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ランニングフォーム改善を試みるときに注意したいこと

那須店

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自分がランニングを始めたのは大学生になってからで、それから考えるとランニング歴は40年以上となりましたストライドラボスタッフの宮塚です。
その40年間を振り返ってみると、昔のトップランナーのフォームからすると、今のトップランナーは随分とスマートになったと感じます。
昔のトップ選手のフォームはそれぞれに特徴があって、ちょっと見ただけで誰か直ぐに分かったものです。
しかし今のトップ選手のフォームは同じフォームに見えます。
これはある意味、特徴が無いとも言えますが、逆に考えると速く走れるフォームが解明され、効率良い走りのフォーム作りが行われようになった結果だと言えます。

その昔と今の選手の大きな違いは足の地面に接地に関する考え方です。
昔は普通に「着地は踵から入って爪先で蹴りだしましょう」なんて言われていたものです。
しかし今では「着地は足裏全体で着地して、押し出すように足を地面から離しましょう」となりました。
これは10年ほど前から言われるようになった「速いランナーは足の接地時間が短く、そうで無いランナーは足の接地時間が長い」と言う分析結果から、導きだした効率的な足の接地に関する考え方の様です。

ただテレビなどで見るトップ選手のフォームはイメージ的には、ダイナミックで大きく足を前に振り出して着地して、地面を力強く蹴りだして走っている様なイメージですが、実際にスローモーションなどで見てみると、膝は前に鋭く振り出されていますが、膝から下はさほど前に振り出されず、着地の時は足は後ろ方向に戻りながら着地するため、結果接地パターンはミッドフットストライクに近くなります。そして着地して直ぐに体重が乗り、今度は足が地面から離れるときは膝は伸び切らず、軽く曲がった状態のまま離れて行きます。

皆さんがイメージする速いランナーのフォームのイメージと、実際のフォームでは違いがあったりするものです。
フォーム改善を行おうとして、見た感じだけのフォームを真似をすると、本当の効率良いフォームから離れてしまっているケースもあり、それが原因で怪我してしまうランナーもいたりします。
つまり本当に良いフォームとはどうことかを理解した上でフォーム改善をを試みることが大切なようです。

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