2018.05.04
FAT ADAPTATION ファット・アダプテーション
どうも副店長です。
前回の「山の補給学」で書いたとおり、身体に脂肪細胞として蓄積されているエネルギーを効率よく利用できると、様々なメリットがあります。
身体に蓄積されている脂肪を運動中に効率よくエネルギーとして利用するために何をしなければいけないのか??
「FAT ADAPTATION ファット・アダプテーション」
・安静時、運動時に脂質をエネルギーとして利用しやすい身体に調整すること
日々の食事や、運動の種類、頻度によって、安静時、運動時にエネルギーとして利用している栄養素の割合は違います。
特にウルトラマラソンや長時間継続する競技では、運動中の脂質と糖質をバランス良くエネルギーに変えることで、長時間高いパフォーマンスを安定して維持できる事が求められます。
また、スプリントのような短く強度の高い競技でも、普段の脂質代謝を優位に高めることで、リカバリーを早め、高いパフォーマンスを維持できることが証明されています。
ー ファット・アダプテーション を行うのとどうなるのか?
:以下の図のように、運動中の脂質代謝の能力が大きく異な
っていることがわかります

:ファット・アダプテッドのランナーは運動強度が上がっ
てもしっかりと脂質をエネルギーとして利用できているこ
とがわかります
:運動中の摂取エネルギーの量を減らすことができる
:乳酸をエネルギーとして利用するための能力が増える
:エネルギーとして蓄えられている脂肪を運動中に効率的に
利用することができる
*「ファット・アダプテーション」では毎日の積み重ねがとても重要です。
日々の食事の脂質摂取(中鎖脂肪酸)の割合を多くして、全体の食事の中で、炭水化物、タンパク質、脂質の摂取バランスを見直してみましょう。
ストライドラボでは毎朝「日清オイリオ MCTサプリメントゼリー」を一本摂ることをおすすめしています。
*朝食に十分な中鎖脂肪酸を摂ることで、昼食の時間まで、十分なエネルギーとして身体に摂れるので、午前中の集中力を高く保つことができます。また、運動する場合でも中鎖脂肪酸は直接エネルギーとしても利用されやすいので、万能なサプリメントといえます。
とっても簡単に言うと・・・
前回のブログ投稿の中で「お財布」と「銀行」のお話につなげるならば、中鎖脂肪酸は:
「デビットカード」
MCTオイル
お財布に入れておくのはカード一枚と少しの現金(糖質)だけで、実際には無限大にある銀行のお金をいつでも利用しながら、急に必要な小銭は現金(糖質)で賄う!
朝食で「MCTゼリー」を摂る
↓
摂取した中鎖脂肪酸もエネルギーとして利用しながら、蓄積された脂肪もエネルギーに変換する回路を活性化する
↓
それを毎日続けることで、その回路を常に活性化させる
= 「ファット・アダプテーション」
副店長は中鎖脂肪酸をどのように補給として摂っているのか?
*あくまで副店長の好みで使っている補給です。人によってはもっとエネルギーが必要な人がいたり、この通りに摂ってしまうとお腹を壊したりする人もいますので、必ずレースで使う前に練習でも使ってください。
1:レース中に2〜3時間おきに1本(6g)のMCTゼリー

or
2:フラスク500mlの水に、MAGON1本と一緒にMCTパウダーを10gほど入れて、2〜3時間かけて飲む

次回は「ファット・アダプテーション」をどのように行っていくのか?について書きます!