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商品レビュー

ソフトフラスクの選び方 用途別オススメと解説

東京本店

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どーも店長です✨
今回は暑さ対策として、ランナーにおける水分補給の味方『ソフトフラスク』について選び方やオススメについて書いていこうと思います。
この記事を読み終わる頃には、どうやってソフトフラスクを選べばいいのか、自分にとって必要な商品がどれかを知ることができます。

ソフトフラスクとは

まず、ソフトフラスクって何!?という方に、なぜソフトフラスクがランナーにとって水分補給の味方になるのかを解説していきたいと思います。

水分補給の方法の最も一般的なものは『ペットボトル』だと思います。こちらは途中で捨てることも可能ですし、リサイクルもできるのでエコな方法です。しかしながら持ち運びはというと、手で持つと汗で滑って持ちにくかったり、水がチャポチャポ揺れてしまって気になってしまう。ソフトフラスクは水分が減ると体積が小さくなる真空のボトルです。ペットボトルと変わらないほど軽量に作られています。また、ブランドによっては冷凍することもできますので、夏の暑い時期のランニングに最適ということになります。

また、ランニングバッグのフロントポケットにペットボトルを入れると、場合によっては肋骨を圧迫し、骨折したくらいの痛みを覚えることがあります。ソフトフラスクはボトルが柔らかく肋骨でも優しくフィットするため、痛みを伴う圧迫から開放されます。

 

ソフトフラスクが日本で流通し始めたのはあまり記憶にないですが、恐らく2013年くらいにはトレイルランナーから選ばれ始め、浸透してきていたと思います。それまで主流だった『ハイドレーションシステム』の牙城を一気に崩し、トレイルランニングの水分補給の方法は一気にソフトフラスクが勢力を拡大しました。

もちろんハイドレーションシステムの良いところもたくさんあるので、またそれは別に書いていきたいと思います。

ソフトフラスクの選び方

ランニングバッグ(トレランザック)のポケットの形から選ぶ

まず、大前提としてソフトフラスクを何のために使用し、どんなシチュエーションで使用したいのかを決めることが重要です。

ランニングバッグ(トレランザック)で使用する場合は、それぞれのブランドのバッグのポケットに入るかどうかをチェックしなければいけません。ネットショップ等で購入する場合には、自分のバッグに入るかどうかが事前にわからない場合がありますよね。初めて購入される場合は、ランニングバッグを購入するお店で一緒に購入することをお勧めしますが、ネットショップで初めてソフトフラスクを購入する場合は自分のバッグに入るかどうかを聞いてみるのもいいかもしれません。ソフトフラスクは太さを間違えるとバッグに入らないなんてこともありますから、気をつけてくださいね。

また、ウエストベルトで利用される場合には、水漏れしないようにロック機能が付いたものを選ぶなど、知識として知っておいた方がいいこともあります。一般的な量販店等のスタッフさんはあまり詳しくないと思いますので、ぜひ専門店で探してみてください。

ブランドを知る

特筆すべき3ブランド、実はほぼほぼ『ハイドラパック社』一択!?

ソフトフラスクを選ぶ上で特徴的なブランドを3つ挙げます。
しかし、どのブランドも実はハイドラパック社が製造するOEM品。OEMだから本家本元のハイドラパック社を選べばいいかというとそうではないので、その辺りについて書いていきたいと思います。

HydraPak(ハイドラパック)

約20年前に誕生したハイドラパックは、門外不出の製造方法でソフトフラスクのトップブランドに駆け上がりました。OEM品では使用しないと言われるオリジナルのTPU生地で作られるソフトフラスクは、耐久性において他のブランドでは勝ち目のない強度を誇ります。唯一、ハイドラパックを取り扱うケンコー社の営業さんだけが、『冷凍しても全然大丈夫です』と言ってくれることからもその強度が伝わってきますね。通常、水は凍るときに膨張するので、どんな技術が使われているんでしょうね。気になります。また、BPA、PVCフリーなど、環境への負荷に対しても高い意識を持っています。

また、オリジナルにコスト面で勝つことは不可能ということでしょうか、値段についてもストロー付きでNATHANのソフトフラスクとほとんど変わりません。

2021年にはキャップがパカっと素早く開くスカイランニング向けの『スカイフラスク』が登場したりと、常に他社ブランドをリードするハイドレーショントップブランドです。

NATHAN(ネイサン)

NATHANのソフトフラスクには2種類の『機能』を持たせたボトルが存在します。

ウエストベルトで使うことを想定された『ロック機能』

ウエストベルトでソフトフラスクを持ち運ぶと、飲み口の先端が押されてしまい水分が漏れてしまうことがあります。NATHANの600mlのソフトフラスクであれば、最初からロック機能が搭載されたキャップです。ウエストベルトも想定されている方はNATHANのボトルを選ぶといいでしょう。

水分が減ってもボトルが垂れない『スパイン』(背骨の意味)付きのソフトフラスク

NATHANのソフトフラスクが超優秀だと言われるのは、まさにたった1つのこのアイディアです。いわゆる芯がボトルに存在することで、本来柔らかいボトルの中身が減った時に垂れてしまうのをもれなく防いでくれます。せっかくの感動的なゴール!でもソフトフラスクがみっともない・・そんなアスリートを数多く見て残念な気持ちになってしまうのは私だけでしょうか。感動的な思い出のためにもゴールでソフトフラスクが垂れてしまってるあなたは迷わずこれです。

この唯一無二のソフトフラスクの『スパイン』ですが、特許を取っていると思いきや、NATHANは特許は申請せず。ハイドラパック社もサロモンも暗黙の了解で模倣しないという粋な対応をしているそうです。(※NATHAN談)

SALOMON(サロモン)

サロモンのランニングパックを使っている方は、概ねサロモンのボトルがいいと思います。ストライドラボではまだ取り扱いがないサロモンさんなので、細かい仕様については書くべきではないかなと思いますが、サロモンのランニングパックをご利用の方はとても多いですよね。

サロモンのランニングパックはボトルを入れるポケットがすごく縦長だったり(揺れにくくするためだと思います)するので、ランニングパックの形状に合わせたものがオリジナルで作られていることが多いです。まぁどちらかというと関係する全ての商品を『サロモン』ブランドで統一するように、あえて汎用性の低いポケットのランニングパックとソフトフラスクの組み合わせを作っている思います。

ボトルの形状も独特ですし、キャップの形状も独特です。通常ハイドラパック社のソフトフラスクのボトルキャップは42mm口径ですが、サロモンのボトルキャップは25mmのものと2種類あります。値段は25mmのものの方が安いようですが、エイドステーション等で水分を入れる際には絶対に口径は大きい方がいいのではないかと個人的には思います。

また、サロモンのソフトフラスクは、ハンドボトルにできるバンドを販売していたり、別売でNATHANと同様のロック機能がついたキャップや、飲み口を伸ばすためのストローも販売しています。独自の路線をいくサロモンですが、サロモンユーザーはサロモン商品で選ぶと安心感があると思いますよ。

弊社は取り扱いがないためこれ以上は書きません(けっこう書いたかも笑)

 

『ブランドで選ぶ』がやや長くなってしまいましたが、他にも日本で現在展開されているソフトフラスクについては、THE NORTH FACE / OMM / UltrAspire / RaidLight / OSPRAY などなどが挙げられますが、これらの中にもハイドラパック社のOEM品は多数存在します。言い方が悪いかもしれませんが、概ね代用が効きますので今回は割愛したいと思います。

 

容量と形状、用途から選ぶ

王道で最もコスパが高いの500ml

ハイドラパック ウルトラフラスク 500ml ストロー付き¥2,750(税込)

ハイドラパックウルトラフラスク 500ml ストロー付きの詳細をチェックする

 

水分が少なくなっても形を保つスタイリッシュな532ml

NATHAN イグソドローフラスク2.0  532ml ¥3,080(税込)

NATHAN イグソドローフラスク2.0  532mlの詳細をチェックする

 

 

汗っかき向けの600ml

ハイドラパック ウルトラフラスク 600ml ストロー付き¥3,080(税込)

ハイドラパックウルトラフラスク 600ml ストロー付きの詳細をチェックする

 

ハンドボトルタイプの500ml

ハイドラパック スカイフラスク 500ml ハンドボトル可 ¥2,970(税込)

ハイドラパック スカイフラスク500mlの詳細をチェックする

 

ハンドボトルでレーシングな350ml

ハイドラパック スカイフラスク 350ml ¥3,300(税込)
飲み口がパカっと開くので、レース中のエイド等で可能な限りスピーディーな給水をすることが可能です。

ハイドラパック スカイフラスク350mlの詳細をチェックする

 

ウエストベルトで使えるロック機能を搭載した600ml

NATHAN ソフトフラスク ¥2,750(税込)

NATHAN ソフトフラスク600mlの詳細をチェックする

 

ジェル用などに向けた150ml / 250ml

ハイドラパック ソフトフラスク150ml ¥1,980(税込)

ハイドラパック ソフトフラスク150mlの詳細をチェックする

 

 

ハイドラパック ソフトフラスク250ml ¥2,200(税込)

ハイドラパック ソフトフラスク250mlの詳細をチェックする

 

オプションを知っておく

ソフトフラスクには様々な『オプション』が存在します。

ソフトフラスク向けストロー

ランニングバッグに入れた時に首を曲げて飲み口に吸いに行くのが面倒な方は、オプションで『ストロー』をつけると快適に飲むことが可能になります。

NATHAN エクステンデットストロー 2個入 ¥1,980(税込)

NATHAN エクステンデットストロー の詳細をチェックする

 

 

ソフトフラスクのチューブのお手入れ

チューブブラッシュは、ソフトフラスクのチューブの中や、ハイドレーションシステムのチューブの中を洗浄できる専用のブラシです。色付きの飲み物を飲まれる方(特にお茶)はストローが黄ばんでしまうこともありますので、こまめに洗浄されることをお勧めします。

ハイドラパック チューブブラッシュ ¥1,650(税込)

ハイドラパック チューブブラッシュの詳細をチェックする

 

飲み口が壊れたり無くしてしまった場合に

バイトバルブシース 2P
バイトバルブと呼ばれる、いわゆる飲み口のシリコンです。洗浄した後、飲み口を分解しないで乾かしておくと、知らぬ間に飲み口がカビだらけ・・なんてことがあります。万が一カビてしまって嫌だとか、洗って無くしてしまったりとか、強く噛みすぎて破損してしまった・・なんて時に便利な交換用の商品です。

ハイドラパック バイトバルブシース2P ¥880(税込)

ハイドラパック バイトバルブシースの詳細をチェックする

 

まとめ

いかがでしたでしょうか、重要なことをおさらいします。

ソフトフラスクとは、『ソフトフラスクは中身が減ると体積が小さくなる真空のボトル』でしたね。真空なので水がチャポチャポ言わないし、身体にフィットした時に柔らかいので接触が悪くても痛くなることはありません。

ソフトフラスクを選ぶときは、まず自分のランニングバッグ(トレランザック)のポケットのサイズを確認し、入る大きさのものをチョイスしましょう。

また、ソフトフラスクはメーカー、ブランドによっても仕様や特徴が違いました。

ざっくりいうと、コスパがよくて冷凍しても大丈夫な強度を持ち合わせるのがハイドラパック。独自の技術で気が利いているのがNATHAN。サロモンのザックにはサロモンのソフトフラスクを選ぶと間違いが起きにくい。

全てのトレランザックを扱っているわけではないので、わからないことも多いと思いますが、自分のランニングバッグに合うソフトフラスクがわからない場合は、LINEに友達を追加していただき、個別で質問いただけたら可能な限り調べて回答いたします。

 

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