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ウォーミングアップとクーリングダウンについて書いてみました。

那須店

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この10カ月ほど週に1回のナイトランしか走らなかったらVO2Maxは10mlほど落ちるし、AT値も下がるしで、どこまで弱くなるのか?
といった感じで最近すっかり弱くなってしまったストライドラボ那須所長の宮塚です。

今日はウォーニングアップとクーリングダウンについて書いてみました。

よくレベルアップの為のトレーニングでメインメニューのことは詳しく書かれていますが、ウォーミングアップとクーリングダウンに付いては、あまり詳しく書かれていることは少ない様に感じるのは私だけではないと思います。

私自身はセミナーなどではウォーミングアップとクーリングダウンに付いて詳しく説明することがよくありますが、呼気ガス測定の仕事を行うようになってからは、ウォーミングアップとクーリングダウンの重要性をより感じるようになりました。

一般的にはウォーミングアップは固まった身体を温めてメインメニューに備える為のもの。
クーリングダウンはメインメニューで疲れた身体に溜まった疲労を取るためのもの。
それぞれ怪我防止には重要と言った感じで皆さん認識していると思います。

しかし私は更にレベルアップの為にも、ウォーミングアップとクーリングダウンは非常に重要と考えています。

本来はエネルギー代謝が脂質代謝でメインメニューを行いたいところですが、ウォーミングアップが不十分でメインメニューに入ってしまうと、糖代謝のままメインメニューに入ってしまい本来、脂質代謝でメインメニューを行いたいところが、糖代謝ままメインメニューを行ってしまう可能性が高くなってしまいます。

そう言う意味でも10分~15分ほど強度の低い強度のジョッグから始めて、しっかり脂質代謝に身体が移ってからメインメニューを行った方が、より良いトレーニングになると考えます。

次にクーリングダウンですが、メインメニューが例えばビルドアップだったとすると、最初は強度の低いところから始まるのですが、徐々にスピードが上がり、強度も高くなって行きます。エネルギー代謝も当然、脂質代謝優先から徐々に脂質代謝比率が下がって来て、逆に糖代謝の比率がどんどん高くなって行きます。
そしてAT値を境に、脂質代謝が終わり糖代謝のみの運動になって行きます。
多くのビルドアップメニューではAT値以下で終わることはなく、最後は糖代謝のみの運動で、乳酸が残って再利用されないままの状態で、メインメニューを終了してしまうことになります。

その後のクーリングダウンも短めでその日の練習を終えてしまうと、せっかく身体に残った乳酸を除去、再利用のチャンスを逃してしまうことになります。そこでしっかりとクーリングダウンを行うことで、乳酸除去、再利用のトレーニングが出来て、非常に良いトレーニングになるはずです。

よく練習時間が30分しか取れないので、ウォーミングアップもそこそこメインメニューだけでやって、サクッと終了。
と言えば何となく効率良いトレーニングに聞こえるかもしれませんが、私的にはウォーミングアップとクーリングダウンを疎かにするのは、あまり良いトレーニングとは感じないわけです。

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