2024.02.16
【COROS / PACE 3】徹底レビュー!前作 PACE 2 からどう変わった!?
こんにちは。STRIDE LAB OFFICIAL のニシカワです。
昨年の発売から、シリアスランナーを始め数多くのユーザーから支持を集めている GPSウォッチブランド COROS (カロス)の最軽量モデルである【 PACE3 】。
確かな機能性と圧倒的なコストパフォーマンスで、STRIDE の店頭でもこちら目掛けてご来店されるお客様が後を断ちません。
本日は、そんな 〈PACE 3〉の魅力に改めて迫りつつ、前モデル〈PACE 2〉とどこが違うのか徹底的に比較していきたいと思います。
この記事はこんな人にオススメです。
・今のGPSウォッチのバッテリー持ちが気になる
・ランニングもトレイルランニングも好きだ
・自分の記録を伸ばしたい、ペースを知りたい
COROS(カロス)とは?
「マラソンの絶対王者」エリウド・キプチョゲ選手とパートナーシップを結ぶなど、数多くのプロダクトを通してトップアスリートを始めアウトドアスポーツ愛好家たちの信頼を勝ち取ってきたカロス。
とりわけGPSウォッチの分野での存在感は素晴らしく、そのきっかけとなったプロダクトが今回ご紹介する「PACE」シリーズです。(記念すべき1stプロダクトはGPSウォッチではなく実はサイクリングヘルメット!)
COROS(カロス)はアウトドアスポーツを愛するハードウェアエンジニア達によって2014年に設立されました。アウトドアスポーツを行う人々のために、信頼性の高いスマートウェラブルデバイスの開発に取り組んでいます。高品質のハードウェアと革新的なテクノロジーを組み合わせ、持久系スポーツのアスリートたちが、世界で最も過酷な環境下においても頼りになる製品の提供を行っています。効率的かつ直感的なユーザーエクスペリエンスを備えた高度なテクノロジーが、私たちの中核を担っています。
COROS製品を使うと、それはアスリートによってアスリートのためにデザインされ、テストを経て完成したということが実感できます。業界をリードする稼働時間、特許取得済のアンテナテクノロジー、スポーツニーズに対する深い洞察、そして絶え間ない革新の追求により、COROSは世界のGPSスポーツウォッチ分野で脚光を浴びています。
私たちの製品の品質と革新的な挑戦が認められたことで、COROSには現在、マラソンやクロスカントリーレースの世界チャンピオン、ウルトラマラソンの世界記録保持者、その他のトップアスリートなど世界中で多数のアクティブユーザーを擁しています。私たちのチームは、プロアスリートやスポーツ愛好家の声に耳を傾けて常に製品を最適化し、多くのユーザーのニーズを満たすため、より高機能化された製品開発を続けていきます。
引用:COROS HPより
PACE3
基本情報
ホワイトとブラックの2色展開で、軽量性に優れたナイロンバンドと水濡れにも強いシリコンバンドのものがあります。
(バンド単品での販売もあるので付け替えが可能です)
ジオメトリックなデザインが目を惹くキプチョゲモデルも
PACE 3 のココがすごい!
長時間バッテリー
スマートウォッチ全般で一番懸念されるのがバッテリーの持ち。
レース中にバッテリーの残りを気にするなんてもってのほかだし、出来たら日常的にも充電要らずで過ごしたいですよね?
元々バッテリーの持ちには定評のあるカロスですが、一番コストパフォーマンスに優れたPACE 3でさえ
- フルGPSで38時間の連続稼働
- 日常使用であれば17日間(日常使用と睡眠トラッキング)
というストレスフリーなバッテリー容量を誇っています。
これだけでもカロスを選ぶ理由になります!
先進的なセンサー
- 光学式心拍数モニター
- 気圧高度計
- 加速度計
- ジャイロスコープ
- 3Dコンパス
- 体温計 トレーニング
- 光学式パルスオキシメーター
驚異的な軽さの中にこれだけのセンサーを搭載!
あらゆる細かいデータをスピーディかつ正確に測定することが可能です。
高精度なGPS受信
PACE3では次の3つのGPSモードを搭載しています。
・全システムオン(GPS/GLONASS/Galileo/Beidou/QZSS)
・2周波オン(GPS/GLONASS/Galileo/Beidou/QZSS)
最大5つの衛星通信を活用して正確な位置を補足することが可能です。
そして、以前までは VERTIX 2や APEX 2 Pro といったハイエンドなモデルにしかなかった2周波衛星通信機能がPACE3にも搭載されました。
これによりビル群に囲まれた中でのランニングや、森林の奥深く、岩壁の近くなどでも位置情報を正確に素早く捉えることが可能です。
超軽量
PACEシリーズといえば軽さ。前作PACE2で話題となった驚異的な軽量性は今作も健在です。
シリコンバンド装着時ですらつけていることを忘れるくらい軽いです!
カロスラインナップの中でも圧倒的な軽さ!
直感的な操作性
PACE3についているボタンは2つ。
側面のダイヤル操作を押したり回したりするだけ!
UIもシンプルな設計なので、説明書なしでもすぐに使いこなせるようになるはずです。
タッチパネルにも対応しているので走っている最中でも楽ちんです。
豊富なワークアウト
ランに限らずマリンスポーツからウィンタースポーツに至るまでありとあらゆる豊富なワークアウトメニューが用意されています。
PACE3VS PACE 2
スペック比較
PACE 3 | PACE 2 | |
---|---|---|
価格 | ¥33,000(税込) | ¥29,480(税込) |
サイズ | 41.9×41.9×11.7mm | 42×42×11.7mm |
重量 (シリコンバンド) | 39g | 35〜36g |
(ナイロンバンド) | 30g | 29〜30g |
PACE 3とPACE 2を比較するとこのような感じに。
価格でいうと 約3,500円 高く、重さはほぼ横ばいですが 1g 重くなっています。
果たしてこれに見合うアップデートがされているのでしょうか!?
見た目の変化
まずは見た目の変化から見ていきましょう。
わかりやすく色違いで。黒がPACE3、白がPACE2です。
全体感
ぱっと見はそこまで大きな変化はなく、バンド幅が2mm広くなった程度。
よく言えば前作ユーザーはそのままの使用感で使えます。
ダイヤル・バックボタン
若干ですがPACE3の方がダイヤルの厚みが増し、バックボタンも大きくなりました。これも操作性のUPに寄与しています。
インターフェイス
前作もシンプルで見やすかったインターフェースですが、少しフォントサイズが増し、直線でなくラウンドした配置になったことでさらに視認性が増しました。
ワークアウト開始画面
開始画面の情報量がUP。特に電池残量に応じて残りの稼働時間が見れるのはありがたい仕様ですね。
バンド部分
バンドの留め金(銀色の部分)が大きなものに変更になり、付け替えがしやすくなりました。
ベルトのループが小さくて入れにくさを感じる時が個人的に多々あったのですが、PACE3になって若干ゆとりのある大きさに変更されたように感じます。
PACE 2からのアップデートポイント
もちろん見た目の変化だけではありません!
性能も大幅にアップデートされています!!
バッテリー性能UP
PACE 2からGPS稼働時間が8時間もUPしました!(日常使用では3日間UP)
ウルトラマラソンや100kmウォークの際でもバッテリー切れの心配は要らなさそうです。
2周波モードの搭載
先に触れた通り、2周波で衛星通信を捉えることができるようになったのでさらに補足精度がUPしています。
液晶のタッチ操作が可能に
今までのダイヤル操作でも充分に操作しやすかったですが、タッチ操作にも対応したことで、行動中でもよりスムーズに操作できるようになりました。
オフラインでの音楽再生機能を追加
PCからMP3データを取り込めばワイヤレスイヤホンで音楽の再生も可能になりました。ランニング中にお気に入りの音楽を聴いてモチベ上げたいですよね!
光学式パルスオキシメーターが追加
体内に酸素が取り込まれているかを測定する光学式のパルスオキシメーターが搭載されています。
これにより高所でのトレーニングや運動後のコンディション管理を客観的に行うことができます。
まとめ
以上、カロスのPACE3のレビュー記事でした。
改めてこのPACE3、コストパフォーマンスが半端じゃない!
他社の同価格帯のモデルの追従を許さない圧倒的なスペックでした。
そして前作PACE2からのアップデート具合といったらもう!
たった1gにどれだけ詰め込んでんだ!という感じですね。
来たるランニングハイシーズンに向けて、
COROS / PACE3 を手に入れて更なるパフォーマンス向上に繋げていきましょう!