STAFFBLOG

スタッフブログ

この季節のレースで熱中症や脱水症状にならないためには

那須店

  • facebook
  • twitter
  • line

ゴールデンウィークも終わりましたが那須は新緑で、一番綺麗な季節になってきました。
もう朝も寒くないのでもう少し走る頻度を高めようかと思っている、ストライドラボ那須スタッフの宮塚です。

さて冬のロードレースシーズンもほぼ終わり、これからトレランは本格的なシーズンに入ってきました。
そこで何よりも注意しなければならないのは熱中症や脱水症状ですね。
本格的な夏になれば、身体も暑さに慣れてきて、熱中症や脱水症状で倒れる人も少なくなるのですが、何と言ってもまだ暑さに慣れていない、5月から6月にかけてはまだ身体が暑さに慣れていないので、身体がその急激な気温の上昇に着いて行けず、熱中症や脱水症状になる人が多い時期です。

「熱中症」と「脱水症状」は別物ではありますが、非常に関連性の高い症状です。
熱中症と脱水症状の定義の違いですが、熱中症は高温多湿な環境の中で起きる身体障害の総称を言い、脱水症状は体内に必要とする水分やミネラルが何らかの原因により不足している状態のことを言います。

熱中症も脱水症状も対処法としては「水分と塩分を摂ること」が基本になります。
脱水症状にならない様に「こまめに水分と摂りましょう」とよく聞くと思います。こまめに摂ることがポイントで、水分を一度に大量に摂っても、身体は吸収せず尿として対外に排出されてしまいます。
それと水分ばかり摂って塩分を摂ることを忘れてはいけません。
水分ばかりだと体内の塩分濃度が薄くなるために、逆に脱水症状になりやすく場合もあるので注意してください。

レースに出場する場合、レース中「喉が渇いた」と感じた時には既に身体は水分が不足していて、脱水症状になりかけている状態なのです。
なのでとにかく喉が渇く前に水分を補給することが大切です。
そのためには普段の練習のときから常に身体と対話することを心掛けてください。
常に自分の身体がどんな状態なのか?
水分が不足していないか?エネルギーが不足していないか?
その様な身体との対話を癖付けていると、大事なレースときに「喉が渇きそうだ」「エネルギーが切れそうだ」と分かるはずです。
その身体からのシグナルに敏感になれば、脱水症状、そして熱中症になるリスクが回避できるはずです。

それともう一つ大事なのはレース中だけではありません。
レースの2日前くらいからしっかり水分やミネラルを摂っておくことがレース中のパフォーマンスに影響します。
そもそもレース前日までに水分補給が足りなければ、そもそも身体は軽い脱水症状気味になっているわけです。
その状態でレーススタートしたとしても、良いパフォーマンスを発揮できる訳もありませんし、スタートしてから水分を摂り始めても、もう既に遅くて脱水症状でリタイヤとなることもあります。
「レース中はちゃんと水分は摂っていたんだけど」と言う人はミネラルが足りなかったり、前日までの水分補給が足りなかったなど、何らかの理由があるものです。

  • facebook
  • twitter
  • line
閉じる