサイズ)
エアマット:非常にコンパクトで、収納サイズは 350ml缶〜1Lナルゲン ほど。
クローズドセルマット:折りたたみ or ロール状。収納時もかさばる。
セルフインフレータブルマット:やや圧縮できるが、エアマットよりは大きめ。
マットの種類|特徴と選び方
種類 | エアマット | クローズドセルマット | セルフインフレータブルマット |
---|---|---|---|
寝心地 | ◎ フカフカ | △ 硬め | 〇 そこそこ快適 |
収納サイズ | ◎ コンパクト | × かさばる | △ やや大きめ |
重さ | ◎ 軽量 | 〇 やや軽め | △ やや重い |
耐久性 | △ パンクリスク | ◎ 頑丈 | 〇 ある程度丈夫 |
設営のしやすさ | △ 空気入れが必要 | ◎ 広げるだけ | 〇 自動膨張+微調整 |
R値の選び方
R値(R-Value) は、マットの断熱性能を示す指標。数値が高いほど地面からの冷気を遮断しやすくなります。
R値 | 使用環境 |
1.0~2.5 | 夏の低山や温暖な気候でのキャンプ向け |
3.0~4.0 | 春~秋の3シーズン向け。標高の高い山でも夏場なら問題なし |
5.0以上 | 冬山や標高の高い場所での厳寒期向け |
また、R値は 足し算が可能。 寒冷地での使用時には、エアマット単体ではなく クローズドセルマットと併用 すると、より保温性を確保できます。
例: R値2.0のエアマット + R値2.0のクローズドセルマット = 合計R値4.0
「エアマット+クローズドセル」の組み合わせは、パンク時の保険にもなるので、寒冷地や長期の山行では特におすすめです。
おすすめのマット 3選
「初めてのテント泊で、何を選べばいいかわからない!」という人向けに、間違いないモデルをご紹介します。
NEMO Tensor Trail テンサートレイル
R値:2.8(3シーズン向け)
厚さ9cm、レギュラーマミーサイズで約370gと軽量、コンパクト。1Lナルゲンボトルほどのサイズ感。
ニーモ独自の構造で静音性が高く、寝返り、横向きでも寝やすくて、エアマット特有のふわふわ感がない寝心地です
付属のポンプサックの使いやすさや、耐久性など寝心地、使い勝手のバランスの高いマットです。
R値:4.3(4シーズン対応)
厚さ8cm、レギュラーマミーサイズで約370g。パッキングサイズが小さく、軽量。カップルードルビッグくらいのサイズ感。
R値や寝心地、コスパを考えるとビギナーが手を取りやすいエアマット。
魅力的なR値、サイズ、軽さ。荷物のコンパクト化も気にする方におすすめ。
R値:2.0(3シーズン向け)
クローズドセルマットの新定番。独自の六角形フォームでクッション性と断熱性UP。軽量&頑丈で単体使用はもちろん、エアマットとの併用にも最適。
ややかさばりはしますが、広げてすぐ使える手軽さと、パンクなどのトラブルのなさ、耐久性を考えると持っていて損はありません。
休憩時にさっと広げて寝れるのは最高です!