トレイルランニングをこれから始める方におすすめしたい、アルトラシューズの選び方

こんにちわ！！東京本店スタッフの飯塚です。

これから「トレイルランニング」が始めるうえで何を基準にシューズを選んだらよいかわからないと店頭で聞かれることが多いので、今回はSTRIDE LABで取扱いしているアルトラシューズで選び方をご紹介します。

まず、トレイルランニングシューズについて解説していきたいと思います。

「トレイル」と「ロード」シューズは何が違うのか？

走るという動作はロードランニングと同じですが、山岳地帯を走るためシューズ構造は似ているようで違います。不整地を主に走るためデコボコ道や砂利道、林道、がれ場、スキー場、沢など様々な路面環境があります。

このような路面対応できるシューズを選ぶ際に注目すべき3つのポイントは「クッション」「アウトソール」「サポート」の性能です。

クッション

路面環境や走行距離に合わせて選ぶ必要があるがラゴツゴツした石など踏んだ際に痛みを感じないようランニングシューズと比べるとやや硬いクッション材を使用していることが多いです。いきなり50km以上走られる方はいないとは思いますが、これからレースに出てみたいなど今後の計画を考慮したモデル選びが必要です。

シューズ厚さ＝スタックハイトと記載あるのがシューズ厚さ表記です。
＊足裏から地面（アウトソール、ミッドソール、インソールの合計）までの距離を指す数値。

トレイルランニングシューズもランニングシューズ同様に厚底なモデルが増えているので、大きく4つにグループ分けしています。あくまでもALTRA内のグループ分けですが、他のブランドシューズでも概ね厚さの選び方は変わりません。

 

ロークッション／スタックハイト〜24mm

モデラート／スタックハイト25〜27mm

ハイクッション／スタックハイト27〜29mm

マックスクッション／スタックハイト30〜33mm

アウトソール

ランニングシューズとの一番違う点でもあるアウトソールには「ラグ」と呼ばれている凹凸があり、この「ラグ」が様々な路面環境に対応する上で大切なグリップ力に繋がります。
ラグのパターンは下記のようなタイプがあります。

ハイグリップ：岩場やぬかるんだところ

オールラウンド：岩場やぬかるんだところ＋砂利道や林道など

スピード：砂利道や林道など

ハイブリッド：ふかふかな草道や塗装されたアスファルト

初めての方はお住まいに一番行かれるであろう山の路面環境を確認する必要もありますが、どの山に行かれるかわからない人はオールラウンドタイプがオススメです。

サポート機能

トレイルにはゴツゴツした岩や木の根っこなどの障害物に備えて、アッパーが頑丈に作られているだけでなく、つま先部分や側面に障害物から足を保護するパーツが採用されています。路面環境の違いがあると縦の動き＋横の動きも多くシューズ自体に剛性を感じられます。

一方、ロードランニングシューズの場合は障害物が存在しないので、アッパーの保護性能はほとんどなく、軽さや通気性を重視したつくりになっています。

 

以上がトレイルランニングシューズの特徴でした。
次にシューズサイズの選び方について解説していきます。

サイズの選び方

まず、大切なのがご自身の素足の実測値を把握すること。
オススメの試着タイミングは比較的に足が浮腫んでサイズが大きくなっている夕方が行動していてキツイ思いをしなくて済むオススメ時間帯です。

サイズ感として、靴下履いた状態かで爪先からシューズ先がおおよそ1.0cmほどのスペースがあるか確認します。
足指本来の自然な動きができないことにパフォーマンス低下と下りの際につま先がシューズに当たり痛い思いをします。

履き方として踵に合わせた状態で踵と中足部をしっかりと紐で締めているか確認します。
しっかり紐が絞められていない状態で走ると靴擦れや捻挫など怪我に繋がる恐れがあります。

足の実測値がわからない方はお近くのショップで実測値を測ってもらうことから始めましょう。

ここから当店で実際に取り扱いしているシューズについて具体的にご案内していきます。

「ALTRA」とは．．．

「人間が裸足で立っているのと近い足本来の自然な状態のランニングシューズがあれば、ランニング障害が減るのでは？」という観点から生まれたアメリカ生まれのシューズブランドです。

1.ヒール部分とつま先部分の比率が「１：１」のバランスクッション

現在販売されているシューズのほとんどが靴は踵とつま先のソール高低差が２：１の比率（踵がつま先部分に比べて倍の厚さがある）で作られてます。そのため、ALTRAのシューズは「バランスクッション」を全モデルに採用し、踵とつま先のソールが１：１の比率にデザインされており、本来素足で走ったり、歩いたりするときと同じ角度で足低部分が地面に接地する事ができ、最も自然な歩き方であると考えられています。

2.指が自然と広がる足の形をした「フットシェイプ」

ALTRAのシューズは独特な形をしているのは、「フットシェイプ」というラストを採用して足指部分が自然に広がり、リラックスする事で、最高のバランスと安定感を得る事が出来、着地時のショックを和らげる能力も高まります。

ALTRAシューズは「健康的な姿勢」を実現してくれるので、ランニングフォームを改善し怪我のリスクを減らしたいという多くのお客様に選ばれています。

ALTRA「フットシェイプ」の3つのタイプとは．．．
足に自然なスペースを与え、快適性のもたらすフットシェイプですが、「オリジナル」「スタンダード」「スリム」の3つのタイプがありモデルより踵からつま先まで異なる様々な足に合わせた設計されています。

2023年秋冬モデル時点のラインナップ

SUPERIOR 《スペリオール》

程よいソールの薄さにより地面からの刺激を「適度に」拾ってくれるシューズ。
「足裏の刺激」を感じることで、姿勢は正しくなり、過度にクッションに頼ることなく走り方や歩き方を見直すことができます。これまで足首をひねる癖がある、オーバーストライドが原因のランニング障害に悩まされるという方にとっては、スペリオールは最高のシューズになる可能性をもっています。

スタックハイト：21mm
クッション：ロークッション
アウトソール：スピード
フットシェイプ：スタンダード

おすすめポイント

✔︎短い距離で効率的にトレーニングを行いたいトレイルランナー

✔︎LUNA SANDALSなどのベアフットシューズから履き替えたい方

✔︎これから長い距離に挑戦したくて接地感覚を大切にしたい方

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LONE PEAK《ローンピーク》

ALTRAが誇る完成度の高い代表作

ランナーばかりではなく多くのハイカーからも信頼を集めるALTRAの顔
その特徴はなんと言ってもストレスのない履き心地で愛され続けているシューズです。

LONE PEAKが愛され続ける1番の理由「バランスの良さ」に様々な環境でも「適度にグリップ」し、足裏の感覚を失わず疲れにくい「程よいクッション性」様々な用途で使いやすい「フィット感」が挙げられます。

スタックハイト：25mm
クッション：モデラート
アウトソール：オールラウンド
フットシェイプ：オリジナル

オススメポイント

✔︎いろんな路面環境に対応するオールラウンドなシューズが欲しい

✔︎トレイルランニングもするけどハイキングもする方

✔︎トレイルモデル唯一のワイドモデルがあるので幅広い方

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OUTROAD《アウトロード》

トレイル・ロードの環境に縛られず活躍するモデル
他のモデルに比べ控えめの3mmほどのラグパターンに加え、ロードシューズで採用されているローリング形状を採用し、トレイルからロードに路面環境は変わった際に引っ掛かりが少なく関節への負担が少なくなっています。

ミッドソールには前作同様 ウレタン系の素材でヘタレにくく、少し反発性のある 「 Altra EGO™ 」を採用し、薄過ぎず、厚過ぎずのほどクッションを実現しています。

スタックハイト：27mm
クッション：モデラート
アウトソール：ハイブリッド
フットシェイプ：スリム

オススメポイント

✔︎トレイルランニングを続けられか不安なロードランナー

✔︎近所の緑地など不整地とアスファルトのハイブリッドな路面をよく走られる方

✔︎ロードシューズのような一体感のフィット性を好きな方

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TIMP《ティンプ》

OUTROAD同様にトレイル・ロードに対応するハイブリッドなモデルですが、よりトレイル要素の強いモデルです。
通気性がよく、摩擦に強いアッパー素材を採用し、シューズボリュームのあるモデルですが300gくらいで軽量。
ロードモデルの「TORIN」に採用している高い衝撃吸収性をもつミッドソール「EGO MAX」を採用し、林道などでもしっかり走れます。

このモデル一番の特徴は大きなドレインホールがインソールの下に空いていることです。この穴から雨や沢の水がシューズに侵入してきても着地する際に靴横のドレインホールから水が排出されます。

スタックハイト：29mm
クッション：ハイクッション
アウトソール：ハイブリッド
フットシェイプ：スタンダード

オススメポイント

✔︎山に限らず近所の緑地などでも走られる方

✔︎熱い時期に沢などに入ってクールダウンしたい方

✔︎ロードシューズに近い推進力を感じられるモデルをお探しの方

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MONT BLANC《モンブラン》

ショートでもロングでも軽快に「走れる」モデル。
こちらのモデルにもTIMP同様に高い衝撃吸収性をもつミッドソール「EGO MAX」を採用しています。ロングトレイルでも十分なクッション性を感じられるボリューミーなミッドソールですが、柔らかすぎず硬すぎずな絶妙な履き心地です。OLYMPUSと比べグリップ性能はそのままに、ソールの厚さを50%薄くすることでソール重量を30%も軽くしています。

また、初めてBOAシステム搭載したモデルのMONT BALNC BOAの基本スペックは同じもののロングレース時には細かなサイズ調整ができ、素早い着脱が可能です。

スタックハイト：30mm
クッション：モデラート
アウトソール：ハイグリップ
フットシェイプ：スタンダード

オススメポイント

✔︎軽量性と推進力を持ち合わせたレース用シューズが欲しい方

✔︎ウルトラトレイルランナー

✔︎足幅が細めの方

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OLYMPUS《オリンパス》

高いクッション性と安定性を求めるならOLYMPUS。
LONE PEAKに並ぶ人気モデルのOLYMPUSは圧倒的なクッション性能で長時間・長距離でも体の負担を軽減してくれるモデルとして知られ、ロングトレイルから100kmを超えるような山を走るマウンテンランナーなどに親しまれているモデルです。

あらゆる地形に対応する最もグリップ力に優れたモデルで、独特な台形の踵の形状が足元の保護と快適性を提供し、安定感を高めてくれるため、長い距離のトレイルを走り抜けることができます。

スタックハイト：33mm
クッション：マックスクッション
アウトソール：ハイグリップ
フットシェイプ：オリジナル

オススメポイント

✔︎ハイキング・トレラン

✔︎高いクッション性と安定感を求めている方

✔︎長く走る、歩く事にチャレンジしたい

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いかがだったでしょうか？
目的や履き方をしっかり考え自分にとって必要な機能性がわかれば概ねシューズ選びも難しくありません。
色々情報が入ることで選択肢は増えますが、増えすぎて選べなくなることもあります。
そんな時はぜひ店頭に足を運んでいただき、自分にとって必要な要素をお伝えください。選ぶお手伝いをさせていただきます。

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