2025.04.06
残雪期のテント泊装備 あまとみトレイル BCクロカンツアー準備編
こんにちは、ホシです。
先日、妙高店のコマムラ店長と一緒に、BCクロカンで残雪の「あまとみトレイル」を歩いてきました。
今回はその準備編として、テント泊に使用した装備について細かくご紹介します。
Contents
あまとみトレイル 冬のBCクロカンツアー
コース概要|あまとみトレイル(戸隠神社〜妙高高原ビジターセンター)
まずはルートについてざっくりとご紹介します。
今年は積雪量が多く、戸隠神社〜妙高高原ビジターセンター間は「ほぼスキーを履いて歩けるだろう」と予想。
実際には、戸隠神社周辺では除雪が進んでおり板を脱いでの移動もありましたが、概ねスキーで進行できました。
街に降りる終盤は、板の脱ぎ履きが多くなりました。
また、笹ヶ峰〜西野発電所区間は斜度がきつく、危険・時間もかかると判断してスキップ。
大ダルミから御巣鷹林道へ降りるルートを選択しました。
適度に滑れる斜面が多く、正解だったと思います!
上記の行程を想定した装備は以下の通りです。
今回の装備一覧 パックウェイト13kg
テント・スリーピングギア
テント:Freelight
グランドシート:SOL ヘビーデューティーエマージェンシーブランケット
ペグ:Locus Gear Easton Gold 24″
シュラフ:OMM Mountain Raidd 233 + STATIC ADRIFT Ti SLEEPING BAG
スリーピングマット:NEMO Tensor Extreme Conditions
防寒用ソックス:OMM Core Sleep Socks
今回はフロアレスシェルターで。
シュラフは暖かいダウンシュラフかで迷いましたが、気温もそこまで下がらないだろうとこの組み合わせにしました。
OMM Mountain Raidd 233 + STATIC ADRIFT Ti SLEEPING BAG
実際、気温は-5度くらい、上下インサレーション、シェルも着た状態で寝て全く寒さは感じませんでした。
スノースカート付きのシェルターで風の吹き込みを抑えられ、R値8.5のNEMO Tensor Extreme Conditionsのおかげもあります。
ウェア
行動中:Teton Bros. Axio Lite Long Sleeve+Houdini Cover Crew+PATAGONIA Trail Craft Vest
インサレーション:Teton Bros. Hoback Over Hoody/Bering Pant
アウターレイヤー:Teton Bros. Tsurugi Jacket/Serac Pant
靴下:Fits Heavy Expedition Boot Socks
グローブ:Norrona / Temres
帽子:PATAGONIA CAP
ネックゲイター:BUFF & Outer U Face Glove
日差しの強さとテント泊装備での運動量の高さを考え、ベースレイヤーにはAxio Lite、紫外線保護指数として最高水準のUPF50+のCover Crewを組み合わせました。プラス体幹を冷やさない為、PATAGONIA Trail Craft Vestを着用。2日目朝の動きだし以外は、9割この組み合わせで動き続けました。
PATAGONIA Trail Craft Vestは、MTBラインの商品ですがハイキングやランでも使える今季のNewアイテム!
バックパック
ザック:PAAGO WORKS ZENN45
ドライバッグ:Ortlieb PS10 Valve 22L&1.5L
今回はPAAGO WORKSのニューパック「ZENN45」を背負っていきました。ハイキングバックパックですが、歩く滑るに関しも快適。
とにかく動きやすい!!!
幅広のショルダーハーネスと柔らかなウエストハーネスが動きを邪魔せず、トップスタビライザーを引くと荷重が背中にしっかり乗り、重心が体にぐっと近づく感覚がすごく良かったです。
足元が滑り、バランスを崩すことも多い状況でしたが、パックに振られることはなく安定して歩けました。
Ortlieb PS10 Valve 22Lもお気に入りのアイテムの一つ。テント場で使う、寝袋、インサレーション、着替えなどを全部まとめて入れ、最後にバルブで空気が抜けるのでしっかりコンプレッションできます。
クッキングギア・食料
バーナー:Primus P-116 Femto Stove
燃料:Primus Ultra Gas IP-250U
クッカー:Evernew U.L. Alu.Pan18cm
カトラリー:Tritensil
カップ:Wildo
水:保温ボトル900ml
浄水器:BeFree
この辺はいつも通りな感じです。Evernew U.L. Alu.Pan18cmがサイズ的に使いやすくて気に入ってます。
ライト・電子機器
ヘッドライト:Black Diamond Astro300-R
モバイルバッテリー
GPSデバイス:COROS APEX2 PRO
地図・コンパス:Geographica(スマホアプリ)
あまとみトレイルをトレースする形で歩きましたが、雪があるからこそ自由に歩ける部分もあるので、COROSでナビゲーションしながら、細かいところはGeographicaで周りの地形をしっかりと確認しながら進みました。
ファーストエイド・安全装備
ファーストエイドキット(絆創膏、テーピングなど)
ウェットティッシュ
日焼け止め:FAVSOL
リップクリーム
サングラス:JULBO LEGACY
BCクロカン装備
ブーツ:Crispi
スキー:Fischer EXCURSION 88
ポール:BCA
ヘルメット:Petzl Meteor
ショベル:Black Diamond Transfer LT Shovel
チェーンスパイク:Nortec Trail2.1
あってよかった装備
ヘルメット:Petzl Meteor メテオ
アクションカムでの撮影用にとヘルメットを持って行ったのですが、BCクロカンでのカリカリ斜面のツリーラン、同じくカリカリ急斜面下りがあり結果的に正解でした。エッジがあるとはいえ、細板、革ブーツでの滑走はヒヤヒヤする場面も、、、
このヘルメットは、登山とスキーツーリングでの規格を通っているので、今回のような行程にはぴったりでした。
日焼け止め:FAVSOL
スノーシーズンの日焼けは、雪で下からの照り返しもありより焼けやすく対策必須です。
スティック型の日焼け止めで簡単に濡れるので、グローブを外したくない時も濡れて便利、サイズも小さいので携帯しやすいです。
まとめ
今回の残雪期「あまとみトレイル」は、夏にも歩いていたルートだったこともあり、コースや地形をある程度把握できていた分、より安全なルート選択や判断ができたと思います。
また今シーズンは妙高エリアに何度か足を運んでいたおかげで、なんとなく雪の状態も掴めていたので、装備のセレクトもある程度狙い通りにハマった印象です。
これから残雪期のテント泊やBCクロカンを計画している方にとって、装備選びの参考になれば嬉しいです。次回は、旅の様子を振り返ってみようと思います。