2020.12.28
トレイルランニング(トレラン)の装備はこれを揃えれば完璧!
こんにちは!STRIDE LAB 本店の馬場です。
皆さんは、トレイルランニング(トレラン)を楽しんでいますか?
自然の中を走ることは、とても気持ちが良いんです!
トレランには健康増進、筋力増加、リフレッシュなど、さまざまなメリットがあります。
しかし、怪我や山での事故遭難に備えて、きちんと装備を整えて取り組むことが必要です。
また、トレランの装備にはおしゃれなウェアや小物も多く、ファッションも楽しめます。
好きな服を着ると気分も上がりますよね。
今回は、初心者も経験者もトレランの装備について確認してみましょう。
まずは基本!トレイルランニング(トレラン)の必須装備
トレイルランニング(トレラン)の必須装備とはどんなものでしょうか?
それは、トレランシューズ、ランニングウェア、レインウェア、バックパック、補給食、携帯電話です。
それぞれどのようなアイテムなのか、選び方のコツと共に確認していきましょう。
トレランシューズ
トレランは自然の中を走るため、整備された道を走るランニング用シューズを併用するのは危険です。
トレランコースは、土や岩の上、木の根っこ、水溜りなど、コンクリート道路とは異なる特性の道となっており、滑りやすかったり、足に石や小枝が当たったり、危険な要素がたくさん!
そのため、トレラン用のシューズはグリップ力が高い、つま先や足回りを保護できるといった特徴があります。
初心者用または上級者用のシューズは作り分けられていますが、大事なのは自分の足のサイズに適合しているかどうか。
各メーカー同じサイズでも足の幅、甲の高さなどの違いがあるので、1度は試し履きすることをおすすめします。
ストライドラボでは、人気が高く自然体の走りを実現させるLONE PEAK、シンプルながら人間本来の走りを呼び覚ますSUPERIOR 、ビムラム社製のソールを使ったKING MTなど、様々なシューズを扱っています。
豊富なラインナップなので、ぴったりのシューズにきっと出会えますよ!
ランニングウェア
トレランでは他の運動用ウェアを代用することも可能です。
運動用ウェアは吸収速乾性が優れているので、汗をかいてもベタベタしにくいです。
普段着ているようなシャツは控えましょう。
ウェア選びで気をつけて欲しいのが走るコース。
拓けた道なら短パン半袖でも問題ありませんが、藪や草むらを走ることもあります。
そのような道では擦り傷ができたり、草に負けて痒くなったりする恐れも。
そのため、どのようなコースかわからない場合は、長袖長ズボンを着用します。
長袖の代わりにアームカバー、長ズボンの代わりにレッグカバーやランニングタイツでも大丈夫です。
小物のカバー類は着脱と収納が楽なので走りの邪魔になりにくく、ランニングタイツは足の筋肉を補助して怪我の防止対策にもなります。
ストライドラボではウェアだけでなく、ソックスやアンダーウェアも扱っています。
レインウェア
山の天気は変わりやすいので、レインウェアは急な雨対策として必須アイテムです。
それだけでなく、山頂付近は気温が低くなりますので防寒にも使えます。
雨よけ機能だけでなく、防風性と透湿性を兼ね備えている製品がおすすめ。
雨に濡れた際に防水性がないと肌寒く感じたり、透湿性がないと汗をかいて蒸れたりします。
バックパックに入れる際ランニングの邪魔にならないように、重さや畳みやすさも案外大切な要素。
軽量かつコンパクトな製品が良いでしょう。
防水性と透湿性を兼ね備えたゴアテックス素材を使用しているレインウェアは、運動用に最適にカスタマイズされており、耐久性も抜群です。
一般的にはゴアテックスが知られている防水素材だと思いますが、ストライドラボではゴアテックスよりもアクティブに動く際の透湿性が非常に高い「ポーラテック社のネオシェル」や「event」といった素材のものをお勧めしており、よりしなやかな動きにも対応が可能です。
登山など比較的運動量が多くない場合には、ゴアテックスをオススメする場合もあります。
ストライドラボでも様々なレインウェアを扱っており、街中で着用しても違和感ない可愛らしいデザインの製品もあります。
特にアウトドア系のファッションを好む方に人気の高い商品が豊富です。
1度購入すると長く使用する製品になりますので、性能面とデザイン面どちらも自分好みものを探しましょう。
バックパック
バックパックはザックとも呼ばれることもある、トレランに欠かせないアイテムを収納する必須装備。
トレランは走ることがメインのため、登山用(歩き用)とは構造が変わっています。
走ることによる上下の揺れに対応するためフィット感に優れ、立ち止まらず補給・給水できるように前ポケットが多く備わっています。
トレランは比較的短い距離から100kmを越すようなコースもあるため、バックパックのサイズはバラエティーに富んでいます。
短距離コースでは5L前後のものを選ぶことが多く、各メーカーで取扱が多くオールマイティーな10L、10L以上も用意されています。
ストライドラボでは初心者におすすめのバックパックを扱っています。
メイドインジャパンで普段使いからレース使いまでこなせる「PAAGO WORKS RUSH 12」。
3.5Lのスリム収納と超軽量でフィット感抜群の「UltrAspire SPRY3.0」。
女性向けモデルの「NATHAN Vapor Howe 2.0 12L」など。
他にもたくさんの種類がありますので、最高のアイテムに出会えるようご案内させていただきます。
補給食
長時間走ることが多い、トレラン。
私たちは普段、糖分をエネルギーに使っていますが、空腹になるとタンパク質と脂質をエネルギー源として使用しています。
空腹時に脂質を最大限に生かしながら走ることができる人もいます(トレーニングによります)が、脂質を上手に使えないとエネルギー切れを起こすことがあります。
エネルギー切れを起こすと、走り続けられなくなったり、やる気が起きなくなったり眠くなったりなど、環境の変化が激しい山の中で起きると命に関わることもあります。
エネルギー切れを起こさないため、また道に迷ったりなど遭難の危険があるため、いざという時のために補給食・水分は必ず用意しましょう。
補給食のおすすめはウイダインゼリーやアミノバイタルなどゼリー状の製品。
消化吸収性が高く栄養補給に最適です。
しかし、ゼリーだけだと空腹感が満たされないこともあるので、小さいおにぎりやチョコレート、バータイプの栄養補助食品など固形物もあると便利です。
水分補給として、300mL~1Lのスポーツドリンクも用意しましょう。
水でも良いですが、スポーツドリンクの方が吸収率も栄養も高いのでおすすめです。
携帯電話
緊急時に連絡を取るために携帯電話は大切です。
地図アプリやライト機能、場所によっては音楽を聴きながら走ることができます。
ただし危険な場所、人混みの多いところでは事故につながるので音楽は控えましょう。
一部地域では圏外となり、主だった機能を使えないこともありますし、充電切れになる場合も。
山では電波が弱くバッテリーの消耗も早いので、予備のモバイルバッテリーもあると安心です。
また、携帯さえあれば大丈夫というわけではありませんので、地図やコンパスなどアナログ機器も用意するようにしましょう。
トレイルランニング(トレラン)であると便利な装備は?
次は必須とまではいかなくとも、あると便利なアイテムをご紹介します。
それは、地図・コンパス、ホイッスル、医療用キット、キャップやサングラス、ヘッドライト、手袋です。
それぞれ、あると便利な理由や選び方などをお伝えしていきます!
地図・コンパス
コースの事前確認はしておきたいものの、見知らぬ土地だと迷ってしまう危険性は否定できません。
そこで、紙の地図と方角確認のためのコンパスを用意します。
見慣れていない地図を使用すると、かえって混乱することもあります。
事前確認も当日使う地図と同じ物を使用しましょう。
また、GPS付きの腕時計も便利です。
心拍数を測定できるものもありますが、地図とナビゲーション機能が付いていれば十分です。
ホイッスル
ホイッスルは遭難時に自分の居場所を知らせることができます。
100円ショップでも買えますし、小型でかさばらないので1つ持っておくと安心です。
医療用キット
怪我のときのために、絆創膏やガーゼ、包帯やテーピングがあると良いです。
また、山の中では虫にさされることもあります。
蚊だと痒いだけで済むのですが、蛇や毒を持った生物に噛まれると非常に危険。
このような状況に備えて、ポイズンリムーバーを準備しておきましょう。
ポイズンリムーバーは傷口の毒を吸い出す器具です。
決して口で毒を吸い出すようなことはしないでくださいね。
虫刺され用の薬もあわせて用意すると良いでしょう。
キャップやサングラス
日焼けや日差し防止に使用できます。
夏場は特に活躍する装備です。
安全面でも有用で、キャップは小さい落石物から頭を、サングラスは木の枝や砂埃から目を保護してくれます。
いずれも日常で使用している物ではなく、ランニングやトレランに適した製品を選択しましょう。
キャップは軽くて防水性が高いもの、サングラスは軽くて丈夫で長時間かけていても疲れないものがおすすめです。
ヘッドライト
山の夕暮れ時は急に辺りが暗くなります。
暗くなる前に走り終えられれば良いのですが、トラブルが発生して夜に走る必要がある場合も。
夜に走るには、ヘッドライトは必須道具です。
ヘッドライトの利点は移動、走るときに両手が使えること。
ストライドラボでは、コンパクトでありながら250ルーメンのとっても明るいコスパ抜群の「PETZL TIKKINA」や超広角照射と明るさ、そしてクリップ式で超軽量28gの「milestone MS-G2」などをおすすめしています。
手袋
寒さ対策には手袋をおすすめします。
指を被わないハーフタイプもありますよ。
装備を整えて、トレイルランニング(トレラン)を楽しもう!
トレイルランニング(トレラン)の必須アイテムはトレランシューズ、ランニングウェア、レインウェア、バックパック、補給食、携帯電話。
いずれも日常で使うものではなく専用品がおすすめです。
トレランは山の中を走るため、デコボコ道であったり、突然雨が降り出したり、遭難の危険性も。
専用品は走りやすさだけでなく、安全性も考慮に入れてます。
デザイン性に優れたアイテムも多いので、おしゃれを楽しむこともできますよ。
必須までとは言わなくても、あると便利なグッズは地図・コンパス、ホイッスル、医療用キット、キャップやサングラス、ヘッドライト、手袋など。
コースの難易度・種類や季節にもよりますが、いずれも役立ちます。
余裕があれば備えておきましょう。
装備を整えて、安全にそして楽しくトレランに取り組んでくださいね!