2025.04.08
アルトラの万能ロードシューズ。やっぱり「買い」な1足、トーリン8
こんにちは。歴代TORINを愛用してきたストライドラボ多摩のタメさんです。
今日はフルモデルチェンジをしたTORIN8でタメさん恒例の左右で新旧履き比べレビューを紹介します。やはり今回も左右で履き比べると違いが歴然です。写真の通り、左足に履いているのが新しいTORIN8、右足に履いているのがTORIN7です。
ちなみにタメさんはTORIN2.0(写真)から歴代TORINを履き続ける大のTORIN好きです。毎回「TORINの半分はやさしさでできている」(…どこかで聞いたフレーズ)と思える、まるで極上のトレイルに足を踏み入れた瞬間のような「フワッ」としたクッション性が大のお気に入りです。
さて本題のレビューです。
まず足を入れるとTORIN7と比べて足入れがややゆったりした印象です。TORIN 7、8ともにフットシェイプはアルトラ3タイプ(オリジナル、スタンダード、スリム)の中で真ん中の「スタンダード」なのは一緒なのですが、アッパーの素材(伸縮)の影響か高さがあるのかやや余裕がある感じです。ただ、サイズ感に関してはほぼ同じです。TORIN 7では「くるぶしが当たる」という人が稀にいましたが、今回はその辺りも改良されているような気がします。
足を入れるとすぐわかるのが通気性の違いです。アッパーの素材もやや薄い感じで見た目にもメッシュがはっきりしていて、視覚的にも感覚的にも通気性が高いのがすぐわかります。
あと、履いた感じからすると7より8の方が軽く感じます。これは実際重量を量ってみたらほぼ同じかむしろTORIN 7より8の方がやや重いくらいだったのですが、履いた感じは明らかにTORIN8の方が軽い感覚がありました。これは何がそう感じさせるのでしょうか?
軽く走ってみると、僕の好きなフワッとしたTORIN特有のクッション性が感じられます。ミッドソールはTORIN 7も8も同じEGO MAXで、フワッとした接地感の後に高い復元力からくる程よい反発感があるのは変わらないのですが、履き比べるとTORIN 8のEGO MAXの方が7のそれよりやや沈み込みに「粘り」がある感触がありました。実際に製造上の具体的な違いは聞いていないのですが、もしかしたら改良が加わっているのかもしれません。
感触的にはこの「粘り」によってTORIN7よりも接地時のレスポンスが上がってテンポ良く走りやすいように感じました。
アウトソールに関してはTORIN7と8で大きな違いは感じませんでしたが、相変わらず屈曲にも捻れにもフレキシブルに追従して履きやすいと感じました。
やはり今回もTORINはその個性を保ちながら確実な進化を遂げており、個人的にはこのTORIN 8も「買い」な一足となりました。特にこの白いアッパーに青いミッドソールのWHITE/BLUEはこれからの暑い時期にも涼しげで好みです。
TORIN 8、今作も優しい履き心地で気持ちいいシューズです。日々のJOGやロングランなどに使うデイリートレーナーとして、フルマラソンやウルトラマラソンでのレース用として、ぜひ店頭でお試しくださいませ。
ALTRA TORIN8 (アルトラ・トーリン8)
¥22,000(税込)
・重量:287.7 g(Mens US10.5 / 28.5cm)
・ミッドソール:Altra EGO™ MAX
・アウトソール:Rubber
・スタックハイト:30mm
・アッパー:ジャカードメッシュ
・フットシェイプ:STANDARD