2025.08.21
【ULバックパック】Granite Gear Virga26 八ヶ岳テント泊縦走での使用レビュー
こんにちは、ホシです。
YouTubeでも紹介してましたGranite Gear「Virga26」をご紹介します。
Contents
Granite Gear グラナイトギア
1986年、アメリカ・ミネソタ州のバウンダリー・ウォーターズという湖と原生林が広がるエリアで誕生しました。創業者の Jeff Knight と Dan Cruikshank がカヌートリップ中に「もっと信頼できるアウトドアギアが欲しい」と感じたことがきっかけです。
そこからスタートした Granite Gear は、軽さ・快適さ・耐久性のバランス にこだわったギアを作り続けています。彼らのバックパックは、アルプスの縦走から北極・南極探検、ハイキングまで幅広いフィールドで使われ、アウトドア好きに長年愛されています。
今回紹介する「Virga26」も、そんなGranite Gearらしさが詰まった軽量バックパック。
軽量で日帰りから小屋泊の山行におすすめできるモデルです。

「ULの本質」ローインパクト
Virga、ウルトラライトと呼ばれるバックパックを紹介するうえで、まず触れておきたいのが UL(ウルトラライト)とは何か ということです。
こちらはハイカー根津さんの HIKER’S DELIGHT Vol.4「ULとは?」 からの抜粋ですが、個人的にとても大事な考え方だと思うので紹介させてもらいます。
重要なのは数値ではなく、行き先の自然環境、季節、天気、自分のスキル、経験、身体能力、体質などのファクターをもとに、装備をどこまで削ることができるかを検討し、必要最小限にすることでハイキングを楽しむこと
もうひとつ大切な「ULとロー・インパクト」
これは、Backpacking Light のライアン・ジョーダンにまつわる有名なエピソードです。
ある日ライアンが仲間と野営をしていたとき、こう言いました。
「なぜ僕たちがアルコールストーブを使うのかわかるかい?」
仲間のひとりはこう答えます。
「たとえば1泊2日のハイキングにおいて、ガス缶の場合は燃料を必要以上持っていくことになるけど、アルコールストーブなら必要なぶんだけ持っていける。これによって軽量化ができるからでしょ」
するとライアンはこう続けました。
「それもそうだけど、アルコールストーブのULにおける良さっていうのは“静かなこと”なんだ。ULでもっとも大事なのは、ロー・インパクト (Low Impact) 思想だ。人に対しても、自然に対してもロー・インパクトでなくてはいけない。
軽さというのは人に対してのロー・インパクトだ。一方で、山で静かなところ、耳を澄ますと川や風や動物の音が聞こえるところで、ガスバーナーでゴーーーッていう人工的な音を出すのは、決してロー・インパクトではない。ウィルダネスの中に人間が存在していることを可能な限り消すために、静かであることはものすごく大事なことなんだ」。
ホシもこの話には強く共感しています。
ULギアを持つこと自体がULではなく、自然と自分を理解しながら、荷物を削る選択ができること。
それこそが ULの本質 なんだと思います。
だからこそ、ウルトラライトバックパックを紹介するうえでも、この思想を抜きに語ることはできないと感じています。
Virga26について
ここからは、実際にVirga26の特徴を紹介!

フレームレス
Virga26は、背面パッドもフレームもないフレームレス構造。
背負ってみると「ペラペラ」ですが、そのぶん軽量です。
ただし快適に背負うには工夫が必要。背面パッド代わりにクローズドセルマットを差し込んだり、パッキングも大切です。
さらに、そのクローズドセルマットを寝る時に敷く場合は、寝る場所選びも重要。
石がゴロゴロした場所では快眠できないので、なるべくフラットな地面、テント場を選択する必要があります。
「快適に歩き、眠るためには、ギアだけに頼らず山を知ることが大切」ということに繋がります。
ロールトップデザイン
開口部はジッパーではなくロールトップ式。
筒形でシンプルな構造は、余計な故障リスクを減らし、長く安心して使える耐久性を備えています。
容量の調整も柔軟に対応できるのが魅力です。
背負い心地
フレームレスながら、ショルダーハーネスには程よい厚みがあり、26Lというサイズ感なら十分快適。
日帰りや小屋泊はもちろん、工夫次第ではテント泊までカバーできる、まさにULスタイルにフィットするバックパックです。
実際に使ってみて
ここからは、実際に八ヶ岳縦走(1泊2日・テント泊)でVirga26を使ったときの記録を少し紹介します。

詳しくは縦走記録のブログで 八ヶ岳テント泊縦走
1泊2日の行程は
距離: 約43km
累積行動時間: 約23時間
ライト&ファストに動く上での軽さとフィット感がよく、チェストハーネスがベルト2箇所、動きやすさ重視でウエストベルトを外して行きましたが安定感は十分です。
ショルダーハーネスにコードストッパーとバンジーコードのボトルホルダーもシンプルながらも使いやすく、アクションカムにちょうどよかった。
量ながら、ULスタイルの縦走で求められる動きやすさと収納力をしっかり両立してくれる、頼れるバックパックです。

STRIDE LABのYouTubeでも紹介させてもらいました!
最後に
最後に、ギアレビューからは少し外れますが、もう一つ響いた文脈を紹介
「もし行くところの詳細がわからないとしたら、オーバースペックも何もない。だって、わからないのだから。そもそも山っていうのはある程度危険をともなうものだから、命を守るためには万が一のための準備やリスクヘッジをすることに越したことはない。つまり、オーバーすぎるスペックなんてものはないんだ。
ただ、ハイキングという行為を長時間楽しむためには、軽量化したほうがラクだし、もしあなたがそうしたいのであれば、最初にやることは決まっている。まずは山を知ることだ」
新しい場所や挑戦に臨むときは、十分すぎるほどの準備をしていくべきです。
場合によっては、最大限装備を削った上でも大きなバックパックが必要になることもある訳です。
STRIDE LABでは、そうした状況に合わせて「本当に必要なもの」を提案しています。

ここ最近1番重かったパックはコレ