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南三陸イヌワシ火防線プロジェクト パタゴニア ディーラーズMTG

東京本店

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PATAGONIA Trail Dealers Camp

「南三陸イヌワシ火防線プロジェクト」

3/22-23の2日間、宮城県南三陸町で行われたパタゴニア ディーラーズキャンプへと参加してきました。

「南三陸イヌワシ火防線プロジェクト」

火防線という山火事の際に延焼を防止する為の無樹林帯がイヌワシの生環境となっていましたが、火防線が廃れてしまい南三陸でイヌワシの姿が見れなくなってしましました。
いなくなってしまったイヌワシをもう一度呼び戻すためのプロジェクト。

今回は5年前に整備した区間の再整備。

5年間も手が入らなければ、ルートには藪が繁り火防線としての役割も無くなってしまっていました。

整備前はこんな感じで、細い草木が茂っていました。
しっかりとした藪や棘の草木など人間にとっても通るのに一苦労。
思いがけずの、製品の耐久性テストにもなりました。

火防線に生えてきた木をノコギリで切り、倒木も片付けていきます。
藪もすっきりし道が出来ました。みんなで力を合わせ綺麗になるのは気持ちがいいものです。
綺麗な状態もこの一瞬だけなのでしょう。

整備後

南三陸の火防線トレイルは全長60kmにも及びます。今回整備したのはほんの一部。
そして火防線を保つには定期的に人の手が入る必要があります。

60kmの火防線を整備し続けるには、長い時間と労力が必要。
山の生態系を考えると沢山の人が山に入ればいいという単純なものでなく、長期的に山と付き合っていく必要があります。

今ある登山道も誰かが整備してくれているからある道なんだと考えさせられた時間でした。

石巻・川のビジターセンターに展示されているイヌワシの剥製

いつの日か南三陸に戻ってきたイヌワシを見にいたいと思います。

参加者全員でのディスカッション
アウトドアを楽しむ自然環境との関わり方、守り方について深く考えられた2日間でした。

南三陸町でのモーニングラン

いつものトレイルや自然環境を守るために何ができるのか、みなさんと一緒に考えていきたいなと思います。

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