2025.03.26
初めてのテント泊 初心者が知っておくべきテント選びのポイントとおすすめモデル
Contents
初めてのテント泊、失敗しないために知っておくべきこと
テント選びが快適な山旅を左右する理由
テント泊をもっと楽しむために大切なのは、「快適なテント選び」です。
山の中で一日の疲れを癒やし、雨風を凌ぎ、安心して過ごせる場所が自分のテント。今回は、そんな快適なテントについてポイントをまとめてみました。
登山用テントとは?キャンプ用テントとの違いと特徴
登山用テントは軽量・コンパクトで、持ち運びやすさと強度を兼ね備えています。山岳環境では、安定感と強風や雨に耐える力が求められます。キャンプ用テントが快適性を重視するのに対し、登山用テントは機能性が最優先。
軽さと耐久性、簡単な設営が必要不可欠です。
登山用テントの選び方|失敗しない5つのポイント
軽量性:1人用は1〜1.5kg、2人用は1.5〜2.0kg前後
登山の荷物は軽ければ軽いほど負担が減ります。軽量なテントは、長時間歩く中での快適さを保ちます。
シンプルで軽いテントは、登山の基本であり、最初の選択がその後の体験に大きな影響を与えます。
最近では1人用で1kg以下の軽量なモデルも多くあります。
耐風性:強い風に耐えるポールとフレームの剛性
山では風の強さが予測できません。丈夫なポールやフレームがあるテントは、どんな風にも耐えられ、安心して過ごせます。
特に高山や開けた場所では、耐風性が重要なポイントです。
耐水圧:フライシート2000mm以上、フロア3000mm以上
耐水圧1000mm:小雨程度なら問題なし。長時間の雨では浸水リスクあり。
耐水圧2000mm:中程度の雨に対応。一般的な登山用テントのフライシートはこのレベル。
耐水圧3000mm以上:強めの雨でも安心。テントのフロアはこのくらいが理想。
山の天気は変わりやすく、突然の雨に見舞われることも多いため、 フライシート2000mm以上、フロア3000mm以上 を目安に選ぶと安心です。
設営のしやすさ:吊り下げ式やシンプルなポール構造
登山後の疲れた体で設営に苦労するのは避けたいもの。シンプルで分かりやすい構造を持つテントなら、ストレスなく設営が完了。
吊り下げ式や簡単なポール構造のテントは、初心者でも簡単に設営できます。
収納性:無理なくパッキングできるコンパクトなサイズ
テントの撤収後、スムーズにパッキングできることは登山を快適にします。コンパクトに収納できるテントは、次の目的地への移動をスムーズにし、体への負担を減らします。
テントの種類|自立式 or 非自立式?どっちを選ぶ?
自立式
自立式テントは、ポールを立てることでテント本体が自分で立つタイプのテントです。このタイプは、ポールがしっかりと固定されていて、設営後にテント自体が安定するため、特に風が強い場所や不安定な地面でも設営がしやすいという利点があります。設営が簡単で、初心者にもおすすめです。

自立式テント、狭い場所やペグが刺さらない場所でも張りやすい
非自立式
非自立式テントは、トレッキングポールなどを使用しフレームを作り、テント本体を地面にペグダウンして固定するタイプです。設営には地面にペグを打ち込む作業が必要で、そのため技術や経験が求められます。軽量化を重視した設計で、軽い荷物を持って歩くことができるため、特に長期間の縦走や軽量登山に適しています。
初心者には、安定性と設営のしやすさが大きなメリットとなる自立式テントがおすすめです。
設営時に特別な技術が不要で、比較的どんな地面でも設営可能です。

非自立式テントは、ピラミッド構造が特徴的なものが多い
初心者には「自立式」がおすすめです!
山での設営のしやすさを考えると 「自立式」 が安心です。雨風に対しても安心感が高く、ペグが効きにくい場所や疲れていても張りやすく、初めてのテントとして失敗はないと思います。
サイズ選びのポイント|1人用 or 2人用どちらが快適?
テントのサイズ選びは、登山のスタイルや荷物量、シーズンに合わせて最適な選択をすることが重要です。
1人用テント
軽量でコンパクトなので、荷物が少ないソロ登山に最適です。設営も簡単で、軽量化を重視する登山者にぴったりですが、広くはないため荷物が多いと窮屈に感じることがあります。特にシンプルな登山や軽快な動きが求められる場面におすすめです。
2人用テントを1人で使用
広さと快適さが確保でき、荷物も十分に収納できます。広い空間でリラックスでき、長時間テント内にいる場合や悪天候に備える際に便利です。
重量はもちろん増えますが、実は1人用と比べ+100~200g前後しか変わらなかったりする為、広く使いたい、たまに2人で使う時もあるとう方は2人用を選んでおくのも手です。

Terra Nova Laser Plue1 超軽量1人用テント
店頭で試してみよう!実物を確認するときのチェックポイント
室内の広さ:動きやすさと使い勝手を確認。
ポールや生地の質感:強度と快適性をチェック。
実際に設営してみること:自分の手で確かめる重要なポイント。
STRIDE LAB(高尾店、妙高店)では気になるテントを実際にチェックいただけます。
快適なテント泊を楽しむために
テント選びは 「軽さ・耐久性・快適性」 のバランスが全て。信頼できるブランドから選ぶのがベストです。
▼選ぶ際のチェックポイント
設営のしやすさ → 初めてでも迷わず張れるか?
サイズ感 → 身長・寝袋・荷物を考慮して余裕があるか?
耐久性・耐水性 → 山の環境に合ったスペックか?
重さの許容範囲 → 長時間背負っても問題ないか?
また、テント泊をより快適にするためには、マットや寝袋の選び方も重要です。
特に R値の高いマットを使うと地面の冷気を遮断し、睡眠の質が向上します。
テント+マット+寝袋のトータルバランスを考えて選ぶことで、より快適な山の夜を過ごせるでしょう。
ぜひ店頭で実際に確かめ、自分の登山スタイルにぴったりなテントを見つけてください!
おすすめの1張|NEMO Hornet Osmo(ホーネット オズモ)
NEMOのホーネットは、軽さ・設営のしやすさ・快適性のバランスが取れた1張。
1人用でわずか822g! 1kg以下の軽量テントでありながら、居住性も妥協なし。
設営のしやすさ → Y字型ポール+吊り下げ式で初心者でも素早く設営可能。
広い居住空間 → 頭頂部のリッジポール(バー)がテント内の空間を広げ、着替えやパッキングが快適。
耐候性も◎ → フライシートはNEMO独自のOsmo™素材を採用し、耐水性・通気性・耐久性をアップ。
軽量性 → 実は2人用でも950gと1kg切りしている、結構侮れない奴なのです!
「軽さを重視しつつ、快適なテント泊も諦めたくない人」にピッタリ!
テント泊デビューの人から、軽量装備でサクッと動きたい経験者まで幅広くおすすめできるモデルです。