2024.08.18
ALTRA OLYMPUS 6 (アルトラ オリンパス)登山やハイクでも人気のトレイルシューズ最新版をスタッフがレビュー!!!ローンピーク、ティンプとの特徴・サイズ感の比較
今回は新発売されたALTRAのトレイルシューズの最新版。OLYMPUS 6(オリンパス)についてご紹介します。
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OLYMPUSはALTRAのトレイルシューズの中で「最も厚みのあるクッション」と「Vibram®️ Megagrip™️の高いグリップ力」を組み合わせた人気シリーズ。
特徴は、
登山靴にはない「軽量さ」と「クッション性」、
トレイルシューズの中でも抜群に高い「安定感」と「耐久力」
長時間行動での足へのダメージを抑えてくれるので、登山、ハイク、トレイルラン、お遍路歩き、オルレなどの長い行程を快適に過ごしたい方々に選ばれ続けています。
特徴
①マックスクッション&メガグリップ。
オリンパスだけの長時間行動で安定感を出すための構造が盛りだくさん。
ミッドソールに採用されているのは軽量な圧縮型EVA素材。そして33mmのMAXクッション。これにより、地面からの衝撃を効果的に緩和。シューズの内側面には、長時間行動の際に足のアーチが落ちて足が大きく倒れ込みそうになった時に支えてくれる機能「ガイドレール」が施されています。
また、靴底が地面に向かって台形状に広がり幅広くなるデザイン。これにより高い安定感を実現。これにより地面への設置面積が増えるため、クッションが厚くても、着地時にグラついたり不安定になることを防ぐ。長時間の登山で、足が疲れてふらついてしまう人には特におすすめ。さらに、Vibramメガグリップアウトソールを採用しており、優れたグリップカを実現してくれます。
「独特のフットポッドシステム」
店頭で触るとびっくり、メガグリップが部分的にヘコみます。これが地面の小石や枝を踏んだ時に、その部分のアウトソールだけがくぼみ、全体のバランスを損なうことなく行動を可能にしてくれます。この機能が悪路でも足へのダメージを抑え、行動を楽にしてくれる。
一般的な登山靴が、硬い岩盤の上で歩き続けるために硬い素材で足を守るコンセプトだとしたら、オリンパスは軽く、柔らかく、長時間の行動を快適にするためのトレイルシューズ。ギチギチに足を圧迫することなく快適に過ごせます。
固く足を守るための登山靴を否定するわけではありません。
必要に応じて登山靴とトレイルシューズを使い分けていくと、気持ちの良い山行ができます。スタッフ中平は小さい頃から登山をしているので、登山靴も大好き。岩山や雪が残る山々を歩くときには硬いブーツで足を保護することが重要です。
でも…だいたい2500m以下の日帰り登山では、近年進化してきたトレイルシューズが快適に思うようになってきた。10年間でトレイルランニングのシューズの耐久性が上がり、ベテランハイカーにも選ばれるようになったし、ザックやウェアなども高機能で軽量化されてきた。
無雪期で、日帰り登山ならこれでいいじゃんと思える。
軽く、気持ちよく、それでいて登山靴なみの安定感を持つオリンパスはハイカーさんにとても人気。日本アルプスや富士山などの、標高が高く行程も長くなる山行ではブーツを履く人も、普段の低山であれば「オリンパスが快適!!」という方は多い。
要は「使いよう」です。
②アップデートでより耐久性を増した新生オリンパス
いろいろ進化したポイントはあるのですが、スタッフのおすすめポイントを伝えるならフィット感と耐久性の進化。
・フィット感
今回のオリンパスはフィット感が改良。長時間の山行をこなすハイカーにとっても、足を振り回して行動するトレイルランナーにとっても、ほんとに嬉しい。
◾️シューレース→従来の薄いものより、太く広い靴紐になった
◾️踵の内側のプレミアムアキレスピロー追加→踵からピッタリ合わせて、中足部の靴紐で足を包み込むと、まったくズレません。踵がヌケそうな人は、足首周りにはマラソン結びができるように、連続した靴紐が付いているのでそれを使ってみても良い。
・耐久性
◾️トゥーガード→浮石があっても、つま先をしっかり保護してくれるガードがつきました。これはハイカーにとってはとても嬉しい。
◾️アウトソールのラグパターン→耐久力が向上
③スタッフの使用感
・オリンパスの好きなところ
色々特徴のあるオリンパスですが、一番履き心地を快適にしているのは、やっぱりALTRAのシューズの特徴である「バランスクッション」と「フットシェイプデザイン」。
シューズを履いていても「人間のもっともバランスの取れた自然な状態を作り出す」ので行動を快適にしてくれます。どんなグリップよりもクッションよりも、自然な姿勢のまま山も街も歩けることが大事だということをアルトラのトレイルシューズたちは教えてくれます。
スタッフはいろんなアルトラのシューズを履いてますが、長時間の行程を楽しみたい時に引っ張り出してくるのはやっぱりオリンパス。くじゅうの縦走、大崩山(おおくえ)、北アルプスの白馬岳ー不帰の嶮、涸沢ー奥穂高などなど様々なところに連れて行ってくれました。
・アップデートして、スタッフが一番感動したところ
走りたくなるほどのフィット感に進化!
前述の通り、オリンパスは従来のものよりも、フィット感が向上してます。
アルトラのトレイルシューズの中では一番重さがあるオリンパスですが、フィット感が高いので、かなり軽く感じます。個人的には従来のモデルは全体の重量以上に、クッションとグリップ部分に重さを感じて遠心力が働くような印象で、足捌きが重く感じていたのですが、最新モデル『6』は重心が高く感じ、足が外側に引っ張られる感覚が少なくなった。これならトレイルレースでも使いたい。
(もちろん、もっと足捌きよく、スピードにのって走り切りたいなら現行のTIMPやベストセラーのLONE PEAKがいいのですが。)
長時間の山行やウルトラ級のトレイルレースで、九州で言えば球磨川の100mileトレイルや霧島、全国で言えばFUJIやONTAKEなどのレースで「タイム」よりも「完走」を目指す人にとっては、足元から支えてくれるシューズになりうると思います。
こんなん言っても、オリンパスの安定感と耐久性を生かしてウルトラで上位に食い込むトレイルランナーもたくさんいます。。自分のスタイルに合ってるシューズ、思い通りに使いこなせるシューズは千差万別。
トレイルレースは奥が深いです。
新生オリンパスとベストセラーの「ローンピーク」と「ティンプ」との比較。(24年8月時点)
大定番のトレイルシューズ LONE PEAK 8(ローンピーク)
24年にアップデートされてレースで選ばれるようになったTIMP 5 (ティンプ)
そこにオリンパスを加えた3種類がお店での人気TOP3です。
簡単な比較をしてみましょう。
☆LONE PEAK 8(ローンピーク)
表現するなら→柔らかく、気持ちよいトレイルシューズ。強い足を取り戻してトラブルから解放される冒険を目指したい人へ。
・オリジナルフットシェイプ(ゆったりめ)
・Altra EGO™(25mm)モデラートクッション
・303g(Mens US10.5 / 28.5cm)
ずばり
まずは正しい姿勢で山歩きやトレッキング、気持ちよくトレイルランをやってみたい方にオススメしたい。足裏からの適度な刺激を感じられるほど柔らかいので、岩の硬さだって感じるし、地面の感触が感じられる。この「刺激」は人が姿勢を保つときには本当に重要。歪んだシューズとかブカブカなシューズで、テキトーに動いていると、足は機能不全に陥り、動かない。地面からの刺激という情報を得ることで、足は自然と動き、姿勢を保ち動いていく。
ローンピークの柔らかさは本来、体が持っている柔軟な動きを意識「せざる」を得なくなる。だからこそ、まだ距離はそこまで行く必要ない方や、低山や軽いトレイルを楽しみたい!という人には最初の一足にお渡ししたいと思える1足です。
サイズ感について:オリジナルフットシェイプを採用→ゆったりめです。
足が細い方は、中で足が動いてしまい履くことができないことも多々あり。
スタッフ中平からすると、アルトラのトレイルシューズの中でも一番ゆったりに感じるのがLONE PEAK。オリンパスやティンプは男性用のUS7.0(25.0cm相当)を履いていますが、ローンピークに関しては女性用のUS8.0を履くことが多いです。下山中などにユルユルのまま履いていてはケガや疲れのもと。自分に合ったサイズを選びましょう。
ローンピークについて詳しく書いた過去記事です。
↓↓↓↓↓
ALTRAトレイルシューズのベストセラー「LONE PEAK 8」商品レビュー!(アルトラ・ローンピークを山で履く理由。サイズ感・アップデートポイントについて。)
ONLINE STOREでLONE PEAKをチェックするならこちら。
☆TIMP 5(ティンプ)
表現するなら→全てが高次元なトレイルシューズ。
・スタンダードフットシェイプ(普通)
・Vibram® Megagrip(メガグリップ)
・Altra EGO™MAX(29mm)ハイクッション
・ 277g(Mens US10.5 / 28.5cm)
ティンプは24年に刷新された人気シューズ
ローンピークよりもクッション性があり、安定感がある。
オリンパスよりも軽く、フィット感が高いので、トレイルレースを控える方に人気。正直それがいちばんの特徴、軽く、クッションがあり、なんでも使いやすい汎用性が武器。
サイズ感について:スタンダードフットシェイプを採用→一般的なフィット感です。
ローンピークやオリンパスのオリジナルフットシェイプでは、フィット感が緩すぎて足がずれてしまう方にとっては、ピッタリとフィットしてくれます。足幅が細めな人にはオススメ。店頭ではこの点を気にされる女性や、足が細めの男性に選ばれています。アッパーが少し硬めなので、最初はキツく感じる方もいるけど履いてきたら慣れてくる。下りなどでも足がぶれないフィット感です。
足が細い方は、スタッフ中平からすると、ティンプはピッタリフィットしてくれるトレイルシューズ。ローンピークやオリンパスよりも吸い付くようなフィット感なので、素早い行動をするトレイルレースやスピードハイクではティンプを選びます。
ONLINE STOREでTIMPをチェックするならこちら。
★OLYMPUS 6(オリンパス)
表現するなら→クッション、グリップ、安定感
・オリジナルフットシェイプ(ゆったりめ)
・Vibram® Megagrip(メガグリップ)
・圧縮成型EVAフォーム 33mm
・345 g(Mens US10.5 / 28.5cm)
そしてオリンパスはこのブログで言ってきたように、
圧倒的なクッション、グリップ、安定感で長時間の行動を快適にしてくれます。
正直、一日中歩き続ける登山などでローンピークを履き続けると、人によっては疲れちゃう。。。重量のある登山靴や、軽すぎて不安定なトレイルシューズではない1足が欲しい!という方にはおすすめ。
登山靴にはない「軽量さ」と「クッション性」、
トレイルシューズの中でも抜群に高い「安定感」と「耐久力」
足元から快適にしてくれる一足です。
サイズ感について:オリジナルフットシェイプを採用→ゆったりめです。
LONE PEAKほどではないものの、すこしだけゆったりめのフィット感です。トレイルレースの短い距離で、本気で攻めるなら、すこし緩めに感じてしまうかも。でもトレイルを楽しむ時、ハイクや、長い距離を楽しむときには少しゆとりがあって、気持ちがいいフィット感。ソックスなどの厚みを考慮しながら選べば、足がむくんでもストレスは少ないし、長く楽に歩かせてくれると思います。
ONLINE STOREでOLYMPUSをチェックするならこちら。
最後に…おすすめのトレイルシューズを伝えるなら!
いろいろ書いてきましたが、最終的には自分に最適のALTRAのトレイルシューズを選ぶのはお客様自身です!
スペリオールやローンピークで北アルプスなどの高地でも地面をダイレクトに感じながら歩くハイカーはたくさんいるし、低山でもお遍路道でも快適に歩きたいからいつもオリンパスを選ぶお客さんもいる。
はたまた家から走って山に行って、公園のプチトレイルを楽しみたいというハイブリッドな使い方をする方々はアウトロードが好きだったりする。。。
ぜひ、STRIDE LABでスタッフに相談しながら自分のスタイルにぴったりのトレイルシューズを選んでみてください。他にはない快適な姿勢で自然に飛び込むと、これまでになかった楽しさがありますよ。
全国に広がるSTRIDE LABにぜひ遊びにお越しください☺️
中平
OLYMPUS 6(オリンパス 6)
・価格:¥25,300(税込)
・シーン:トレイルランニング、ハイキング
・重量:メンズ 345g(28.5cm)、ウィメンズ 289g(25.5cm)
・ミッドソール:圧縮成型 EVA フォーム
・アウトソール:Vibram® Megagrip
・スタックハイト:33mm
・アッパー:Engineered mesh
メンズ4カラー
ウィメンズ
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熊本県熊本市中央区練兵町12番地1
定休日:月曜日・火曜日
12:00-19:00
TEL:096-273-6412
支払い:現金・各種クレジット・交通系IC
paypay・au・楽天・QUICPayなど使用可能。
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