2025.04.11
実は簡単「登山届」の出し方 アプリで出せる登山届
Contents
登山届の書き方|登山をもっと安全に楽しむために
登山をするとき、「登山届は出しましたか?」と聞かれたことはありませんか?
特に初心者の方だと、「そもそもなんで必要なの?」「どこに出すの?」「どう書けばいいの?」と疑問に感じることも多いと思います。
この記事では、登山届の基本から書き方まで、わかりやすくご紹介します。
なぜ登山届を書くの?
登山届は「もしもの時の命綱」です。
登山計画や同行者、装備、下山予定日などを記録することで、万が一遭難や事故にあった場合、迅速な捜索・救助につながります。
書かないと、居場所の手がかりがなく、救助が遅れてしまう可能性も…。
登山届を書くメリット
1. 万が一のとき、迅速な捜索につながる
登山届には登山ルートや予定時間が記載されており、万が一遭難した場合、迅速に捜索が開始されます。正確な位置や計画がわかれば、救助の時間が大幅に短縮されます。
2. 登山計画を客観的に見直すきっかけになる
登山届を書くことで、登山計画を改めて見直し、危険要素や装備不足に気付くことができます。安全な登山に必要な準備を再確認する良い機会になります。
3. 家族や知人にも安心を与えられる
登山届を提出することで、家族や知人が万が一の際に迅速な捜索が行われることを知り、安心できます。また、無事に下山した際にも確認ができ、余計な心配をかけません。
4. 地域によっては提出が義務化されている場合も
特定の地域では、登山届の提出が義務付けられていることがあります。義務化されていなくても、安全登山のために提出が推奨される場合もあります。
書かないとどうなるの?
登山届を出さずに事故に遭った場合、以下のようなリスクがあります。
救助の開始が遅れる(場所・日程が不明なため)
発見までに時間がかかる
無事に下山していても、家族や警察に心配をかける
地域によっては捜索費用の請求対象になることも…
また、山域によっては登山届を義務化しており罰則ある場合も。(岐阜、長野、新潟、群馬など一部山域)
登山届の出し方
1. 登山届の書き方
登山届には、登山計画(出発日、ルート、予定下山日)、同行者、緊急連絡先、装備内容などを記入します。特に、予想される帰宅時間や登山の難易度、天候のリスクを記載することで、遭難時の捜索がスムーズに行えます。
2. 登山届を出す場所
登山口のポスト
多くの主要登山口には登山届ポスト(登山カード投函箱)が設置されており、用紙やペンも備え付けてあることが多いです。念のため、事前に登山届を用意して持参すると安心です。
警察署・登山相談所
一部のルートでは、地元の警察署や登山相談所で登山届を提出することもできます。特に、山岳遭難の多い地域や、登山計画書が義務化されているエリアでは、事前に提出する必要があります。
アプリでの提出
現在は、登山届をアプリで提出できるサービスもあります。スマホで簡単に登山計画を入力し、提出先に送信することができ、便利です。
登山届が出せるアプリ、web
代表的なアプリはこちら:
-
コンパス
登山計画の作成〜提出まで一括管理。警察にも連携可能。
→ https://www.mt-compass.com/ -
YAMAP(ヤマップ)
登山記録・地図アプリとして有名。登山届の提出も可能。
→ https://yamap.com/
いずれも無料で使えるものがほとんど。スマホ1台で完結できるので、ぜひ活用しましょう。
一番簡単な登山届の書き方(スマホでOK)
「コンパス」を使った場合の例です:
-
無料アカウントを作成
-
登山予定日・ルート・同行者・装備などを入力
-
提出先を選ぶ(山域に対応した警察署など)
-
ワンクリックで提出完了!
以上です!実はとても簡単に登山届の提出ができます。

コンパスのTOPページ

登山届から登山計画を作成

地図から作成ではルートを選択していくだけで自動作成されます

装備やエスケープルートの設定も可能
緊急連絡先の

緊急連絡先には登山計画の共有、また下山予定時刻を過ぎても下山通知がない場合にメールが送信されます。
まとめ
登山届は、自分の身を守るため、家族を安心させるための大切な手段です。
最初はちょっと面倒に感じるかもしれませんが、一度やってみれば意外と簡単。
登山前のルーティンとして、ぜひ「登山届の提出」を習慣にしていきましょう!