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商品レビュー

ハイドラパックのハイドレーション / シーカー / ストウボトル は冷凍すると超便利

東京本店

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どーも店長です。
先日ソフトフラスクについての記事を書きました。

そこで用途やランニングバッグ(トレランザック)のポケットの形に合わせてブランドを選び、用途が重なるものは『ハイドラパック』一択で概ね間違いないとお伝えしました。(お手持ちのランニングバッグブランドがソフトフラスクを出している場合はもちろんそれがオススメです。ただし、それらも恐らくハイドラパック社のOEM品ということが多いです)

そんなソフトフラスク界の帝王『ハイドラパック』ですが、実はソフトフラスクだけじゃないんです。
今日はそんなハイドラパックのソフトフラスク以外のオススメ製品について書いていきたいと思います。

改めて見直すべき『ハイドレーション』

フロントポケットに入れられるソフトフラスクって、多くて合計1.2Lくらいのものがほとんどですが、4~5時間走ろうとすると夏は確実に水分が切れてしまいますね。そんなに長く走らない場合だとしても、やはり夏は『ハイドレーション』を改めて見直してみていいなと最近よく思います。ランニングバッグ(トレランザック)のフロントポケットに収まって、中身の残量がわかるソフトフラスクは確かに便利です。

しかしながら、これだけの気温。やはりソフトフラスクだけでは水切れの可能性もあります。脱水は動けなくなってしまうだけでなく、予後が悪いと腎機能不全を起こしたり、場合によっては命に関わる場合もあります。やはり水分はしっかり持っていくのがベスト。

だからこの季節は『ハイドレーション』を持参することをお勧めします。途中でぬるくなってしまいますが、ハイドレーションに水分を入れてから冷凍し、凍らせた状態で背中に入れて走ると、一定時間は背中を冷やしてくれますし、ソフトフラスクと併用することで、スピーディな給水も妨げることはありません。

可能な限りはハイドレーションで補給をし、残量が亡くなってからソフトフラスクで済ませられると、可能な限り水分の心配をせずに安心して走ることが可能です。

注意事項

ハイドレーションを凍らせるときは、チューブは必ず抜いてください。破損の原因になる場合があるそうです。

ハイドレーションシステム『シェイプシフト』2Lの商品ページを見る

ハイドレーションシステム『シェイプシフト』3Lの商品ページを見る

 

『ハイドレーション』って本当に古いの?を再検証してみましょう。

シーカーもハイドレーションシステム代わりに使えますとは書きましたが、とはいえやはり走る時はハイドレーションの方が便利です。
市販されているほとんどのランニングパック(トレランザック)には、このハイドレーションを入れる専用の空間が存在します。それも1番揺れにくくするために、どのブランドも背中に1番近い空間をハイドレーションバッグを入れるようにポジショニングしています。

日本のレースのエイドステーションの数は、それほど多いとは言えないようです。

フロントのソフトフラスク2こ(MAX1200mlくらい)で事足りることが多いですが、ロングレースではそうはいきません。

昨今のトレンドではハイドレーションは中身の量が見えないということから敬遠されがちですが、1L以上の持ち運びが必要な場合には絶対不可欠なシステムです。『ハイドレーションは古い』と思われがちですが、実は今でも必要なレースは存在します。一例を見ていきましょう。

UTMFに出られる方

エイド間は約20kmくらいあります。前半は元気ですし、体に蓄えられた水分とソフトフラスクで十分という方が多いと思います。しかしながら後半は徐々に脱水していき、体がいよいよ水分が枯渇・・20kmを走るのに人によっては5~6時間かかるセクションも存在します。そのためフロントポケットに入るソフトフラスクだけでは絶対に足りないというのが想像できますね。

私も2014年のUTMFに出た時にはハイドレーションに助けられました。当時は一晩走ってから天子山塊(今よりも山のセクションがかなり長かった)に突入し、午前中の晴天の中4〜5時間登り続けるという状況でした。友人が富士宮エイドでハイドレーションをパンパンにしてくれたおかげで、無事に下山することができましたが、自分だけで判断していたら確実に水切れを起こしていたと思います。まぁ当時と今ではコースも違いますし、私も水分を必要になるまで摂らなさすぎるタイプなので(いけませんね)100%必要かというとそうではないですが、晴天であれば一般の方は確実にあった方がいいと思います。

ハセツネに出られる方

最も水分に対してエイド環境が過酷なレースと言えるでしょう。71.5kmのトレイルレースで水分補給は1箇所、それも1.5L以内と決められています。
ここ2年間開催されていませんが、毎年多くのランナーが『水切れ』でリタイアしています。10月中旬と言えど日中の気温は高くなると30度近くなることもあります。

いわゆるトップの方の選手でも約10時間、制限時間は24時間です。ざっくり間をとって中間タイムが17時間くらいとすると、1時間に300mlしか飲まなかったとしても、スタート前に少なくとも3Lくらいは持っていないと戦えないのが想像できますね。それでも絶対に脱水になると思います。速い人でもソフトフラスクだけでは間に合いませんので、ハイドレーションは必要ですね。

途中で給水の手間を省きたい方

だんだんレースに出場するのも慣れてきて、大会のHPに記載されている距離と累積標高、そして地形図から自分のフィニッシュタイムが予想できるようになってきます。そうなってくると気温なども含めて自分にとって必要な水分も計算できる人もいるでしょう。
ハイドレーションシステムは、確かに中身が見にくいことが不便と思われますが、1L以上は絶対に必要だけど2Lなくても完走できるかな?とかエイドで水を足したりする時間がもったいないかなと思われる場合もあります。

『軽さ』をとるか『手間やタイム』を取るか、人によって判断が分かれますが、場合によってはハイドレーションシステムを選んだ方が楽かなと想像できる方も一定数出てきます。『ハイドレーションシステム=古いもの』ではなく、今一度必要性を理解して、自分の水分補給事情に合わせ、適切に使ってみてはいかがでしょうか。ハイドラパック社のハイドレーションシステムは凍らせられるので、気温が高いレースに向けて準備しておくと、きっとお役に立てると思いますよ。

 

ランナーにもハイカーにも、水を持ち運ぶことに特化したシーカー

基本的にスピーディな水分補給には『ハイドレーション』をお勧めしますが、『レースでもないしソフトフラスクがいい』というソフトフラスク愛好家の方も多いと思います。恐らくそんな方の場合、ランニングバッグ(トレランザック)にペットボトルで水分を忍ばせる・・なんてこともありますよね。ペットボトルじゃ背中のあたりがちょっと硬いし、『なんかサマにならない』感がすごいですよね。

ハイドラパック社のシーカーは2L / 3L / 4L と容量がありますが、これが想像以上に便利。(当店は4Lは扱いなし)
ランナーの場合はフロントポケットに入れたソフトフラスク、ハイカーの方であれば水筒など、すぐに取り出せるところに入れてあるボトルの水分が枯渇した後に、シーカーから水分を移すことができます。なんて当たり前なことを言ってますが、シーカーも含めてハイドラパック社のソフトボトルは全て冷凍OK。

もちろんハイキングや登山では冷凍しない使い方もとても多いと思いますが、連日30℃を超えてきたので山歩きの方もぜひ冷凍して使って欲しいなと思います。パックの背中のパッドの材質や厚さによっては感じにくいかもしれませんが、この冷凍したシーカーを背中に近い位置に入れておけば、しばらくの間は背中を冷やしてくれます。ペットボトルでも全然いいですが、中身が減ったら小さくコンパクトにできるのもありがたいところです。コンパクトにした時のために、シーカーが収まるスタッフサックもついてきますよ。

ランナーの方でも夏の暑い時期に走りっぱなしと言うことはないと思いますので、お手持ちのソフトフラスクに休憩中に補充する、そんな使い方ができますよね。もちろん走る以外のアクティビティをしない方であれば、最初からハイドレーションで走る方が便利です。ということで、シーカーが便利なのは伝わったでしょうか。

※8Lのエクスペディションもあるので興味がある方は調べてみてください。

ハイドラパック シーカー2Lの商品ページを見る

ハイドラパック シーカー3Lの商品ページを見る

さて、ここからはソフトフラスク以外にも便利なハイドラパック商品がありますのでご紹介していきます。

ストウボトル

500ml / 1000mlと容量があります。(当店は500mlのみ)
こちらは楕円形で横から見ると四角いのが特徴的です。
普段走る時にソフトフラスク持って走るのは正直持ちにくいので、付属品買ってまでハンドボトルスタイルで走るほどこだわりがない、ペットボトルも握るのが疲れるし、ちょうどいいのないの?って時に容量が大きめのポケットのランニングショーツを履いている方であれば、このストウボトルは超便利。

容量が大きいポケットの代表『Teton Bros.のスクランブリングショーツ』を履いている方であれば、お尻のポケットにこの四角いストウボトルがピッタリ収まります。ただし、500mlパンパンに入れて凍らせると、ジップが閉まらない場合があるので、オススメは400ml前後。
検証の結果、走り出してから夏(気温30℃くらい)は約30分で半分溶け、残り15分くらいで全部溶けました。約1時間のジョギングやウォーキングの時などに最適ですよ。もちろん走らない方にもお勧めです。

ハイキング時などできるだけ行動中のパッキングのカサを減らしたい場合、飲み終わったらこんなに小さく畳めるのでコンパクトになります。

ハイドラパック ストウボトル500mlのカラーを選ぶ

スピードカップ

スピードカップはレース用のマイカップです。最近ではトレイルランニングだけでなく、ロードランニングのマラソン大会でもマイカップの持参を求められることが増えて来ましたね。これがまた形状記憶で立体的になるのでとても便利です。

ランニングショーツやランニングパック(トレランザック)のポケットにクシュっと入れて取り出したらすぐに立体的になります。この『立体的』が非常に重要で、エイドステーションにいる方が水分を入れてくれるシチュエーションであればいいのですが、感染防止対策の観点からセルフエイドになっていることも増えてきました。カップを置いた状態にできるので両手が使えます。これが立体的にならない素材のカップや、自分で立体にしなければならないカップがあるので、ハイドラパック社のスピードカップはレース用のカップとしては軽量かつ形状記憶で最も便利と言えるでしょう。

また、大きめのリングがついているのも特徴。店長はこのリングに軽めのカラビナをつけるようにしています。すぐに取り出したいし、レース中に絶対に落としたくないですので結構重宝しています。

ハイドラパック スピードカップの商品ページを見る

チューブブラッシュ

一見とても長いので、ハイドレーションシステムの長いチューブを洗うためのものです。

お茶や色付きのドリンクを飲まれる方ですと、どうしてもチューブが黄ばんできてしまったりしますよね。あの黄ばみって、衛生的にちょっと・・という方は日々の手入れを見直してみてください。特にしっかり乾かさないとカビが生えてしまいますので、チューブと飲み口のバルブはしっかり分解して乾かしましょう。

ちなみにですが、ハイドレーションチューブを乾かす方法として1番早いのは、チューブを振り回すことです。遠心力で一気に水が外に飛んでいきます。家の中でやるのは水が飛ぶし危ないので必ずベランダや庭などの広いところでやりましょう笑

ハイドラパック チューブブラッシュの商品ページを見る

まとめ

いかがでしたでしょうか、知らない商品も中にはあったと思います。

できたらランナーの方には改めて『ハイドレーション』の良さを再認識していただければと思いますし、ランニングもトレッキングや登山もやられる方には『シーカー』がとっても便利だと言うことを知ってもらえたらと思います。ハイドラパック社の商品はとっても洗練されていますので、用途に合わせて選ぶことさえできれば、納得の買い物ができると思います。

※STRIDE LAB本店では、8月31日まで『auPAY』で30%キャッシュバックキャンペーンを行っていますので、ぜひこの機会にお得にゲットしてくださいね。

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