2024.11.02
TSURUGI JACKET LTD入荷 ティートンブロス ツルギジャケット レビュー
こんにちは、ホシです
Teton Bros.からハードシェルが到着!
ティートンのアイコニックなモデル 「ツルギ ジャケット」についてレビューです。
Contents
TSURUGI JACKET ティートンブロス ツルギジャケット
TSURUGI JACKET ツルギジャケット
斜めに配置されたフロントファスナーが象徴的なツルギジャケット。元々はアイスクライミングをベースに誕生したジャケットですが、軽さと動きやすさ、登山からBCスキーなどウィンターアクティビティをマルチにこなせるジャケットとして人気のモデルです。
特徴的な斜めのフロントファスナーは、デザインではなく換気効率と動きやすさを追求した配置。首から脇下までファスナーは大きく開くのでプルオーバーですが脱ぎ着もしやすく、蒸れる脇下から首元にかけて効果的なベンチレーションスポットとなります。
センターファスナーがない分軽量で、正面にファスナーがないことによる動きやすさも持ち合わせています。
生地について Täsmä タズマ
現在、ティートンブロスのシェルジャケットにメインで使われている防水通気素材「Täsmä」タズマ
アウトドアが好きな人ならば、「防水通気」という言葉に引っ掛かるかと思います。
言葉の通り、タズマは防水透湿ではなく防水通気。水は通さないが空気は通す素材です。
通気性を持つことによってウェア内の蒸れをスピーディーに逃がせるため、汗濡れを軽減します。
撥水加工に関しては現状使用可能な撥水加工では最高の耐久撥水性、撥油性を有する加工を施しています。
ウェアの撥水性は、単純に濡れないということ以外にも、ウェアが水分を吸って重くならない、通気性を低下させないという意味でも需要な役割を担っています。
少し脱線しますが、撥水と透湿について
一般的な防水シェルの場合、表地、防水生地、裏地の3層構造(3レイヤー)で構成されます。
撥水性の低下は、表地が水分を含む(濡れる)ことで水の膜が形成されて、防水生地の透湿性を邪魔します。また、表地が保水するためウェアが重くなる、冷たさを感じるなどさまざまなデメリットが生じます。
TSURUGI JACKETのレビュー バックカントリースキー
防水通気素材「Täsmä」の抜けの良さ
バックカントリースキーでの使用感です。シェルを着たままでのハイクアップでも籠ることはなく、暑い時はベンチレーションでの換気で十分にカバー。
プルオーバーという点で着脱のしにくさを気にされる方も多いですが、抜けが良い分着て動き続けることができるジャケットだと思います。
ミッドレイヤーにTeton Brosのアクティブインサレーション(コクーンジャケットやランウィズオクタ)を着ていればインナーのベンチレーションも開放しやすく、よりカラダをクールダウンできます。
軽量でしなやかという点でも、ハードシェルを着用し続けていても楽で疲労が少なく感じます。
抜けすぎて寒いと言われることもありますが、完全に停滞しているようなシーンでは寒さを感じることもあります。この辺に関しては、レイヤリングで十分に対応できる点かと思います。
休憩中の寒い時にはHPPE OVER HOODYがとても便利。(昨年まではHoback Over Hoodyという名前でした)
シェルの上から着れるオーバーフーディーでガバッと着れて、袖口もジッパーで大きく開くのでグローブをしたままでの着用が可能です。
TSURUGI JACKET LTD
ツルギジャケットの特別Ver. メインの素材にはツルギジャケットと同じ生地を使用し、肩や腰回り(切り替え部分)にはより強度の高いTB ジャケットと同じ生地を使用しています。生地が丈夫になりましたが、着心地、動きやすさにおいては通常のツルギジャケットと変わりません。
ユニセックスモデル、XSサイズからの3色展開です。