2020.11.27
トレイルランニングの魅力とは?必要な準備や注意点も知っておこう
こんにちは!STRIDE LAB 本店の馬場です。
みなさんはトレイルランニングをご存じですか?
舗装された一般道を走るランニングと異なり、自然の中の未舗装路を走るのがトレイルランニングです。
自然の中を走る、それだけで気持ちよさそうですが、様々なメリットを期待できます。
今回はトレイルランニングの魅力や始める際の準備・注意点についてご紹介します!
トレイルランニング(トレラン)とはどんなスポーツ?その魅力とは
トレイルランニング(略してトレラン、トレイルラン)はアウトドアスポーツの一種。
トレイルとは「未舗装路」「山中の小道」といった意味があり、トレイルランニングは山岳や登山道を走るスポーツです。
似たような言葉にクロスカントリーランニングがあります。
これは草原など未舗装路を走るスポーツと定義されます。
お互い似たような印象を受けますが、トレイルランニングは通常のハイキングコースや登山コースを走ることが多いです。
個人の趣味としてだけではなく、スポーツとしてマラソン同様に国内外で競技大会が実施されています。
専門的な大会になると、想像していたコースより過酷なケースもあります。
大会へのエントリーを希望される方は大会の規模、コース概要を把握するようにしましょう。
綺麗な空気、眺めの良い環境、木々や自然の中を走ると、とても清々しい気持ちになりますよね。
また、自然の中の道は凸凹があったり、石や泥、木の根っこにぶつかったり、急な坂道など、舗装された環境と大きく異なります。
この特性がトレイルランニングの魅力です。
トレイルランニングは、ジムで黙々とランニングマシーンで走ったり、アスファルトの上を走るのとは違う様々な良い効果が期待できます。
トレイルランニングのメリットとは?
それでは、トレイルランニングのメリットや楽しみ方についてご紹介します。
道にバリエーションがあって楽しめる
水たまりや障害物を飛び越えながら、走るのは実に楽しいです。
岩の上を走る場合には、どこに着地すれば滑らないか考えながら走る必要があります。
考えながら走り、周囲の景色変化も楽しむことで冒険気分を味わえます。
自然の道はたくさんあり、数キロ走ると異なる景色や地形を体験できるので、飽きがきません。
また、同じコースでも季節や時間帯によって様子が変わったり、野生動物に会えることも。
メンタル面で良い効果がある
自然の中で走るとポジティブな気分になります。
また、目の前のタスクに集中することで、脳の活性化につながります。
足への負担が少ない
硬いアスファルトと比べ、土や草の上は柔らかく、足への負担が少ないです。
骨や関節への痛み軽減にもなり、怪我のリスクが低くなります。
また、既に怪我をしている人には、ランニングの良いリハビリになります。
運動能力、筋力が向上する
曲がりくねった道や凹凸のある道で走ることは、バランス感覚や体幹、足の筋肉が鍛えられます。
さらに、障害物の関係で足幅(スライド)がばらばらになるため、俊敏性や細かな筋肉との連動性が向上します。
マラソンのトレーニングとしても効果的です。
まずは、身近な公園を走って、トレイルランニングの楽しみを感じてみましょう!
トレイルランニングに必要な装備やあると便利なグッズ
近年ではトレイルランニング用のグッズが充実しています。
必需品はウェアやシューズ、バックパック、そして食料。
ほぼ必須といえるグッズはラン用のウェア。
速乾性や吸湿性に優れたものがおすすめです。
山の天気は変わりやすいため、突然の雨対策にレインコートも忘れないようにしましょう。
シューズは、ランニングシューズでも登山靴でもない、トレイルランニング専用シューズをおすすめします。
1番の違いは、グリップ力。
自然の中を走るため、滑らず走りやすいように軽い靴となっています。
さらに、足先に硬い障害物が当たっても足を保護してくれる作りです。
トレイルランニング用のバックパックは体に密着し、揺れを防いで走りやすい構造になっています。
前面にペットボトルポケットがあるため、バックを降ろさなくても水分補給できるなど利便性の高い製品が多いです。
容量は2~25Lと幅広く、日帰りの際には10L前後をおすすめします。
アウトドアでは給水や食事がとれないこともあるので、食料と飲み物は多めに用意しましょう。
飲み物は最低1Lは準備します。
水筒の代わりにチューブで給水できるハイドレーションシステムなら、給水しやすく飲んだだけ空気が抜けてかさばらないので便利ですよ。
次はあると便利なグッズを紹介します。
- ヘッドライト
日没や暗い視界に備えましょう。怪我や遭難のリスク対策です。 - 医療用キット
山道は整備されていないので、怪我をする危険性があります。絆創膏やテーピング、傷口から毒を吸い取るポイズンリムーバーを準備しましょう。 - 遭難対策
携帯電話やGPS付きの腕時計。電源切れに備えて紙の地図も。救助を呼ぶためのホイッスルは、獣への威嚇にもなります。 - キャップやサングラス
日焼けだけでなく、木の枝や虫の襲撃から保護してくれます。
トレイルランニングを始めるならここに気をつけよう!
装備を準備できたら、始める前にマナーやルールについて確認しましょう。
アウトドアスポーツなので適切なマナーやルールが存在しますが、登山や山でのルールと似たような内容となっています。
例えば、以下の点に気を付けましょう。
- 挨拶や声かけをする
- 登る人が優先
- 道から外れない
- 追い越すときはスピードを落として歩行
- 混雑や路面状況が悪いときは歩行
- 植物をとらない
- ゴミは持ち帰る
登山道や植生に悪影響を及ぼすと、そのコースを走れなくなる可能性があります。
環境への配慮も忘れずに気を付けてくださいね。
また、安全のために山岳保険への加入もおすすめします。
山の中を走る際に、事故や遭難しても自己責任となります。
登山道からの転落やクマに襲われる危険性は皆無ではありません。
せっかくの楽しみが台無しにならないように、自分で自分を守るように備えましょう。
トレイルランニングとは山岳など自然を走ること。様々な効果を実感して!
アスファルトなど舗装された道とは異なり、凸凹や土泥がある自然のコースを走るトレイルランニング。
その魅力はメンタル面へのポジティブな影響、足への負担軽減、筋肉・バランス感覚の強化、飽きずに楽しめるなど様々です。
マラソンの練習にも活用できますが、走る際にはトレイルランニング用シューズなど専用製品を着用してくださいね。
山道を長時間走る際には、食べ物や飲み物も必須です。
走りやすさにこだわった、密着型のパックパックもありますよ。
山道では他の登山者に会うこともあります。
その際には山での一般的なルールを守って、お互いが気持ちよく楽しめるように挨拶や気配りをしましょう。
また、山の中での事故は自己責任。
不意の事故に備えて山岳保険への加入がおすすめです。
トレイルランニングはアウトドアスポーツの1つです。
ぜひ、他の競技者や登山者へのマナーを忘れずに楽しみましょう!