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【COROS】VERTIX 2S 最速レビュー!前作 VERTIX 2 から何が変わった!?

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こんにちは。STRIDE LAB OFFICIAL のニシカワです。

GPSスポーツウォッチブランド COROS よりクライマー、ウルトラランナー、登山家などタフなアウトドアアドベンチャーを愛する方に向けたフルスペックモデル「VERTIX」の待望のニューモデルが発売となりました!!

現行の最新モデルは「VERTIX 2」でしたが、今回は3ではなく 2S 。

 

なかなかお手にとっていただける機会の少ないCOROSなだけに、実際のところどうなのよ??というのは皆さん気になりますよね!?

ということで本ブログではどこよりも早く!COROS VERTIX2S を実機レビュー

基本的なスペックからVERTIX 2S の特徴やアップデートポイント、気になる前モデル VERTIX 2 との比較などまとめてご紹介。

これを読めば最新モデルのことは丸わかり!

VERTIX 2S が気になるかた、ご購入を検討されている方はぜひご覧ください!

 

この記事はこんな人にオススメです!
・COROSが好き/COROSが気になっている
・軽くてバッテリー持ちの良いGPSウォッチを探している
・クライミング、スルーハイク、ロングトレイル用のGPSウォッチを探している
・COROS の最新モデル VERTIX 2S の機能が知りたい

COROS(カロス)とは

COROSはアウトドアスポーツを愛するハードウェアエンジニアたちによって2014年に設立され、数々の信頼性の高いスマートウェアラブルデバイスを開発。

とりわけGPSスポーツウォッチの分野では脚光を浴びており、製品の品質や信頼性の高さからマラソンのエリウド・キプチョゲ選手や山岳アスリートのキリアン・ジョルネ選手など世界的なトップアスリートとパートナーシップを結んでいます。

COROS の特徴

そんなカロスの特徴は大きく分けて2つ!!

『超軽量』
とにかくめちゃくちゃ軽い!

初めてカロスを手に取られた方は期待以上の軽さに必ず驚かれます。

軽いので良い意味で時計をつけている感覚が少なく、ランニングの腕振りの際に全く気になりません。

最軽量の PACE 3 はなんとたったの30g!!
ニシカワ
ニシカワ

『長時間のバッテリー稼働』

軽い上にバッテリー持ちが抜群にいいのがカロスのすごいところ!

大事なレース前に充電を忘れて電池持ちが心配なんてことはカロスではそうそうありません。よほどのロングレースでなければ仮にフル充電でなくても平気で持ちます。

充電頻度が少なく済むので、バッテリー寿命も良い!!
ニシカワ
ニシカワ

 

ちなみに現行のラインナップは全部で4型、大きく分けると以下の3つシリーズがあります。

  • PACEシリーズ   とにかく軽い
  • APEXシリーズ   ナビ機能付きのフルスペック 軽さ・耐久性のバランスも良い
  • VERTIX シリーズ  超ロングバッテリーでタフな設計

カロスの商品ページはこちら

VERTIX 2S レビュー

カロスの基本的な情報がわかったところで、早速本題の新モデルに迫っていきましょう。

 

基本SPEC

EARTH

MOON

EARTH

 

SPEC
価  格 :¥93,500(税込)※2024年4月時点
重  量 :70/87 g (ナイロンバンド/シリコンバンド)
カ ラ ー:EARTH , MOON , SPACE
サ  イ ズ   :50.3 × 50.3 × 17.6mm
画面サイズ:1.4 inch
解 像 度:280 × 280 ピクセル
画面タイプ:タッチパネル方式常時点灯型メモリーLCD
画面材質 :サファイアガラス
ベ ゼ ル:グレード5チタン合金 PVDコーティング
カバー材質:チタン合金
バンド幅 :26mm
バンド長 :ナイロン:155mm – 225mm/シリコン:130mm – 240mm
着装タイプ:Quick Fit
防水性能 :10ATM
衛  星 :5つの衛星(GPS・QZSS・GLONASS・Galileo・Beidou)デュアル周波対応
マップ  :地形図&Topo
基本なスペックは以上のような感じ。
スペックからわかる変更点をまとめると次のようになるかと思います。
  • 価格が約¥4,000値上げ
  • 重量がナイロン、シリコンそれぞれ2g軽量化
  • カラー展開が変更、1色追加
  • バンドが2種類付属

金額が値上げになりましたが、バンドが最初から2種類付属に。重量は多少軽量化していますがほぼほぼ前作と仕様は変わらなそうですね。実際の使用感はどうなのか後ほど見ていきたいと思います。

ニシカワ
バンド単体の金額がそれに相当するので実質お値段は据え置きですね!

また、カラー展開が2種類から3種類に変更。

前作はObsidian(黒曜石)、Lava(溶岩)とアドベンチャー向きモデルらしく鉱物からとったネーミングでしたが、

今作はEeath、Moon、Space とさらにスケールアップしたカラーネームに。

 

VERTIX 2S のアップデートポイント

変更になった点の他にアップデートされた部分を詳しく見ていきます。

 

 心拍センサーがより精緻に 

今作より心拍センサー部分がアップデート。より高い精度での計測が可能になりました。

光学式の心拍センサーで、5つのLEDライト、4つの光検出器、保護用ガラスによって構成されていて、高度な信号ノイズ除去アルゴリズムによって高い精度の心拍測定精度を実現しています。

COROSではアクティビティ中だけでなくHRVや睡眠トラッキングなどリカバリー中のフィットネス測定も優秀なので、今回のアップデートでより正確に自分のカラダの健康状態を把握することができるようになりました。

ニシカワ
PACE3やAPEX2に採用されていたものと同じですね!!

 

 

 GPSアルゴリズムの最適化 

カロスのウリの1つである「GPS精度の高さ」が前作からさらに進化。

内蔵のアンテナやチップを最新のものにアップデート。狭い渓谷や切り立った岩壁でもより正確で高精度な位置情報を記録してくれます。

また今作のVERTIX 2Sでは新しいGPSアルゴリズムを使用。マルチピッチクライミング時のトラッキング精度が大きく向上しました。急峻な岩壁やチムニー、極狭のクラックに挑む登山者にも正確なトラッキングを可能にします。

ニシカワ
COROSのCEO兼共同創設者の Lewis Wu 自身が著名なクライマーで、今回の開発にも大きく関わっているとか!

 

VERTIX 2S のここがすごい

続いて、VERTIX 2S の主だった特徴を見ていきましょう!

カロスラインナップの中でも一番のハイエンドモデルらしく、充実の機能と使い心地を備えています。

超絶ロングバッテリー

VERTIX シリーズと言えばコレですね。

ロングレースはもちろん、何泊もの縦走登山やロングトレイルなどの日常からかけ離れた環境ではバッテリーは長ければ長いほど良いです。

連続稼働時間

標準GPS:118時間

全システムオン:73時間

全システム+2周波;43時間

日常使用:40日間

と驚異的なバッテリー持ちは今作でも健在!マイルレースでもバッテリー切れの心配は皆無!!

ニシカワ
競合他社の同価格帯と比較しても圧倒的なパフォーマンスです!

過酷な環境でも信頼の材質

VERTIX2S は過酷なアウトドアスポーツの極限の環境下でも耐えられるように設計されています。

 

傷がつきにくいサファイアガラス

ウォッチフェイスの風防にはサファイアガラスが使われています。

PACE 3などに採用されているミネラルガラスと比較して、非常に硬く傷がつきにくいのが特徴です。

硬さを図るモース硬度は【 9 】でダイヤモンドに次ぐ硬さです。

クライミングで岩壁をよじ登る際やアルプス登山で岩陵帯を進む際も安心してガシガシいけます!

 

PVDコーティングを施したチタン合金ベゼル

ボディにはグレード5チタンが採用されています。

グレード5とは、チタン90%、アルミニウム6%、バナジウム4%の構成でできた合金素材で、純チタンと比較して加工がしやすいなどのメリットもありますが、何よりも硬く、傷つきにくくなるのが特徴的です。

それに加えてPVDコーティングと呼ばれる表面に金属を蒸着させる加工も施されているので、さらに頑丈に仕上げています!

「VERTIX 2S」開けてみた!前作「VERTIX 2 」との比較

最後に、気になる実物をチェックしていきたいと思います!!

色味や本体の厚みなど変更となった部分がどんな感じかみていきます!

 パッケージ 

まずはパッケージから。

前作の雰囲気を踏襲しつつ、コンパクトなサイズ感におさまりました。リサイクル素材を使用しており、環境配慮もバッチリです。

ちなみにこちらの色はMOON。シルバーで統一された配色が洗練された雰囲気です。

 

早速開封していきます。

開けると本体、バンド、ケーブル等の付属品が。ちらりと見えるベゼルがもうこの時点でかっこいいです。

そして、前作はシリコンバンドのみの付属でしたが、VERTIX 2S ではナイロンバンドも純正で付属。

買い足しの必要がないのは嬉しい限りです!

 

 全体像 

比較として前作と並べてみました。(左:VERTIX 2 右:VERTIX 2S)

ぱっと見はほぼ同じ…?

細部を見ていきましょう。

 バンド 

こちらは変更なしの26mmサイズ。見た目材質、長さのいずれも変わらずなので前作と同じ着用感でお使いいただけます。

取り外しも変わらずフックで引っ掛けるだけのQuick Fit方式なのでカンタンです。

 

 ベゼル 

素材、デザインともに変更なしですが、若干の質感に変化が。

VERTIX 2Sの方が光沢感を抑えたややマットな仕上げで、レリーフ部分も色を入れず1色のみでより洗練された印象を受けます。

ダイヤルは径、厚みともに変更なしでした。

 

 厚み 

若干わかりにくいですが、奥の VERTIX 2S の方が若干厚みが増していました。

ただ、実際に付けてみると着用感の変化を感じるほどではありません。

 

 裏蓋・センサー部分 

見た目の大きな変化は心拍センサー部分。次世代光学式心拍センサーとなったことで測定精度が上がったのはもちろん、センサー部分は保護ガラスで覆われ肌へのあたりもよりソフトになりました。

 

 ディスプレイ表示 

インターフェイスは変更なしでしたが、液晶に関してはVERTIX 2S の方が若干ですがはっきりした色味で表示されるようになりました。

地図表記も前作は若干黄身がかっていたのに対してクリアに表示されるようになり視認性が向上しました。

 

まとめ

以上、【COROS】VERTIX 2S 最速レビュー!前作 VERTIX 2 から何が変わった!? をお伝えしました!

 

ハード面は細かなアップデートがメインではありましたが、それだけVERTIX が完成されているということですね!

見た目の部分でいくと個人的には配色や質感がグッと良くなった印象で、程よく土臭さが取れて日常使いしやすくなったのが嬉しいポイントでした。

これだけのアップデートがありながら驚異的なロングバッテリーは健在で、登山やクライミングなどマウンテンアクティビティをされる方はもちろん、バッテリー持ちのいいGPSウォッチを探されている方にはかなり魅力的なモデルになったかと思います。

そしてそして、ソフトウェアの部分に関しても近々大幅なアップデートを予定しているとか!!

大会のEXPO会場などでもカロスをお持ちの方を本当に多くお見かけするようになりましたが、今後もますます目が離せなさそうです!!

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