2021.08.24
フォアフットストライクとヒールストライク
ここ10年くらいの間に、ランニングフォームについて科学的分析が行われる様になって、速く走るためのランニングフォームが数値で分かる時代になってきました。
そのランニングフォームを数値化することで分かった来た結果として「速いランナーは足の接地時間が短い」、「速い選手はフォアフットストライクで走っている」などあります。
ただ結論としてこれらの数値はあくまでも結果としての数値であって、意識して足の接地時間を短くしたり、無理にフォアフットストライクにするものではないようです。
ストライドラボ那須では1年くらい前からLEOMOの動作解析機器を使って、ランニングフォーム解析のサービスを行っていますが、これまで多くのランナーのランニングフォームを解析してきたことでランニングフォームのいろんなことが分かってきました。
決してフォアフットストライクだから足の接地時間が短くなるものでも無く、フォアフットストライクのフォームでも足の接地時間が長いランナーもいますし、ヒールストライクだからと言って足の接地時間が長くなる分けでもない事も分かってきました。ただ結果として足の接地時間が短いランナーは速く走れるのは間違いないようです。
確率としてフォアフットストライクのランナーが足の接地時間が短い結果が出ることは多いのですが、先日はヒールストライクで足の接地時間は短いランナーの測定をしました。そのランナーはこれまでのストライドラボ那須でランニング動作解析したランナーの中でも持ちタイムは一番速くランナーでした。
ヒールストライクのフォームを、フォアフットストライクにフォームに無理してフォームを変えようとして脚を痛めたランナーも多いと聞きます。確かにフォアフットストライクになれば足の接地時間は短くなりますが、そのフォアフットストライクのフォームに変える、変え方が一番重要のようです。