2024.01.25
アルトラ初のドロップシューズであるフォワード エクスペリエンスを履いてみました。
今回のインプレで久しぶりにキロ5分を切るペースで走ってみたストライドラボ那須の宮塚です。
アルトラからドロップがあるシューズが発売されると聞いてビックリした人も多いかと思います。
そう言う自分も正直言って最初はビックリして「嘘だろ!」と叫んでしまいました。
ただアルトラがドロップ有りのシューズを出すと言うことは、それなりに理由があっての事だろうから早速インプレッションしてみました。
そのドロップですが、つま先28mm カカト32mm の4mmドロップです。
一般的には少なめのドロップの部類でしょう。
自分自身もストライドラボ那須がオープンする前からAアルトラシューズを履き始めたので、もうかれこれ4年以上はゼロドロップしか履いていないようなものです。
なので4mmのドロップでもこれまでのアルトラのシューズとの違いがハッキリ分かりました。
履いた直後は自分がまっすぐ立っているのかさえよく分からなくなっていました。
それほどゼロドロップに慣れた身体になっていたと言うことでしょう。
ただ走ってみるとさほど違和感も感じることはなく、10分ほど走ってくるともうドロップのある無しは感じなくなっていました。
つまり身体はすぐに慣れるものだと実感した次第です。
だからと言ってドロップのあるシューズがすべて良い訳ではなく、大切なのは使い方だと言うことでしょう。
この先アルトラのシューズがすべてドロップ有りのシューズになることは無いはずです。
ではなぜアルトラが4mmドロップのシューズを開発したのか、創業者の一人であるブライアンは次のように述べています。
「創業時から、多くのランナーがドロップ差のあるシューズに慣れていることを考慮し、ドロップ差のあるインソールとシューズの試作品を作成してきました。ゼロドロップへの移行には時間が必要だと考えていました。」
このようにゼロドロップへの移行の為の4mmドロップとしての位置づけでもあり。
そして私の私見では場合によっては、レース用としての位置づけとしてドロップ有りシューズだと感じます。
今回のフォワード エクスペリエンスはとにかくミッドソールの厚さの割にかなり軽量に出来ています。
自分のサイズであるUS8サイズで216gしかなく、レース用レベルの軽さです。
実際に普段の練習ではアルトラを履いていても、レース用は他社ブランドのドロップ有りシューズを履いている人も少なくありません。
そう言う意味ではフォワード エクスペリエンスは、アルトラシューズ特有の前足部が広い形状でドロップあり。
アルトラシューズに慣れたランナーのレース用シューズとして使ってもらいたいシューズです。