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【サングラス】登山用サングラスの選び方 偏光と調光の違い&おすすめレンズ

高尾店

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【サングラス】登山用サングラスの選び方 偏光と調光の違い&おすすめレンズ

こんにちは、ホシです。

夏山シーズンになると、多い質問の一つがあります。

「登山用のサングラスって必要ですか?」
「偏光と調光って何が違うんですか?」
「一番おすすめはどれですか?」

登山靴やザックは慎重に選ぶ方が多い一方で、サングラスは後回しになりがちなアイテムです。
ですが実際は、目の疲れは体の疲れにも直結します。サングラスひとつで、登山後の疲労感が大きく変わるのです。

今回は、登山用サングラスの選び方と、「偏光レンズ」「調光レンズ」の違いについて解説します。

登山でサングラスが必要な理由

① 紫外線から目を守る

標高が1,000m上がるごとに紫外線量は約10%増えると言われています。例えば標高3,000mの山では、平地より約30%も紫外線が強くなります。
目から紫外線を多く浴びると、脳は「日焼けした」と認識し、疲労感を感じやすくなるとも言われています。「夏山で思った以上に疲れた」という経験がある方は、目からの紫外線も原因の一つかもしれません。

② 景色が見えやすくなる

サングラスは「眩しさを抑えるだけの道具」ではありません。適切なレンズを選ぶことで、岩の凹凸、木の根、濡れた岩、ガレ場など路面の状況や景色が格段に見やすくなります。

③ 風・虫・枝から目を守る

樹林帯では前を歩く人の枝が顔に当たる危険があります。また、稜線に出た際の強風による目の乾燥や、飛び交う虫などから目を物理的に守るプロテクターの役割も果たします。

偏光レンズと調光レンズの違い

偏光と調光どちらがいいのか?

どちらが優れているというより「用途が違います」

偏光レンズの特徴

水面や岩、雪などの乱反射を抑えるレンズです。ギラギラした照り返しがなくなり、視界がとてもクリアになります。

メリット: 乱反射がなくなるので、水面や、雪面など反射が強い場所でもクリアな視界が保てる

デメリット: 樹林帯では少し暗く感じることがある。スマホなどの液晶画面が見えにくくなる場合がある

調光レンズの特徴

紫外線量に応じてレンズカラー(濃さ)が変化するレンズです。晴天の稜線では色が濃くなり、暗い樹林帯では薄くなります。一本で幅広いシーンに対応できます。

メリット: 樹林帯(暗い場所)と稜線(日差しが強い場所)を行き交うようなシーンで非常に使いやすい

デメリット: 調光の寿命がある。色の切り替わりに時間がかかる。曇りでも紫外線が多ければ暗くなってしまう

サングラスを選ぶポイント

1. 紫外線カット率(UVカット)

その名の通り「どれだけ紫外線を防げるか」を表す数値です。

色が濃い=紫外線を防ぐ、は間違い。レンズの色が真っ黒でも、UVカット機能がなければ紫外線は防げません。
むしろ瞳孔が開いてしまい、より多くの紫外線を目の奥に取り込んでしまい非常に危険です。

2. 可視光線透過率(VLT)

「光をどれくらい通すか(レンズの明るさ)」を0〜100%の数値で表したものです。

  • 数値が低い(10%など): 視界が暗くなる(日差しが強い雪山などに適している)

  • 数値が高い(80%など): 視界が明るくなる(曇りの日や夜間に適している)

  • 登山の目安: 夏山登山でオールマイティに使いやすいのは「10%〜30%前後」です(晴天の稜線メインなら10〜15%、樹林帯も歩くなら20〜30%)。

3. レンズの色

単に色の違いだけでなく、「何を見やすくしたいか」という機能的な役割を持っています。

  • ブラウン系: 青い光(散乱光)をカットしてコントラストを高める。岩の凹凸や木の根が立体的にはっきり見えやすくなります。

  • グレー(ブラック)系: 光を均一にカットするため、裸眼と色味がほとんど変わらず、景色を自然な色のまま楽しめる。長時間の使用でも目が疲れにくい。

  • イエロー・オレンジ系: 視界を明るく見せる効果がある。曇りや雨の日、薄暗い樹林帯に適しているが、快晴の稜線では眩しく感じる。

  • グリーン系: グレーの自然さと、ブラウンのコントラスト効果の中間のようなバランスの良いレンズ。

4. ミラーコーティングの「ある・なし」

レンズの表面が鏡のように反射するミラーレンズ。見た目の好みだけでなく、機能的な違いもあります。

  • ミラーあり: レンズ表面で光を反射するため、通常のレンズよりもさらに眩しさを抑えられる。

  • ミラーなし(ノーマル): 常に自然でクリアな視界が保てる。暗い樹林帯に入った時も、見やすい傾向がある。

レンズ選びのポイントまとめ

項目 特徴とメリット 注意点・デメリット おすすめのシーン
偏光レンズ ギラつく乱反射をカット。視界が極めてクリアになる 樹林帯では暗く感じる。液晶画面が見えにくい 雪山、残雪期、沢登り、釣り
調光レンズ 紫外線量で色の濃さが自動変化。かけ外しの手間なし 寿命がある。切り替わりに数分かかる 日本の夏山全般、縦走、トレラン
ブラウン系色 コントラストを高め、段差や木の根を立体的に見せる 視界の色味が全体的にセピアがかって見える 足元をしっかり見たい登山全般
グレー系色 裸眼に近い自然な視界を保ち、長時間の着用でも疲れない 足元のコントラスト強調効果はブラウンに劣る 景色をそのままの色で楽しみたい時
ミラーあり 強い日差しを強力に跳ね返す。目線が隠れる 自分の顔側からの光が反射する「裏写り」に注意 森林限界以上の稜線、強い日差し
ミラーなし チラつき(裏写り)が少なく、常に自然な視界 ミラーほどの強い遮光性はない 樹林帯歩きが多いルート

フィット感「カーブ」と「ノーズパッド」の重要性

レンズの性能と同じくらい大切なのが、フレームのフィット感です。どんなに良いレンズでも、ズレたり隙間風が入ったりするとストレスになり、かえって疲労が溜まります。

顔を包み込む「カーブ(ラップアラウンド)」

登山用のサングラスは、普段使いのメガネよりも顔に沿うようにカーブしているモデルのほうがフィット感はあります。スポーティー印象にはなります。

顔の丸みにぴったり沿うことで、横や上下の隙間から入り込む紫外線と風をシャットアウトしてくれます。これにより、目の乾燥を防ぎ、標高の高い場所での強烈な紫外線から目を保護することができます。

汗でズレない「ノーズパッド(鼻あて)」

登山中は下を向いて足元を確認する場面が非常に多く、特に下山時は汗をかいているためサングラスが鼻からズリ落ちやすくなります。また、海外ブランドの場合、鼻の高さによってはまつ毛がレンズに当たってしまったりもあるためノーズパッドありの方が気になりにくです。

登山におすすめのサングラス4選

「種類が多すぎてどれを買えばいいか分からない!」という方のために、目的別に間違いのないおすすめブランドを4つピックアップしました。

【レンズの圧倒的な綺麗さ】SunGod(サンゴッド)

「とにかく視界のクリアさ、レンズの質にこだわりたい」という方には、イギリス発のブランド「SunGod」を推します。 ハイスペックなレンズを採用しており、岩の凹凸や木々の緑が信じられないほど鮮明に、かつ自然に見えます。また、フレームには非常に強靭な素材が使われており、「生涯保証(ライフタイムギャランティー)」がついているモデルもあるほど耐久性に自信を持っています。過酷な環境でも頼りになる本格派です。

【フィット感で選ぶなら】FLOAT(フロート)

「こめかみが痛くなる」「ズレるのがストレス」という方に圧倒的におすすめなのが、日本の福井県・鯖江(さばえ)生まれのブランド「FLOAT」です。 最大の特徴は、特殊樹脂を使った非常に柔らかいテンプル。頭を包み込むようなフィット感で、長時間かけていてもストレスフレー。また、外した時に首にかけておけるネックホールドも便利です。

【ジャパンブランドの安心感】TYMER(タイマー)

「日本人の顔に完璧にフィットしつつ、デザインも妥協したくない」なら、新進気鋭のジャパンブランド「TYMER」
海外ブランドのサングラスが顔に合わなくて悩んでいた方でも、ノーズパッドやフレームのカーブが日本人の骨格に合わせて作られているため、頬にレンズが当たりません。機能的なスポーツサングラスでありながら、下山後にそのまま街を歩いても違和感のないスタイリッシュなデザインが魅力です。

【とにかく軽量&高コスパ】DANG SHADES(ダン・シェイディーズ)

「かけていることを忘れるくらい軽いものがいい」「まずは手頃な価格から試したい」という初心者の方には「DANG SHADES」がぴったりです。 非常に軽量で、アクティブに動いてもズレにくいのが特徴。レンズも偏光レンズ。カラーバリエーションも豊富で、遊び心のあるデザインが揃っています。価格も比較的リーズナブルなモデルが多いため、初めての登山用サングラスや、気分に合わせて変える2本目のサブ・サングラスとしても大活躍してくれます。

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