2024.04.22
【ULTIMATE DIRECTION】話題の新商品 EXODUS VEST レビュー
こんにちは。STRIDE LAB OFFICIAL のニシカワです。
今回はランニング用のベストで定評のあるULTIMATE DIRECTION より話題の新商品が発売しましたので早速レビューしていきたいと思います。
「EXODUS VEST」の着心地がサイコー!めっちゃブレない!めっちゃ入る!
と購入したSTRIDE LABスタッフも興奮気味でしたが、実際のところはどうなんでしょう??
数々の名作バッグを生み出してきたULTIMATE DIRECTION の中でもかなりユニークな製品だそう。気になります。
そこで本ブログでは、ULTIMATE DIRECTION とはといった基本的な部分から、EXODUS VEST のスペック、気になる各ディテールまでまとめて解説していきます。
ランニング用のベストをお探しの方にはかなり魅力的な商品なので、ぜひ最後までお読みください!!
・トレイルランニング用のバックパックを探している
・ブレが少ないベストが欲しい
・収納力もしっかりあるモデルが欲しい
Contents
ULTIMATE DIRECTION とは
〈 ULTIMATE DIRECTION(アルティメット ディレクション)〉(以下 UD)とは、1985年スタートのアメリカ生まれのアウトドアギアブランド。創業者のブライス・サッチャーはアドベンチャーレーサー、トレイルランナーとしても名を馳せたアスリートで、そんなブライスのアスリートとしての考えを製品に反映。世界で初めてハイドレーション・パックを発明し、ボトル用ウエストバッグやボトル用ハンドストラップなども世界で初めて製品化しました。
また、女性向けのハイドレーションパックの開発にもいち早く着手。
30年以上も前から「水を運搬するベスト」というコンセプトを創造し、マーケットを拡大、牽引してきました。
今ではスタンダードとなったハイドレーションパックですが、その多くの祖といえるようなブランドです。
現在でも創業当時から続く「アスリートに向けて究極の高性能ハイドレーションを提供する」というミッションは変わらず、スピードレース向けの超軽量モデルからファストハイク向きの大容量モデルまで様々なアクティビティに対応できるラインナップを展開しています。
EXODUS VEST/VESTA
そんなUDから24年SSシーズンより新たに登場したランニング用ベストが、今回ご紹介する「EXODUS VEST」です。
ちなみにモデル名の「EXODUS」は次のような意味合いが
1.〔多数の人々が同時にある地域から出て行く〕脱出、移住、移動
2.《the Exodus》〔旧約聖書の〕出エジプト
3.《Exodus》〔旧約聖書の〕出エジプト記
発音:éksədəs カナ:エクソダス
脱出の他に「出エジプト」なんて意味もあったようです。

結構大層なネーミングとなるEXODUS VESTですが、決して名前負けすることもなく、
数々の革新的なイノベーションをもたらしてきたUDの歴史の転換点となるような一際ユニークな存在となっています。
基本スペック
まずは基本となるスペックから見ていきます。
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サイズ:SM・MD・LG
生 地:シェル ポリエステル50% ナイロン40% スパンデックス10%
ライナー ポリエステル90% スパンデックス10%
重 量:245 g (ボトルなし)
容 量:7L
ボトル:「Body Bottle™ III 500」2本付属
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サイズ:XS・SM・MD
生 地:シェル ポリエステル50% ナイロン40% スパンデックス10%
ライナー ポリエステル90% スパンデックス10%
重 量:222 g (ボトルなし)
容 量:7L
ボトル:「Body Bottle™ III 500」2本付属
基本となるスペックはこのような感じに。
メンズは2色、ウィメンズは1色展開で、容量は幅広い用途で使いやすい7Lの仕様に。

新しい形状 〜着るベスト〜
EXODUS VESTの最大の特徴がその形状。
これによって他の製品にはない多くのメリットを獲得しています。
従来のトレイルランニング等で求められるバックパック形状は、大体「ベスト型」か「リュック型」に大別されてきました。
それぞれ以下のような良い点・良くない点がありまして、われわれユーザーは自身の好みや用途に合わせて選択をしてきました。
・体に密着するためフィット感がよくブレにくい
・ショルダーベルトにボトルや補給食を入れるポケットが充実しており、走りながら補給できる
・軽量
デメリット
・(リュック型と比較して)容量が小さい
・体に密着する分、蒸れる
・容量が多い
・ベスト型に慣れていなくても使いやすい 汎用性が高い
・大型のものはトレイルランニング以外でも使える
デメリット
・容量がある分、走行時にブレやすい
・動きながらの補給がしにくい
で、今回のEXODUS VEST はどっちなの?と言えば、その名の通り「ベスト型」。
ベスト型はよく【背負う】ではなく【着る】と表現しますが、EXODUS VESTはまさにそうでして、背面だけでなく胸部も覆うようなデザインなのでバックパックというよりどちらかというと服に近い感覚。それくらい自分のカラダとの一体感があります。
このようなデザインにすることで以下のようなメリットがあります。
- (ベスト以上に)体に密着するので、ブレが少ない
- 荷重を背面だけでなく全体に分散するため軽く感じる
- ポケット箇所が増えることで収納力抜群

ディテール EXODUS VEST/VESTA のここがすごい!
EXODUS VEST の長所が理解できたところで、次は実際のディテールを掘り下げてみます。
抜群の収納力
EXODUS VESTならではの大容量のフロントストレージは、なんと大小様々な9つのポケット!!
ソフトフラスク・スマホ・行動食・サプリメント なんでも入ります!!
ソフトシェル生地はストレッチが効いていて出し入れがしやすく、ポケット口には返しもついているので飛び出しを最小限に抑えてくれます。
また、前面にこれだけあることで大きなもの以外はほとんどを前面で完結できるため、欲しいものにアクセスするスピードが格段に上がりますね!
フロントポケットの一部をもう少し見ていきます。

①右肩上部のポケット
スペースも広くないのとマチがないのであまり大きなものの収納は出来なさそうです。
頻繁に出し入れするものよりかは、フラップがあって走行中も飛び出ないようになっているので補給で出たゴミなどを入れると良いかもです。

④中央に位置するジップ付きのポケット
スマホを収納するのに良さそうです。ケース付きのiPhoneがスルッと入りました。
裏がメッシュで肌と当たる部分なので走行中のストレスにならないか一瞬不安になりましたが、実際に入れて着用してみるとスマホがみぞおちの窪みに収まるような感じで、走行中も胸部とぶつかるような感覚や横ブレは気になりませんでした。

⑥⑦⑧ フロントカンガルーポケット
前面のカンガルーポケットは3室に仕切られていて深さが結構あります。GU のリキッドエナジーが丁度すっぽり収まるくらい。
試しに色々詰めてみます。(POW BAR ×4、リキッドエナジー ×3、Mag-on ×5)
詰めてみるとこんな感じに。フラスクが空の状態ではありますが、まだまだ余裕の状態。

⑨フロントジップ付きサイドポケット
フロントの左脇部分のみジップ付きのポケットがあります。
サイドからアクセスできるので中の物が出し入れしやすく、こちらは中にフックがあるので落としたら困るヘッドライトなんかを入れるのも良さそうです。
加えて、背面の大容量メインコンパートメントは最大2Lのリザーバーが収納可能で、ソフトシェル生地のカンガルーポケットはサイドからのアクセスが可能でレインウェアなどの取り出しがサッと行えます。
スピーディな着脱を可能にするサイドジップ
脇下に設けられたジップにより大きく開くので、思った以上に脱ぎ着はスムーズ。襟ぐりはそれなりに開いているので頭を通す際もキャップをしたままでも問題なさそうです。また、サイドにあることで走行時も身体に当たる感覚が少なく、激しい動きを制限しません。
ジップはポールなどと干渉しないように引き手はついていませんが適度に厚みがあるのでグローブをした状態でも掴みやすそう。また、下のレイヤーを噛まないよう処理してあるのも流石。
細かいフィッティング調整を可能にするバンジーコード
お家芸のバンジーコードによる無段階のサイズ調整は紐を引っ張るだけで即座に身体にフィットさせてくれます。
ハイドレーションや補給食の残量の変化で生じるパックの揺れにもクイックに対応できます。

こんなシーン、人にオススメ
以上の特徴を踏まえると、EXODUS VEST は次のようなシーン、人にお勧め出来そうです!!
・走れる区間が多いスピーディなレース
・バックパックの揺れを極力抑えたい人
・よりスムーズな補給を求める人

まとめ
以上、【ULTIMATE DIRECTION】話題の新商品 EXODUS VEST レビュー をお伝えいたしました!
今シーズン最大の注目商品なだけあって、見た目だけじゃなく機能性も抜群の出来でしたね。
まさに「着る」と形容するにふさわしい抜群の着心地。長年に渡って探究を続けてきたUDのランニングベストへの答えを垣間見たような気がしました。
レース用の勝負ベストとしてかなりオススメです。
気になる方はぜひお近くのSTRIDE LAB 各店でお試しください!!
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