2022.05.02
VANISH CARBON(バニッシュ カーボン)を宮塚が履いてみました。
こんにちは。ストライドラボ那須ランニングアナリストの宮塚です。
最近はスピードを出して走ることを諦めてしまった宮塚ですが、今回このバニッシュカーボンを試すために久しぶりに頑張って走りました。
ただ頑張ってスピードを出して走ったものの10年前までは頑張れば1km3分で走れたものの、今では頑張っても1km4分も切れなくなってしまいました。それでもバニッシュカーボンを履くにはスピードを出さないことには、インプレッションにはならないと思い老体に鞭打って走った訳です。
〇高反発ミッドソール EGO PRO
それは良いとして、まずALTRAバニッシュカーボンの特徴はまず軽量で高反発ミッドソールであるEGO PROを使用していること。そのミッドソールの中にカーボンプレートを内蔵されていることで、着地時の地面からの反発力が更に増す構造になっています。
〇カーボンプレート Carbitex Half-plate
NIKEをはじめ、スピードを求めるランナー用のシューズに採用されたカーボンプレート。VANISH CARBON (バニッシュ カーボン)は半分の大木ささのプレートを採用しました。
カーボンプレートは、自動車や航空宇宙から医療、エレクトロニクスでその技術が活用されている最先端のカーボンメーカーCarbitex社と開発されました。
VANISH CARBON(バニッシュカーボン)では、自然に足の形で曲がるように通常の半分のサイズのカーボンプレートを採用し、ストライドするたびにブーストと推進力が高まるように設計されています。
〇自然と足が前にでるアクティブスタンスロッカー
更にバニッシュカーボンの一番の特徴は踵から計測して足の65%に位置するアクティブスタンスロッカーでしょう。
このバニッシュカーボンも、もちろんALTRAの特徴であるバランスクッション(ゼロドロップ)とフットシェイプ(トゥボックスが広い)は健在で、ALTRAらしさは残したまま最速なレーシングシューズの誕生と言ったとこでしょう。
〇地面からの反発で前に進むシューズ
肝心の走った感じですが、まず厚底シューズなので、地面からの衝撃は驚くほどに吸収してくれている感じですが、フワフワしているわけではなく、しっかりとショックはしつつ地面からの反発で前に進む感じです。
ALTRAのシューズのゼロドロップと、ロッカーの相性が抜群で、軽く前傾をとり重心を前にもってくると自然と体が前に進む構造になっていて、スピードを上げようとすると自然と足が回ってくれるため、スピードを無理に上げようとしなくても、自然とスピードが上がる感じです。
試しに1km5分ペース、4分半ペース、4分ペースで走ってみました。本当は3分半、3分のペースで走ってみたかったのですが、残念ながら今の自分にはその走力は無く諦めました。
5分ペースだとクッション性の良い厚底シューズ。4分半ペースに上げると反発性を感じなら走れて、更に4分ペースに上げると自然にピッチ上がり、ストライドが伸びて行きます。
最終的にはそのスピードに付いて行ける走力が必要となるのですが、気持ち良く自然と上げられるシューズです。
☆VANISH CARBON (バニッシュ カーボン)のサイズ感
ALTRAのシューズは、3つのFootShapeで展開しています。ORIGINAL(LONE PEAK、OLMPUS)、STANDARD(SUPERIOR、TORIN)、SLIM(RIVERA)。
3つのFootShapeのうち、VANISH CARBON (バニッシュ カーボン)はSLIMを採用しています。つま先の快適感はそのままでレース中にもしっかりとパワーを逃がしません。
通常US9(LP、TORIN、OLYMPUS)を履いていますが、VANISH CARBON (バニッシュ カーボン)はハーフサイズアップのUS9.5がジャストサイズです。RIVERAも同様にハーフサイズアップしていますので、SLIM FootShape採用シューズのサイズ感のご参考にしてください。(副店長 酒寄のフィーリングです)