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登山のレイヤリングの基本

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登山のレイヤリングの基本

登山を快適に楽しむために欠かせないのが「レイヤリング(重ね着)」の考え方です。気温の変化が激しく、発汗や風雨の影響を受けやすい登山では、適切な服装を選ぶことが安全性や快適さに直結します。本記事では、登山におけるレイヤリングの基本を解説します。

登山でなぜレイヤリングが必要か?

標高で気温が変わる

登山では標高が100m上がるごとに気温が約0.6℃下がると言われています。山麓では暖かくても、山頂では冬のように寒くなることもあります。そのため、気温の変化に対応できる服装が重要です。

標高500mで20℃の場合、1500mでは約14℃、2000mでは約11℃ と気温差が大きくなります。

熱伝導率と発汗の影響

体は運動によって熱を発しますが、汗をかくことで冷えやすくなります。特に綿素材は水分を吸収すると乾きにくく、体温を奪いやすいため、登山には適しません。

水の熱伝導率:空気の25倍

水は空気よりも熱伝導率が高く、濡れた服を着ていることで体温を急速に奪い、体力の消耗に繋がります。

風による体感温度:風速1mで1℃低下

風が強いと体感温度はさらに低下し、防風対策が重要になる。
例えば、気温15℃の環境で風速5mの場合、体感温度は約10℃になる。

低体温症のリスク

上記のように自然環境の変化で気温や体感温度は大きく変わります。適切なレイヤリングを行わないと、雨、風、汗などによる低体温症の危険があります。汗冷えを防ぎ、風や雨から身を守るためにも、レイヤリングの考え方を身につけることが重要です。

レイヤリングの基本構成

登山のレイヤリングは主に以下の3つの層で構成されます。

1. ベースレイヤー(1番肌に近い)

役割:汗を素早く吸収・拡散し、肌をドライに保つ。

おすすめ素材
化繊(ポリエステルなど):速乾性が高く、汗を素早く発散。
ウール(メリノウールなど):保温性が高く、防臭効果もある。

避けるべき素材:綿(コットン):乾きにくく、汗冷えの原因になる。

2. ミッドレイヤー(中間着)

役割:保温性を確保し、寒さから体を守る。

おすすめ素材
フリース:軽量で保温性が高く、通気性も良い。
ダウン:軽く暖かいが、濡れると保温性が低下する。
化繊インサレーション(中綿):ダウンに比べて濡れに強い。

3. アウターレイヤー

役割:風や雨を防ぎ、自然環境から体を守る。

おすすめ素材
ハードシェル(防水透湿ジャケット):雨風を防ぎながら、内部の蒸れを逃がす。
ソフトシェル:防風性と適度な透湿性があり、行動中に適している。

ベースレイヤー 化繊?ウール?どちらを選ぶべきか?

化繊の特徴
速乾性が高く、運動量の多い登山に向いている。
濡れても乾きやすく、軽量。

ウールの特徴
保温性が高く、汗をかいても冷えにくい。
防臭効果があり、長期間の登山に適している。

登山のスタイルや気温に応じて、適切な素材を選ぶことが重要です。
最近ではウールと化繊のいいとこ取りをした高機能なハイブリッド素材も多く出てきています。

まとめ

登山におけるレイヤリングは、気温変化や体温調節に対応するために欠かせない要素です。ベースレイヤーで汗冷えを防ぎ、ミッドレイヤーで保温し、アウターレイヤーで風雨から身を守ることで、快適で安全な登山を楽しむことができます。自分の登山スタイルに合わせたレイヤリングを工夫し、快適な山行を目指しましょう。

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防臭効果の持続:化繊のベースレイヤーに比べ、何日着ても臭わないから、長期縦走やテント泊にも最適。沢山汗をかいた後でも平気です。
耐久性の高さ:Ibexのウールは耐久性もあり、長く愛用できる。適切に手入れすれば何シーズンも活躍。
環境に優しい:天然素材で生分解性があり、環境負荷が少ない。

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