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商品レビュー

ランニング用パワーメーターを使用して

那須店

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ランニング用パワーメーターを使用し始めて5ヵ月ほど経ちました。
自転車の世界ではパワーメーターが普及し始めたのは10年ほど前からで、その間急速にレベルアップを目指すサイクリストにとっては必須アイテムとなり、プロの世界では付けているのが当たり前になりました。
一般のサイクリストの間でも、レースに出るようなサイクリストの普及率はかなりの率だと思われます。
ただ値段的にはかなりして、今でこそ10万円を切る商品も出て来ましたが、数年前までは10万円を切る商品はほとんどありませんでした。
それでもこれだけ普及した理由としては、それだけ必要だと多くのサイクリストが感じたからなのでしょう。

ランニング用パワーメーターは自転車のパワーメーターよりも普及し始めたのは遅く、まだ多くのランナーが使用しているほどではないようです。
もちろん私も使い始めてたったの5ヵ月ほどですから、正直言ってそれまで必要性を感じていなかったのは確かです。

さてランニング用のパワーメーターの使い方ですが、まず自分のFTPを知っておくことが前提になります。その上で、メニューを決めるときにFTPの何パーセントで「何キロ走る」とか、「何分走る」と言う考え方です。
決してはペースを1km「何分ペースで走る」とかではありません。

ここで疑問になるのが、FTPでしょう。
FTPとは、ファンクション オブ ソレッシュホールド パワーの略。
つまり1時間走り続けれる最大限可能な平均パワーのことです。
トレーニングメニューを考える時に、このパワー(FTP)を基準に今日はFTPの90%のパワーで30分間走ろうとか、今日はFTP110%で1kmを3本走ろうとかメニューを考えます。

またレースで使用する場合は、前半のオーバーペースにならないように使うことができます。
例えばハーフマラソンのレースに出るとすれば、FTPのペースだと1時間しかもたないので、前半にいくら余裕があってもFTPを超えないパワーで走ると、前半のオーバーペースを抑えることができます。

POWER METER

他にもいろいろと使い方はありますが、私がランニング用パワーメーターを使って思ったことを簡単に書きました。
自転車用のパワーメーターにもランニング用のパワーメーターにも言えることは、その人その人それぞれのFTPが分かっていなければ、パワーメーターの利用価値は半減してしまうことです。

ランニング用パワーメーターは自転車用パワーメーターに比べれば高くありませんが、それでも4万円近くします。
しかしこのFTPの数値を基に、いろんなトレーニングメニューを考え、そしてレースに活用すれば決しては高い買い物ではないでしょう。

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