2024.02.15
【シューレースで走りが変わる!②】シューレースの通し方&ほどけない結び方
こんにちは。STRIDE LAB OFFICIAL のニシカワです。
本日は前回のブログに続き、シューレースのお話。
前編はシューレースの種類とそれぞれの特性をお伝えしました。
前回のブログはこちら↓
後編となる今回は、
基本的な部分、シューレースの通し方から
シューレースの絶対に解けない結び方をご紹介いたします!
ランニング中やハイク中の悩みで
- ヒモがすぐにほどけて何度も結び直す
- しっかり結んだのに段々とゆるくなってくる
- 着地の際に踵がずれる感覚がある
- 窮屈で足先が痺れてくる
こんなことってよくありませんか??
その度にシューレースを締め直すわけですが、
リズムは崩れるし、疲れてるとしゃがむのも結構しんどい時があったり。
縦走登山などで重いバックパックを背負ってきてる時なんか尚更キツい!
その悩み、実はシューレースが原因かもしれません!
たかがシューレース、されどシューレースです。
このブログを読んで正しいシューレースの知識を理解し、
より快適で楽しいランライフを送りましょう!
Contents
シューレースの通し方
靴紐の通し方に正解はないですが、靴の種類や使われるシーンなどに応じて色々なやり方があります。
通し方によって見た目の印象が大きく変わってくるので、こだわりの通し方があるよ!って方も中にはいらっしゃるのでは?
余談ですが昔、服屋で働いていた時に、「スニーカーはオーバーラップ」という長年受け継がれる謎の不文律があって、アンダーラップのまま直さず店頭に陳列していると怒られたという思い出があります。それもあって買った靴がアンダーラップだったら今でもついついオーバーラップに直しちゃいます。
ただ、この紐を通すという作業、実は見た目だけじゃなく履き心地にも大きく関わってきます。ここではランニングシューズにおける代表的な結び方のメリット・デメリットをお伝えします。
通し方のメリット・デメリット
オーバーラップ
アイレット(紐を通す穴)の上から下へ通して、つま先側から見て紐同士が逆ハの字でクロスするのがオーバーラップです。
- メリット:足をしっかりホールドできる/紐が緩みにくい
- デメリット:締めすぎると足を圧迫しがち
足をしっかり固定してくれるのでスピード感のあるレースや、シューズ内での足の遊びが気になる時にオススメです!
アンダーラップ
反対にアイレットの下から上へ紐を通し、つま先側から見てハの字でクロスするのがアンダーラップ。
- メリット:圧迫感が少なく適度に足に馴染む
- デメリット:シュータン部分が浮き上がりやすく、履いているうちに緩みやすい
紐を緩めやすく、適度に足を固定してくれるので、着脱が多い場合やある程度足にゆとりが欲しい時にはオススメです!
その他のやり方
ALTRA結び
STRIDE LAB お馴染みの ALTRA ではこんな変わり種の紐の通し方も!
広いトゥーボックスの良さを最大限活かすならこれもアリです。
- メリット:前足部のゆとり/通気性の高さ
- デメリット:締め付けが弱い
詳しいやり方は下の ALTRA 公式HP内からご覧ください。
リディアードレーシング(パラレル)
伝説的なランニングコーチであるアーサー・リディアードの名をとったこちら。
締め付けのテンションがかかるのはシューレースのクロスする部分なのでそれを無くしちゃおうという通し方。
- メリット:締め付けが優しい
- デメリット:足を固定しにくい/調整がやや面倒
走っていると足の甲が痛くなるという方は一度やってみる価値ありです!
シューレースの通し方 Tips
ダブルアイレットの使い方
アイレットの1番上にあるこの穴ってどう使うかご存知ですか?
この穴を活用するとさらにフィット感が高まります!
やり方は以下の通り
- シューレースを通した後、隣の穴に通して輪っかをそれぞれ作る
- 反対の輪っかにひもを通す
- いい具合に締めて調整
- 結んで完成!
オススメのシューレースの締め方
靴を履く時ってどのくらいシューレースを締めますか?
ゆるゆるが好きという方もいればキツめが好きな方もいると思います。
好みの出る部分なので、ご自身が一番走りやすいのが正解かもしれませんが、ここで1つ、オススメのフィッティングをご紹介させてください。
中足部をしっかり締める
ついやってしまいがちなのが、シューレースを思い切り引っ張って一番上を締め上げるやり方。
これだと足首や踵部分のみが締まって、結果として足の部位によってムラが生じます。
むしろしっかり締めて欲しいのは中足部(足の甲)!※圧迫しすぎない程度で
それ以外はそんなにキツく締めず、適度にゆとりがあるくらいがオススメです。
中足部を締めることで足指が開き、それが着地の際の安定感や衝撃吸収につながります。
シューレースの結び方
紐靴を履く際は大体の方がいわゆる〈ちょう結び〉で結ばれるかと思います。
一番オーソドックスなやり方ですが、冒頭でお伝えしたとおり、紐の種類や太さによってはすぐに解けてしまったり、段々と緩くなったりしてくるのも事実。
そうならないように、誰でも簡単にできるオススメの結び方3選をお伝えします。
これさえ押さえておけば、シューレースをいちいち結び直すあのストレスから解放されます!!
解けない結び方3選
蝶結び+ひと巻き
いつもの蝶結びに一手間加えるだけの簡単なやり方。
片方で輪っかを作り、もう片方のヒモを巻きつける際にもう一回巻くだけ!
ベルルッティ結び
フランスのレザーシューズブランド ベルルッティの名から来ているこちらの結び方。手順は多いですがこれも簡単です。
- 最初に2回結びます
- 輪っかに巻きつけてくぐらせる(蝶結びと一緒)
- 同じ穴にもう一度くぐらせる
- 結んで完成
蝶結びの結ぶ工程を2回ずつ行うと覚えましょう♪
イアンノット
ぱっと見むずかしそうですが、慣れたら結ぶのも楽ちんで解けないやり方。
- 最初は普通に結び、両方の紐でそれぞれ輪っかを作る
- 右の輪っかを左の輪っかに通す
- 左の輪っかを右の輪っかに通してクロスさせる
- くぐらせた輪っかの先端を左右に引っ張る
- 完成
画像だけだとなかなか分かりにくいかと思いますので、気になる方はぜひ「イアンノット」で検索してみてください。
まとめ
以上、シューレースについて前編・後編にわたってお伝えしました!
調べてみると奥が深いシューレースの世界。
シューレースがシューズや走りに与える影響って意外と大きいということがお分かりいただけた思います。
この機会にぜひご自身のシューレースを見直して、
より快適で楽しいランライフを送っていきましょう!!