2024.02.14
【シューレースで走りが変わる!①】シューレースの種類&種類別 ALTRA オススメモデル
こんにちは。STRIDE LAB OFFICIAL のニシカワです。
本日はシューレースのお話。
シューズじゃなくて、そのヒモについてのブログです。
早速ですが、
ランニング中やハイク中の悩みで
- ヒモがすぐにほどけて何度も結び直す
- しっかり結んだのに段々とゆるくなってくる
- 着地の際に踵がずれる感覚がある
- 窮屈で足先が痺れてくる
こんなことってよくありませんか??
その度にシューレースを締め直すわけですが、
リズムは崩れるし、疲れてるとしゃがむのも結構しんどい時があったり。
縦走登山などで重いバックパックを背負ってきてる時なんか尚更キツい!
その悩み、実はシューレースが原因かもしれません!
たかがシューレース、されどシューレースです。
思った以上に長編になってしまったので(笑)
前編・後編の2つに分けてお送りしたいと思います。
今回は
シューレースの種類と
シューレース種類別という切り口で ALTRA のオススメモデルのご紹介をしたいと思います。
このブログを読んで正しいシューレースの知識を理解し、
より快適で楽しいランライフを送りましょう!
シューレースの種類
ひと口にシューレースといっても、使っている素材や紐の長さなどによって様々です。ここではそれぞれの違いを理解して、自分の用途には何が一番あっているのか確認してみましょう!
素材の違い
シューレースに使用される素材は
- コットン
- レザー
- アクリル
- ポリエステル
大体この辺り。
コットンやレザーの天然繊維は雰囲気はいいですが、ランニングやアウトドアアクティビティで使用されているのはアクリルやポリエステルなどの化学繊維が殆どです。
天然繊維だと雨が降った際は保水して重くなってしまいますからね。たかが数グラムの違いだとしても走って紐がバタつくと意外とストレスになるものです。
一方で化学繊維は吸水性が低く、水に濡れてもすぐに乾くのでその辺の心配は無用です。
買い替えを検討されている方はポリエステルなどの化学繊維を選ぶようにしましょう!
長さの違い
そして実際に買い換える時に意外困るのがシューレースの長さ。
お店やネットで見てみると、
サイズ展開が 90・110・130・150 みたいに豊富にあったりして、逆にどれを買ったらいんだろう?ってなりますよね。
テキトーに買ってみたら足りなかったり、逆にめちゃくちゃ余ったり。
そんな時に知りたいシューレースの長さの目安ですが、、
シューズのブランドやモデル、サイズによっても変わってくるので、これ!という正解がないのが現状です…
一応、下の表のようにアイレットの数から長さを出すこともできるそうですが、
アイレット(穴)の数 | 紐の長さ(cm) |
---|---|
4〜5 | 75 |
5〜6 | 90~110 |
6〜7 | 120 |
8〜9 | 150 |
サイズ別でランダムに4つのモデルをピックして測ってみたところ、、
- US6( Women’s ):110cm〜135cm
- US7( Women’s ):105cm〜130cm
- US8( Men’s ):115cm〜140cm
- US10( Men’s ):115cm〜150cm
と、同サイズでもこれだけの開きがありました!
実際にシューレース単品を購入する際は、お手持ちのシューズの靴紐の長さを測ってみるのをオススメします!
形の違い
シューレースの特性が一層色濃く出るのがこの形(シェイプ)の違い。
代表的な形とそれぞれメリット・デメリットは以下の通り。
平紐【フラット】
接地面が多いので解けにくく、しっかりホールドできるのが平紐。
抵抗が強いので緩みにくく解けにくいです。また、部分的にテンションをかけやすいです。
その分締めすぎによる圧迫には注意が必要で、紐自体に厚みがないので耐久性は高くないです。
丸
平紐とは反対に、締め付けすぎないフィッティングになるのが丸紐。
ヒモ同士の接地する面積が少ないので抵抗が少なく、紐を引っ張るとスルスルっと締めやすいです。均等に圧がかかる分、足を圧迫しすぎない形状です。
また、厚みがあるので耐久性が高く、登山靴などハードな環境での使用に適しています。
一方でゆるんできやすかったり、部分的な調整がしにくいので、滑りにくい素材のものを使うなど工夫が必要です。
オーバル【楕円】
平紐と丸紐の中間が楕円形のオーバル型。締めやすさ・解けにくさ・耐久性のバランスがいいオールマイティなカタチです。
弾力があるので圧迫感を抑えることができます。
短距離からロングレースまで幅広く対応するシューズならオーバル型がオススメです。
ただ、そのバランスの良さゆえに物足りなさを感じる局面もありそうです。
ワイヤー
ひもを結ばず引っ張ってロックしたりダイヤルで調整するタイプが一般的です。
ヒモの解ける心配がないのと、一度調整すれば丁度良いフィット感をキープすることが可能です。
調整が片手でできるため、紐を結ぶのが面倒な人や、グローブ着用時でも調整が容易です。
一方で紐を締めた際に足首の方にテンションがかかりやすかったり、パーツが破損すると調整ができなくなるといった面もあります。
ちなみにシューレースをこの手のものに変える方も多いです。
なんたってお手軽ですからね!
STRIDE LAB でも下記商品が大人気。
しっかりとロックしてくれるギア構造と豊富なカラバリが人気の秘密です。
![]() |
https://shop.stridelab.jp/collections/accessories/products/splc-%E3%82%B9%E3%83%94%E3%83%BC%E3%83%89-%E3%83%AC%E3%83%BC%E3%82%B7%E3%83%B3%E3%82%B0-%E3%82%B7%E3%82%B9%E3%83%86%E3%83%A0
シューレース種類別比較
紐の太さや通し方、使われている素材などにもよって差が出てきますが、
それぞれの特性を比較してみると下の図のような感じに。
どの種類も一長一短なので、ご自身の用途や好みに合わせてシューレースを調整してみると、同じシューズでも感覚がグッと変わってきそうです!
ALTRA シューレース分類
STRIDE LAB でお馴染みのアルトラのシューレースの分類は以下のような感じでした。

※2024年2月現在の現行モデル(WIDEモデルは含まず)
意外にも?平紐に集中する結果に!
ALTRAは足回りを制限しすぎないモデルが多いので、フィット感の強い平紐が丁度いいのかもしれませんね。
シューレース別 ALTRAオススメモデル
【平紐部門】アルトラフォワード エクスペリエンス
アルトラ初の4mmドロップシューズ!
トランジションシューズとして位置付けられており、今まで他社製のドロップありのシューズに慣れていた方でも違和感なく履いていただけます。それでいてアルトラならではのフットシェイプやフレキシブルなソールを味わうことができる、エントリーにピッタリなシューズです。
【丸紐部門】 モンブラン
ヨーロッパアルプスの最高峰「モンブラン」で開催される UTMB のような100マイルレースでも軽快に走れるように開発されたトレイルランニングモデル。
スピードを意識したモデルなので平紐かと思いましたが、そこはやはり過酷な環境での使用を想定してか丸紐が採用されていました。丸紐ですが、摩擦がしっかりした素材なので固く結ぶことも可能です。
アウトソールにはVibram社製の LITE BASE を採用しているため、ハードな環境でも安心のグリップ性能を維持しながら約30%も軽量化に成功しています。
【オーバル部門】ヴィア オリンパス 2
100kmウォークなどの長い距離や着地の快適性を求める方にオススメのヴィア オリンパス 2 にはバランスに優れたオーバル型のシューレースが採用されていました。
スタックハイト33mmのマックスクッションシューズでありながら、ソールに向かって広がる台形の構造のため設置面が広く、安定感のある着地が可能です。またロッカーシェイプにより少ないエネルギーで効率的に前に進む推進力が得られます。
【ワイヤー部門】モンブラン ボア
アルトラのラインナップの中で唯一のワイヤーモデルのモンブラン_ボア。
BOA®フィットシステムというダイヤル式の調整で、足首と前足部の二箇所に搭載されているため細かいフィッティングの調整が可能です。
ベースはモンブランなのでスピード感にも対応しながら、ロングレース終盤で足がむくんで来た際に足先だけ緩めたいなんてシーンでもクイックに調整が出来そうです。
まとめ
以上、シューレースの種類についてのブログでした。
今回の記事をまとめると、
- ランニングのシューレースはポリエステル素材がオススメ
- シューレースの長さはアイレットの数を参考に
- 解けにくさ・フィット感を重視するなら平紐
- 足のむくみや耐久性を重視するなら丸紐
- 万能性を重視するならオーバル型
- 手軽さを重視するならワイヤー式
このように種類によって特性が大きく変わってくることが分かりました!
今まで用途によってシューズを買い替えていた人も、シューレースを変えるだけである程度は幅が広がるかも。
そう考えるとめちゃくちゃコスパ良くないですか!?
ぜひご自身のシューズを見直して、快適なランライフを送ってみて下さい!
次回はシューレースのお話 後編です。
そちらも是非合わせてご覧ください!