2024.03.21
【COROS(カロス)】徹底解説 〜モデル別スペック比較&バッテリー持ちについて〜
こんにちは。STRIDE LAB OFFICIAL のニシカワです。
カロス徹底解説ブログも第3弾までやってまいりました。
軽量性、バッテリー持ち、GPS精度、コストパフォーマンス どれを取っても超優秀なカロス。
豊富なワークアウトメニュー、詳細な数値予測、パフォーマンスアップのための Training Hub など超軽量の機体の中にこれでもかと便利な機能が詰め込まれています。
ただ、それ故に「イマイチ使いこなせてないんだよなぁ」という方も少なくないのでは??
という仮説を勝手に立てて(笑)
数回に渡ってカロスの使用方法について徹底解説してまいりました。
まだ見ていただいていない方は、ぜひ下のリンクよりご覧いただければ幸いです。
そして最終回の今回は、地図の使い方、連携の仕方がわかったところで
といった疑問にお答えするべく、2024年3月現在のラインナップを比較検討。
それぞれのモデルのスペックやGPSスポーツウォッチとして一番重要な「バッテリー持ち」の違いを一覧で比較。またカロスに搭載されているGPSモードの特徴やバッテリー消費を抑える方法などをまるっと解説していきます!
ぜひご購入の際の検討材料としてお役立てください。
・カロスが気になっている
・自分に合うモデルが知りたい
・バッテリー持ちについて知りたい
Contents
カロスラインナップ
2024年3月現在、カロスでは次の4つ現行モデルがラインナップされています。(限定モデルや心拍センサーなどの周辺機器を除く)
主要スペック比較
各モデルのスペックを一部抜粋したものが以下になります。
POD 2 | ○ | ○ | ○ | ○ |
なお、ソフト面に関しては今後のアップデートでさらに追加される可能性もあります!!
バッテリー持ちについて
この手のGPSスポーツウォッチで一番気になるのが「バッテリーがどれくらい持つか?」という部分ではないでしょうか?
それによって対応できる種目も変わってきますし、単純に短いスパンで充電するのも面倒ですもんね。。
その点カロスは、既にご存知だと思いますがバッテリー持ちに関しては絶対の自信を持っています!!
モデル別推定稼働時間
現行のラインナップのバッテリーの推定稼働時間をまとめてみました。
※2024年3月19日時点のスペック 今後のアップデート(機能追加)によりバッテリー稼動時間が変動する場合があります
一番バッテリー持ちが短い PACE 3 でも標準フルGPSで38時間、日常使用であれば17日間も持ちます!!!
バッテリーを長持ちさせる方法
そんな脅威のバッテリー性能を持っているカロスですが、それ故に充電をつい忘れてしまうことも。だってホントに充電いらないんですもん…
大事なレース前に気づいた時は一瞬ヤベッて不安になりますよね?特にナビゲーションが必要な区間が多いレースだと尚更。
そんな不安を払拭するべく、少しでも長くバッテリーを持たせる方法をいくつかお伝えしたいと思います。
「最後まで持つかギリギリだ…」というピンチには以下の方法をお試しください!
GPSモードの変更
カロスはいくつかのGPSモードを備えていて、そのモードによってバッテリーの消耗が大きく変わってきます。
なので、レース中も適宜GPSモードを変更してあげるとバッテリーを長持ちさせることができます。
といってもそれぞれのGPSモードの特徴を知らない方も多いと思うので、まずはどんな特徴があるかざっくりまとめてみました。
▫️標準フルGPS
2衛星(GPS・QZSS)を使用し、1秒間に1回GPSを読み取り
⇨障害となる高層建造物や大きな木々がないエリアでの使用にオススメ
▫️全システムオン
5衛星(GPS・QZSS・GLONASS・Galileo・Beidou)を使用し、GPS測定の精度が向上。
⇨高層建造物が多い商業地、大きな木々が多い樹林帯での使用にオススメ
▫️全システム+2周波
5衛星を2つの周波数で補足、厳しい条件や環境下でも高精度を実現。
⇨狭い渓谷の切り立った岩壁でのロッククライミング/アイスクライミング、切り立った崖の近いところでの使用にオススメ
▫️長時間モード
GPS、モーションセンサー、独自のアルゴリズムを活用して、GPSの精度をあまり犠牲にすることなくバッテリー稼動時間を延ばすモード。120秒ごとに30秒間GPSがオンになります。
⇨バッテリー持ちが危ない時や、カーブやアップダウンの少ない見晴らしのいい区間での使用にオススメ
ちなみに、下の画像が同じルートを辿った際の全システム2周波モードと他ブランドの標準GPSモードとの比較。
フラットなロード区間であればそこま大きな差は出ませんが、急峻な山間部となると軌道が結構ずれていることがわかります。
ナビゲーション機能のオフ
初めて出るロングレースやオーバーナイトのトレイルレースなどでは必須と言えるナビゲーション機能ですが、その分バッテリー消費が激しいです。
上記のようなレースでもセクションによってはナビゲーションが必要ない時間帯もあると思います。また、ロングレースではまとまった休憩を取ることも。
そういう場合はナビゲーションをオフにしてバッテリーを節約しましょう!
通知アラートのオフ
カロスには便利な通知アラートが多数揃っています。
心拍やペース、ケイデンスや補給アラートなどさまざまな指標でリアルタイムに管理ができるので非常に便利。
ですがそういったアラートも頻度が多すぎると消費電力増加の原因に。レース中は最低限のアラートのみに予め絞っておきましょう。
その他細かい機能のオフ
- 心拍測定、オキシメーターの使用頻度
- バックライト点滅
- ANT+ / Bluetooth への接続
こうした細かい機能もオフにしておくことで多少ですがバッテリー時間を稼ぐことができます。
ワークアウト中のモードの変更やオンオフの切り替え方法
上記のような機能は、ワークアウト中でも設定変更が可能です。
やり方はとっても簡単。
例として、GPSモードを変更してみます。
▶︎まずはワークアウト画面で右下のバックボタンを長押し。
(ワンプッシュだとラップ計測になってしまうので注意です!)
▶︎ツールボックスメニューが開くので、変更したい項目をタッチ操作かダイヤル操作で選択。今回はGPSモードの変更を探してみます。
▶︎GPSモードの変更は「設定」から行えます。
▶︎「システム」→「衛星システム」と進んでいく
▶︎「モード」を選択すると各GPSモードが一覧で表示されるので選択すればOK!!
ちなみに「長時間モード」はツールボックスメニューに入ってますのでそこからクイックに切り替え可能です。
バッテリー残量時間が表示されているのも親切ですね!
まとめ
以上、【COROS(カロス)】徹底解説 〜モデル別スペック比較&バッテリー持ちについて〜でした。
全3回に及んだ徹底解説シリーズも一旦おしまい。
今回ブログを書いていて、改めてカロスのスペックの高さとそれに対してのコストパフォーマンスの良さをビシビシと感じました!いやもうホント圧倒的。
全国のSTRIDE LAB 各店では今日ご紹介したカロスを実際にお手に取って操作していただけます。ぜひお近くにお越しの際はお立ち寄りください。他にも沢山の機能がございますのでスタッフが丁寧にご案内させていただきます。