2026.06.11
【比較解説】ALTRAとベアフットの違いは?「守る靴」と「鍛える靴」の使い分け
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ALTRAとベアフットシューズの違いは?


加えて、最近注目を集めているのがSKINNERS(スキナーズ)、Lems(レムズ)、BLUSUN(ブルーサン)、Groundies(グラウンディーズ)、あるいはVIVO BAREFOOT(ビボベアフット)といったいわゆる「ベアフットシューズ」です。世界的な注目度も高く、店舗でもニーズの高まりを感じています。
それぞれのブランドにコンセプトがありますが、既存のファッションブランドやスポーツブランドと大きく違うのは人の体の構造を邪魔しないことを目的としていること。

「ALTRAと何が違うの?」「どのように使い分けたらいいの?」
今回はSTRIDEスタッフがパフォーマンスシューズとライフスタイル・ベアフットシューズの違いを、「フットヘルス」(足の健康)の観点を交えながら解説していきたいと思います。
▶「足の自然な形」に根ざした設計
違いについて触れる前に、双方の共通点について。ALTRAやNotaceと各ベアフットシューズには、ふたつの共通する特徴があります。
ゼロドロップ: 踵とつま先の高さが同じ。姿勢を垂直に整える
フットシェイプ: つま先が広く、足先が開放的

どちらも「本来の足の形を阻害しない」という点では同じ思想です。
では、両者の違いはどこにあるのかというと、大きく異なるのは、“地面との関わり方”といえます。
▶シーンに応じた使い分けがベストプラクティス(最善策)
シューズを部位毎に分解すると、大きく分けて3つに分けることができます。まず、足を側部から上部にかけて包み込む「アッパー」、着地の衝撃を受け止める「ミッドソール」、地面を捉えてグリップする「アウトソール」です。このうち、ALTRAやNotaceとベアフットシューズを分けるポイントはふたつめのミッドソールの部位です。
前者(ALTRAやNotace)のシューズにはミッドソールがあり、ウォーキングやランニング時に地面に接地するときの衝撃を吸収してくれる構造になっています。この厚みはモデルによってさまざまで、15.5mmから30mm程度までの幅があります。厚みが増すほど、いわゆる「クッション性の高いシューズ」ということになります。
たとえば、ウォーキングのときには体重の1.5倍前後、ランニングのときには体重の3〜5倍程度の衝撃が身体にかかるとも言われています。同じ動作を繰り返す距離や時間が長くなったり、路面の状況がトレイルやロードで変われば、それだけ身体にかかる負担も大きくなっていく。

つまり、ALTRAやNotaceの大きな特徴は、長距離のランニングやウォーキング、トレイルラン、ハイキングでも、足の自然な状態や姿勢を保ちながら、最後まで完走/完歩することを助けてくれるような設計になっています。いわば、「足の元々の機能を活かしながらも、パフォーマンスを最大化する相棒」です。


それに対して、ベアフットシューズは、ミッドソールが極端に薄い(4mmから6mmほど)か、まったくない(0mm)ため、クッション性はほぼありません。足の裏は、地面からの情報をキャッチするセンサーや、衝撃を吸収するサスペンション、あるいは姿勢に直結するバランサーのような役割を果たす大切な部位。より裸足に近い状態で履くことで、身体が忘れかけていた足裏の感覚を呼び覚ます手助けをするシューズとも言えます。
文字通り、ベアフット(Barefoot=裸足)というわけです。
冒頭にあげたベアフットシューズブランドのなかには、トレイルランニングやハイキングモデルもありますが、こうしたベアフットシューズが本領を発揮するのはたとえばオフィスワークや、散歩、買い物、ジム、通勤といった日常生活のシーンと言えるでしょう。なぜこうした場面にベアフットシューズがフィットするかというと、ランニングやハイキングなどと比べて、運動の負荷が比較的大きくないからです。だからこそ、ベアフットシューズのなかには、日常的な場面に馴染みやすい素材やデザインのモデルも多くラインナップされています。
▶普段履きの「ナチュラルフットウェア」があなたのランやウォークを変えるかも
双方の違いはそのまま、使い分けにも繋がっていきます。
都市圏で生活している方々にとっては特に言えることかもしれませんが、私たちが運動として走ったり、歩いたりするのは、平均して一日のうちのわずかな時間です。残りの多くの時間は、クッション性やサポート機能で「足をまもる」というよりは、「足をより自由にする」という観点でシューズを使い分けてみるのも一考です。
普段履きからエクササイズ、野外でのアクティビティに至るまで一貫してALTRAのシューズを履くのも良いのですが、もしあなたがランナーやウォーカーなら、「日常履きとしてのベアフット」という選択は、長い目でみてランやウォークのパフォーマンスや快適さを左右したり、ひょっとすると怪我の予防にもつながるかもしれません。

代表的なライフスタイル・ベアフットブランド
Groundies(グラウンディーズ):
2019年、ドイツのフライブルグ地方で誕生したベアフットシューズブランド。「自然な歩行が持つ多くの利点を、モダンなデザインと高品質で融合させる」という創業以来の哲学のもと、現在では世界150カ国以上で愛用されています。

Lems(レムズ): 初心者にも優しい適度な厚み。カジュアルなシーンに最適。 2011年にアメリカで創業 したベアフットシューズのブランド
BLUSUN(ブルーサン): ジャーマントレーナーのようなスタイルで、街に溶け込む。2023年にドイツで生まれた最新ベアフットシューズブランド。
SKINNERS(スキナーズ): 究極の「靴下以上、靴未満」。足裏感覚100%。

VIVOBAREFOOT(ビボベアフット): 世界的なパイオニア。圧倒的な足裏感覚と洗練されたデザイン。

新しいナチュラルフットウェアブランド『Notace』
または、ALTRAと並んでピックアップしたNotace(ノータス)は、ALTRAの最薄ソールのモデルよりもさらに薄いスタックハイト15.5mmを実現していて、ベアフットシューズとのちょうど中間に位置するバランスのとれたシューズとも言えるでしょう。
日本の開発チームと協業し、自らの感覚を研ぎ澄ませるために開発された、2025年に誕生したばかりの新しいブランドです。



まとめ:自分の足の力を引き出すシューズを履いて欲しい。
ぜひベアフットシューズやNotaceなどの足のありのままの動きが実現できるシューズで歩いてみてください。
クッションがあるシューズでは感じることを忘れていた感触が楽しめます。日々、何気なく歩いてる舗装路、線路を踏んだ時のレールの硬さ、土や芝生の柔らかさ…現代人が忘れていたいつもの街や道だって、新たな驚きを感じさせてくれます。
細かな段差だって感じるし、小石を踏んだらびっくりする。
でもクッション性のあるシューズに慣れていると分からなくなってしまう感覚を取り戻すことができて面白いし「足裏からってこんなに刺激があるんだ…」と再確認できます。
靴を履いて窮屈な姿勢で暮らしている動物は「人」だけです。
ヒトの足は長い進化の歴史の中で、『裸足のまま』歩行や走行に耐えられるよう進化してきました。
本来、シューズで失っている感覚を取り戻してくれるシューズで姿勢を取り戻しましょう。
STRIDE LAB



