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商品レビュー

本来の走りを教えてくれる魔法のサンダル!ルナサンダル完全ガイド【ランニング障害解消への道】”

横浜店

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こんにちは!ストライドラボ横浜・川崎店の須藤です。

春の足音が聞こえてきて横浜も桜が満開に近く、寒暖差が激しい横浜らしい春になっております。そろそろ横浜のナイトランも桜並木を走る特別企画なるものを実施する予定です。

そして!やっとサンダルランの季節がやってきましたね!今日はランナーの間で「走り方を教えてくれるサンダル」として熱狂的支持を集める「ルナサンダル」のご紹介をします。

ご来店いただくランニング初心者の方にも「こんな薄いサンダルで走る方もいらっしゃるんですよ!最近サンダルで走っている人見ませんか?」とお伝えすると「こんな薄っぺらいサンダルで本当に走れるの?」と驚かれる方がたくさん(というか全員)いらっしゃいます!

そんなサンダルで走ることに疑問がある方必見です!実はこのシンプルすぎるサンダルこそ、あなたのランニング人生を変える可能性を秘めているんです。

ルナサンダルとは?〜BORN TO RUN 走るために生まれた〜

ルナサンダルはシアトル発のランニング用サンダルメーカー。普通のランニングサンダルとは真逆の発想から生まれました。

現代のランニングシューズといえば分厚いソールにサポート機能が満載ですよね。でもルナサンダルはその反対。極薄のソールと紐のようなストラップだけという超絶シンプルな設計が特徴です。

パッと見、不安しかありません!(私も最初に見た時はそう思いました。)

これにより「ベアフット(素足・裸足)」に近い感覚でのナチュラルなランニングが可能に!人間の足が本来持っている機能を再獲得し、怪我の少ない自然な走り方を身につけられます。

ベアフットテッドと呼ばれる創業者のストーリー

ルナサンダルの創業者テッド・マクドナルド氏は、「BORN TO RUN 走るために生まれた」という本にも登場する有名なベアフットランナー。よくしゃべります!

常に足のトラブルに悩まされていた彼は、解決のヒントを求めてメキシコのタラウマラ族を訪問しました。

ルナサンダル ブランドストーリーより

タラウマラ族は「世界最強の走る民族」と呼ばれ、彼らが履いていた伝統的なサンダル「ワラーチ」からインスピレーションを得たんです。現地で仲良くなったマニュエル・ルナ氏からワラーチ作りを学び、その名にちなんで「ルナサンダル」と名付けられました。

ちなみに「ワラーチ」の語源は日本の「草鞋(ワラジ)」とも言われているんですよ!ホントか?日本とメキシコの意外な繋がりですね!

ルナサンダル ブランドストーリーより

ルナサンダルの特徴とメリット

1. 素足感覚をダイレクトに

極薄のソールで地面からの感覚がダイレクトに伝わります。これにより足の裏の感覚が研ぎ澄まされ、本来あるべき走り方が自然と身につきます。ほぼ裸足ですね。

2. 軽量で解放感抜群

重いランニングシューズと違って超軽量!足への負担が少なく、長時間履いていても疲れにくいんです。足の指も自由に動かせるので、まるで素足のような解放感を味わえます。

持ち運びにも便利なので、例えばトレイルをシューズを履いてランニングする。その後帰りはルナサンダルに履き替える。またはハイクで宿泊所(キャンプ場等)に到着したらルナサンダルに履き替えるなどしている方も多いようですね。

3. ランニング障害を予防・改善

現代のクッション性の高いシューズは足を守ってくれる一方で、足本来の機能を弱めてしまうことも。ルナサンダルで走れば自然と前足部着地、または足裏全体でフワッと着地するようになり、膝や腰への衝撃が減少します。

あるお客様の話 「何年も膝の痛みに悩まされていたんですが、ルナサンダルでのトレーニングを始めてから徐々に改善しました。今では痛みを感じずにフルマラソンも完走できるようになりましたよ!」
この方は冬でもサンダルで走っています。スゴイですね。。。

そうなんです。サンダルで走ると「踵から着地ができない!」のです。痛すぎてできないですよね?踵から点で着地すると、ヒールストライクと言いまして着地時の衝撃が膝に来る。さらに前に進んでいるのに踵を点で着地するということは、ブレーキをかけながら走っていることになる。これは大きな問題です。

4. ソール素材はVibramで高品質

ルナサンダルは基本的にVibram社製のソールを使用。軽量なVibram® Morflexを採用し、従来のゴムのたった35%という超軽量ソールを実現しています。軽いだけでなく柔軟性も抜群です。

5. 履き込むほどに自分の足に馴染む

履き続けるとソールが足の形に沿って反り返り、あなただけの特別なサンダルに進化します。また、ソールの摩耗パターンを見れば自分の着地位置も一目瞭然!自分の走りを客観的に確認できる「教科書」の役割も果たします。

10年も履き続けているというお客様もいらっしゃいます。ソールが自分の足の形に、舟形になってくるのが分かります。私もルナサンダルで1,000km以上走っていますが、今のところ壊れることはありません。

ルナサンダルの種類〜3つの基本モデルを覚えれば完璧!〜

初めてルナサンダルを見たときに「何これ!?走れるの?」と驚く方は多いと思います。分かります、正直不安しかないですよね。走れる気がしない!

STRIDE LABでは現在多くの種類のルナサンダルを取り扱っていますが、基本はたった3種類。この3つさえ覚えれば、あなたもルナサンダル通です😉

1. ベナード:最もベーシックでソール薄めの王道モデル

一番人気のルナサンダル Venadoモデル

ルナサンダルの代名詞とも言える「べナード」。最大の特徴はわずか9mmしかないソールの薄さ!現代の厚底シューズとは真逆の発想ですよね。

これだけ薄いと何の保護もない状態なので、いつもの感覚で走ると足がキツいことに…。でもそれこそが「走り方」を教えてくれるポイント!間違った着地では痛みとして教えてくれる「厳しくも優しい先生」なんです。

こんな人におススメ

  • ロードメインで走る方
  • 地面との接地感、素足感覚を最大限に感じたい方
  • 軽さを重視したい方
  • 足本来の機能をガッツリ鍛えたい方
  • 「ベアフット」の真髄を体験したい方

重量:125g (US9) 厚さ:9mm

2. モノ:街・山・川のどこでもイケる万能モデル

ロードもトレイルも走れるルナサンダル Monoモデル

「モノ」というスペイン語で「猿」を意味するこのモデルは、まさに猿のようにどんな環境でも自由自在に動き回れることが名前の由来。べナードとは対照的に厚みのあるソール(ベース11mm+ラグ4mm)が特徴です。

クッション性が良いので長距離でも足が疲れにくく、ランニングからタウンユースまで幅広く使えます。4mmのラグパターンのおかげで不整地でもグリップ力があり、水はけも良好。アウトドアにも最適です!

ちなみに創業者のテッドさんはこの「モノ」が一番のお気に入りだそうですよ。やっぱり作った本人がイチオシするモデルには理由があるんですね!

こんな人におススメ

  • ロードもトレイルも走りたい多趣味な方
  • 長い距離を走りたい方
  • 快適性、クッション性を重視したい方
  • ランニングだけでなく普段使いもしたい方
  • いきなりの薄底が不安な初心者の方

重量:167g (US9) 厚さ:ベース11mm+ラグ4mm

3. オソフラコ:グリップ力抜群のアウトドア向きモデル

トレイル特化のルナサンダル オソフラコモデル
「オソ」はスペイン語で「熊」という意味。その名の通り、他モデルに比べて重厚な見た目が特徴です。

トレイル特化モデルとして開発され、ソールにはVibram社製の「メガグリップ」を採用。濡れた岩場でもグリップ力が落ちません。ベース13mm+ラグ4.5mmの厚めのソールは、ゴツゴツした岩場でも突き上げを適度に和らげてくれます。

それでいて地面との接地感も損なわない絶妙なバランスを実現しているのがこのモデルの素晴らしいところです。
トレイル特化とは言え、やっぱりこの薄さでトレイルを走るには勇気がいります。まずはゆっくりトレイルを歩くことから始めましょう。

こんな人におススメ

  • トレイルメインで走る方
  • グリップ力を重視したい方
  • 不整地や雨の日でも攻めたい方
  • テント場で使えるサンダルを探している方
  • 最強のアウトドアサンダルが欲しい方

重量:204g (US9) 厚さ:ベース7mm+ラグ4.5mm

ストラップスタイルで選ぶ:レトロとウィングド

ルナサンダルにはモデルだけでなく、ストラップの取り付け方の違いもあります。それが「レトロ」と「ウィングド」。

1. レトロ

ルナサンダルのサンプリング元であるタラウマラ族のワラーチと同じく、ソールにストラップを直接縫い付けてある仕様が「レトロ」。

パーツを極限まで省いたミニマルなルックスで、ベアフットサンダルの原点とも言えるデザインです。シンプル イズ ザ ベスト!派にはこちら。

「ストラップが地面に擦れて切れない?」と心配されるかもしれませんが、適切な走り方をすれば踵着地しないので、その心配はほとんどありません。(そもそも踵着地だと痛くて走れない!)

これが一番お客様が心配されること。ソールの踵部分はストラップがむき出しになっています。ですが、そもそも踵では着地できないので、切れた!という声はあまり聞こえて来ません。先ほどもお伝えした通り、私も1,000km以上サンダルで走ってますが、ストラップが切れることはありませんでした。

2. ウィングド

ルナサンダル ウィングドストラップ
直接縫い付けのレトロと対照的に、サイドに専用パーツを設けたのが「ウィングドエディション」。

このパーツのおかげで踵のストラップがずれ落ちにくくなり、フィッティングの調整も簡単に。ウィングパーツは柔らかい素材なのでフィット感を損なわず、ストラップが地面と擦れる心配もないので耐久性も向上しています。

デザイン的にもモダンな印象で、究極のシンプルさを求めない方にはこちらがおすすめですね。
ただ足の幅によりこのウィングに足が当たる方もいらっしゃいますので、是非お店で試し履きをしてください。

サイズ選びのポイント

ルナサンダルのサイズ選びは非常に重要!アルトラのシューズの場合、実寸+1.3cmのサイズをご提案するのに対し、ルナサンダルは素足に合わせたジャストサイズを選ぶことがポイントです。

足の実寸ビッタリです!足の実寸が26.5cmであれば、ルナサンダルも26.5cmを選んでください。

サンダルと足に一体感が生まれ、足の機能をより発揮するためにも、実際に足の長さと幅を測って、自分に近い数値のサイズを選びましょう。

ストライドラボはプロによるフィッティングが受けられますので、初めての方は是非ストライドラボの店舗での購入をおすすめします。横浜店・川崎店でももちろん丁寧なフィッティングをさせていただいております!

ルナサンダルでの正しい走り方

最後に、ルナサンダルでの効果的な走り方をおさらいしましょう。正しいフォームで走ることでランニング障害のないランライフが手に入りますよ!

1. まずは歩いてみる

いきなり走るのはNG!まずはルナサンダルを履いて歩いてみることをおすすめします。いつものランニングシューズの感覚で走ると、たとえ意識の高い方でも必ず翌日に「足が筋肉痛で上がらない…」という悲劇が待っています(経験者は語る。ふくらはぎが大変なことになる場合もあります。)

まずは家の周りを1〜2周するくらい、近所の買い物ぐらいで、徐々に慣らしていきましょう。

2. ゆっくりしたペースで始める

サンダルラン特有の足裏感覚が心地よくて、ついスピードを上げてしまいがちですが、最初は通常より1-2分/km遅いペースで走りましょう。

3. 柔らかい地面を選ぶ

慣れるまでは硬いアスファルトよりも、公園の芝生や土の道など柔らかい路面を選ぶと足への負担が少なく済みます。ホントにそう、これ。

4. 重心の真下で着地

これが一番重要!重心の真下で着地することで、自然と前足部(つま先〜中足部)での着地になります。踵から着地すると衝撃が膝や腰に伝わり、ランニング障害の原因に。

ルナサンダルは地面からの衝撃がダイレクトに伝わるので、自然とつま先からの着地が身につきます。人間は痛みが出ないよう走るようになっているみたいです。

5. 短いストライドでリズミカルに

大きく踏み出すのではなく、小さなステップを刻むようにして走りましょう。ケイデンス(1分間の着地回数)を上げると衝撃が分散され、膝や腰への負担が減ります。

一般的にはケイデンス180ですが、足の長さや身長で変わってくると思われません。まずは180ぐらいで初めてみましょう。時計のメトロノーム機能を使えばイメージしやすいと思います。180って意外と速いですよ!

ルナサンダルを履いて「パタパタ」という音がするなら、それはまだフォームが改善の余地あり。上手な人は「すたーっ」と静かに走れます。自分の走りの音を聞いてみると良いですよ!忍者のように走りましょう。

ルナサンダル愛用者の声

「3年間膝の痛みに悩まされていましたが、ルナサンダルでのトレーニングを週に2回取り入れてから、徐々に痛みが軽減。今ではフルマラソンも完走できるようになりました!」(40代・男性)

「最初は『こんな薄いサンダルで本当に走れるの?』と半信半疑でしたが、使い始めて2週間で足裏の感覚が研ぎ澄まされ、フォームも改善。街中で走っていると『それ何?』と聞かれることも多くなりました」(30代・女性)

「ランニングだけでなく、旅行や日常使いにも大活躍。コンパクトに折りたためるので旅行のサブシューズとしても最高です!」(20代・男性)

まとめ:あなたのルナサンダル選び

いかがでしたか?ルナサンダルの特徴や種類、走り方についてご理解いただけたでしょうか?

  • 初めての方、ロードを走る方には「ベナード」
  • 万能タイプを求める方、長距離を走る方には「モノ」
  • トレイルやアウトドアを楽しみたい方には「オソフラコ」

それぞれの用途に合わせて選ぶのがベストです。

私たち STRIDE LAB では、あなたにぴったりのルナサンダルをご提案し、正しいフィッティングと使い方のアドバイスをさせていただきます。「走ることが楽しくなった!」というお声をいただくのが私たちの喜びです。

ぜひ店頭でルナサンダルを手に取ってみてください。あなたのランニングライフが変わる第一歩になるかもしれませんよ!

ルナサンダルであれば、五本指ソックスでも大丈夫。さらにトゥスペーサーもつけることもできますので、お店でご相談ください。

 

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