2025.06.11
裸足RUNの第一人者・吉野剛さんに学ぶ【怪我なく効率的に走れる身体の使い方講座】
「これからランニングを始めたい」
「走り方をちゃんと学んでみたい」
「楽しく走りたいのに、怪我に悩まされている…」
そんな方に向けて、日本における裸足RUNの第一人者であり裸足走法の研究者である吉野剛さんをお招きし、怪我なく効率的に走るための身体の使い方を学ぶ、ランニング講座を開催しました。
このページの目次
講師:吉野剛さん
日本における裸足RUNの第一人者であり裸足走法の研究者。
サンディエゴ州立大学修士課程で裸足ランニングの研究を行い、現在アメリカで裸足RUNのブームの火付け役となった1人としても数えられる。2012年3月に日本経済新聞の全面記事で大きく取り上げられるなど、テレビや雑誌、ラジオ、各メディアからも注目されている。
『裸足ランニング ~世界初! ベアフット・ランナー の実用書~(ベースボール・マガジン社)』を執筆。イベントや講演などで日本のみならず、タイ、中国、シンガポール、オーストラリアなどでも活動。
講座のテーマ「ナチュラルランニング(自然な走り方)」
今回のテーマは「怪我をしない」「効率よく走る」ための“自然な身体の使い方”。
着地のときにどうやって衝撃を吸収するか、そのエネルギーをどう前に進む力に変えるのかなど、走る動作のしくみを基礎から学び、実践的な動きとして、楽しみながら体にしみ込ませていきました。
講座の内容
基礎パート
まずは走る前に、「自然な身体の使い方とは?」というところからスタート。
姿勢・重心・着地といった基本動作のポイントをじっくり確認しました。
身体をほぐす
いきなり運動を始めるのではなく、まずは身体をほぐすことから。
固まっている筋肉をほぐし血行を良くすることで、柔軟性も高まり怪我の予防にもなります。
段差ジャンプで自身の着地を知る
足音を立てずに着地をするためには、身体のどの部分をどのように動かせばいいのか。
着地時の衝撃吸収の感覚をこの動作で掴んでいきます。
脚をまっすぐ引き上げる
重心の真下で接地することで、効率的な前進力が生まれます。
効率的で怪我のリスクも少ない着地を、互いに確認しながら体に教えていきます。
軸をぶらさない
身体の中心(体幹・軸)をぶらさずに安定させると、左右への揺れを防ぎ効率の良いランニングに。
実践パート
後半は実際に身体を動かしながら、自然な走り方を体で覚える時間。
ALTRAのシューズ(エスカランテレーサー2)を履いて、足裏の感覚や地面との接地を意識しながら、フォームを確認していきました。
歩幅を狭く、足音を立てずに走る
足音が静かになるよう意識することで、足の置き方、重心の位置、膝の使い方などに自然と注意が向きます。
衝撃をなるべく抑えた着地ができるようになります。
軸をぶらさずに走る
支えてもらいながら、身体の中心(体幹・軸)をぶらさずに安定させることを意識しながら前傾姿勢を取ると、自然とスムーズに走れます。
目を瞑って上り坂を走る
視覚から上りだと感じると、脚を前へ出し登ろうとしてしまいます。
目を瞑り、登るという感覚を無くすことで、上りを感じないくらい楽に走ることができます。
最後に
今回の講座では、単なる「技術指導」ではなく、「どうすればもっと自然に、怪我なく、効率よく走れるのか?」
という視点から、自身の動きと対話しながら、感覚として身につけていきました。
「怪我をしにくい」「効率がよい」「疲れにくい」
これらはすべて、“自然な身体の使い方”から生まれる繋がりのある要素なのだと、改めて実感しました。
日々のランニングや暮らしの中にも活かせる“自然な走り方”を、楽しみながら体にしみ込ませていきましょう。
吉野さん、そしてご参加くださった皆さま、本当にありがとうございました!

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