2025.05.29
電車でアクセスできるテント泊登山 八ヶ岳・青年小屋
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青年小屋テント泊 アクセスしやすく、登りごたえもあるオススメの1泊2日ルート
こんにちは、ホシです。
5月も終わりに近づき、いよいよ夏山テント泊の季節がやってきました!
今回は僕が毎年のように夏山スタートに選んでいる、青年小屋のテント泊ルートをご紹介します。
青年小屋ってどんなところ?
八ヶ岳南部、編笠山と権現岳の間に位置する山小屋。
通称「遠い飲み屋」としても有名です。
僕自身、夏の初めはいつもここからスタートするのが恒例。
アクセスが良くて、登りごたえもあり、夏山高山はじめとして訪れています。
青年小屋 テント場の基本情報
標高:2,380m
テント場:樹林内にあり、比較的フラットで張りやすい。
トイレ:あり(小屋横)
水場:あり。小屋から徒歩5分ほど、「乙女の水」
フラットなテント場で、テントは張りやすいです。トイレ、水場も近く、小屋で飲み物、軽食などの利用でき安心感のあるテント場です。
テント泊プラン 観音平スタートルート
観音平へのアクセス
観音平は、八ヶ岳の南西に位置する登山口で、編笠山や青年小屋への玄関口となります。標高はすでに1,560mと高く、登り始めから涼しさを感じられるのも嬉しいポイント。
【車でアクセスする場合】
中央自動車道・小淵沢ICから約20分。駐車場は無料。
【公共交通機関を利用する場合】
JR中央本線・小淵沢駅からタクシーで約20分。
登山シーズンに合わせてマウンテンタクシーも出ています。
ルート概要
観音平からスタートし、初日は編笠山を迂回して青年小屋へ直行。
テントを設営して荷物をデポしたら、編笠山・権現岳・西岳のいずれかを目指します。テントでだらだら過ごすのもありです。
2日目は、前日に登っていない山を巡ってから観音平へ下山する、自由度の高い周回ルートです。
1日目:観音平〜青年小屋
行動時間目安:4.5〜6時間
登山口は標高1,560mの観音平。ここには整備されたトイレがあり、登山前の準備もしやすいです。雲海展望台や押手川を経由して、まずは青年小屋(2,380m)を目指します。途中は緩やかな樹林帯から徐々に傾斜が増していきますが、特に危険な箇所はなく、落ち着いて登れば問題ありません。
青年小屋からだと、
富士山、南アルプス、八ヶ岳主稜線の大展望の「編笠山」
鎖場や岩稜帯、高度感の楽しめる「権現岳」
穏やかに歩ける「西岳」
テントを設営した後に身軽な状態で山に登れるのがこのプランの大きなメリット。
行動の自由度も高く、天候や体調に応じて柔軟にルートを選べます。
2日目:残りのピークを巡り、テント撤収後、観音平へ下山
行動時間目安:4〜5時間
朝はのんびり朝日を見ても、前日行かなかったピークを目指しても、どちらでも楽しめると思います。
テント場に戻ったら、テントを撤収し荷物をまとめて下山へ。
下りは全体的に樹林帯が中心で、登りほどのきつさはありませんが、ひたすら下りが続くので足元には注意です。
八ヶ岳縦走
青年小屋のテント泊は、アクセスのしやすさと自然環境の豊かさ、そしてルートの選択肢の多さが魅力です。登山の経験値に応じてアレンジもしやすく、夏山のスタート地点としてとてもおすすめできる場所です。
観音平〜青年小屋でも十分に満足度の高いルートですが、時間と体力に余裕があれば、そのまま縦走するプランもおすすめです。
青年小屋から権現岳、そしてキレットを越えて赤岳方面へと足を伸ばすと、一気にアルプスのようなスケール感が広がり、八ヶ岳主稜線の魅力を存分に味わえます!
僕も「そろそろ行こうかなと」考え中。安心感とちょっとした冒険心を同時に満たしてくれる、そんなちょうどいい山旅。
ぜひ、今年の夏の始まりに訪れてみてください。