2024.10.05
【耐久性・安定性に長けた高反発シューズ◎】レースでも日々のトレーニングでも兼用できるアルトラ バニッシュテンポ
こんにちは、STRIDE LAB 東京本店です。
今年もいよいよマラソンシーズンが到来ということで、一つ前でもマラソンに向けたシューズとしてVANISH CARBON 2(バニッシュカーボン2)をご紹介いたしました。
これまで、「カーボンシューズを試して合わなかったな」という方や「興味はあるけど実際どんな感じなの?」という方には是非ともご覧いただきたい内容です⇩
【カーボンシューズが合わないと思った方必見‼︎】アルトラ バニッシュカーボン2:ゼロドロップ × カーボンで自然なランニングを。
さて今回。
こんな思いもきっと出てきているだろうと思い、是非そんな方々に試していただきたいシューズ「VANISH TEMPO(バニッシュテンポ)」をご紹介していこうと思います!
毎度恒例の「ALTRAとはどんなシューズ?」からご説明していきますので、何度かご覧いただいた方は目次よりスキップしてください☝️
このページの目次
ALTRA(アルトラ)
アルトラは、「自然な状態」で「ヒールストライクを回避できる」シューズ、つまり自然な歩き方・走り方を実現しやすいシューズ。
その秘密は”ゼロドロップ”と”フットシェイプ”という特徴を持っているところ。
ZERO DROP(ゼロドロップ)
ドロップとは、シューズのクッションの前後での厚み(高さ)の差のこと。
一般的なランニングシューズの場合、クッションが踵部分が厚くつま先部分にかけて低くなる、斜めの形状になっておりその差は10mm前後のものも存在します。
それに対してアルトラは、ドロップ差が0mm、
つまり、裸足の時と同じような感触で履いていただけるシューズになっています!
ドロップがあると、前傾姿勢が取りやすかったり前への進みやすかったりしますが、単純に真っ直ぐ立つとなると、関節(足首・膝・腰など)を自然と曲げることになるので関節や腰など身体の各所への負担が大きくなってしまうということもあります☝️
一方でゼロドロップは、クッションが同じ高さなのでそもそも関節を曲げずとも真っ直ぐ立てる、その状態でランニングやウォーキングができるので、各関節や身体全体の負担軽減に繋がるということです!
FootShape(フットシェイプ)
フットシェイプとは、その名の通り「足形」という意味で靴の作りが本来の足形に沿った作りになっています🦶
その為、つま先にかけて細くなるような形状をする一般的なシューズと比較し、つま先部分はゆったりとした感覚で履いていただけます。
指先が広がる余地がある、指を広げることでクッションの役割を持つアーチが正しく形成されやすくなるので、疲れにくかったり、バランスがとりやすくなったりするんです☝️
足指やアーチに関しては、下記サイトで詳しくお伝えしております⇩
これがアルトラの特徴、なんとなくお分かりいただけましたでしょうか?
では、このアルトラが開発したバニッシュテンポは一体どんなシューズなのか。
VANISH TEMPO(バニッシュテンポ)
バニッシュテンポは、アルトラのロードランニングシューズの中でもレース用シューズと言う部類入ります。
が、実は日々のトレーニングでも兼用してガシガシ使っていただけるようなシューズでもあるんです👟
最近のレース用シューズといえば、カーボンシューズと言う言葉をよく耳にしたりするものですが、バニッシュテンポにはそのカーボンプレートは搭載されておりません。
では実際、カーボンシューズではないレース用シューズ、そしてレース用シューズでありながらトレーニングでも使えると言うバニッシュテンポについて細かくみていきましょう!
スペック
重量:232g(Mens US10.5 / 28.5cm)
ミッドソール: Altra EGO™️ PRO
アウトソール:EVA Rubber
クッション:High
スタックハイト:33mm
アッパー:Breathable Engineered Mesh
FootShape:SLIM
ミッドソール
レース用というと「とても反発力がありそう」「速く走れそう」など色々イメージが湧くかと思いますが、その通りバニッシュテンポのミッドソールには一番反発力が高いAltra EGO™ PROと言う素材が採用されています!
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⇩ALTRAミッドソール3種⇩
Altra EGO™ MAX:クッション性に長けている
Altra EGO™ :クッション性・反発性がバランスが取れいている
Altra EGO™ PRO:反発性に長けている
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反発力が高いミッドソールの特徴として、重心の真下に着地できれば、力強い踏み込みをすればするほど、跳ね返りの力が強くなるということ。
ただ、高反発なミッドソールは跳ね返る力(エネルギーリターン)が強い分、オーバーストライドでの着地や30キロ以降での足のグラつきがあると、反発する力が進みたい方向ではなく、四方八方に向いてしまい、各関節への負担がかけすぎてしまう恐れがあります⚠️
なのでそれを適度に補正するためにカーボンシューズにはカーボンプレートが搭載されているわけですが、お伝えしたように、バニッシュテンポにはカーボンプレートが搭載されておりません。
それ以外の様々な工夫で安定感を出すように施されているのですが、実はこれがレースだけでなくトレーニングでもしっかりと使っていただける理由にもなります☝️
アッパーの素材
一般的なレース用シューズやアルトラでもバニッシューカーボン2のようなレースシューズになると、アッパーも比較的薄く、とても軽量な素材が採用される傾向にあります。
しかし、バニッシュテンポのアッパーは少し厚めで若干重さが増えるものの、サポート力が高いシューズにも使われるようなアッパーを使っているので、靴紐を結んだ時のホールド感がしっかりと感じられます。
※アッパーの違い(左:バニッシュテンポ、右:バニッシュカーボン)
※シュータンもやや厚めで、足の甲とのあたりが気にならないような工夫⇩
踵や履き口の形状
レース用シューズになると、アッパー同様に全体的に薄く軽くという傾向がある中、バニッシュテンポは踵の形状も履き口の形状も薄さより厚さが見て取れます。
ただただ厚くすれば良いと言うわけではないですが、これも靴紐を結んだ時のフィット感に違いが出てきます。
レースで使用する場合、負荷が高くなるので、よりズレにくい、フィットしやすいような工夫がなされていて、どちらかというと一般的なランニングシューズに似たような形状になっています。
※参考までにバニッシュカーボン2のヒールカップ(踵をおさめる場所)の硬さを触って比べてみても、若干硬さがあり、グラつきにくいようになっているなと感じられました。
※踵の形状違い(左:バニッシュカーボン2、右:バニッシュテンポ)
中足部の構造
シューズの中で足が動いてしまう、と言う声を聞くことがありますが、中足部(足の中間部分で靴紐配置されているところ)のフィット感を高めることは安定感を出すためにとても大切です。
特に高反発のミッドソールで強い力が地面から跳ね返ってきた時に動いてしまうと、怪我に繋がってしまう恐れがあります。
その為、中足部のフィット感を高めて安定感を出せるような作りになっています。
※シューズの中を覗くと中足部をサポートするようなパーツが配置されています⇩
フットシェイプ
ALTRAのフットシェイプは3つに分類されており、中でもバニッシュカーボン2はスリムフットシェイプ(少し細め)が採用されています。
と言っても、一般的なシューズよりはしっかりと開放感は保たれているのでアルトラらしさは健在です🦶
前にもお伝えしましたが、つま先付近に指が広がるスペースが確保されていることでクッションの役割を持つアーチが正しく形成されやすくなるので、疲れにくかったり、バランスがとりやすくなったりします。
アウトソールのラバー
地面と直に擦れ合う部分(ラバー)に関しても、レース用のシューズになると薄くなる、つまり消耗が非常に早くなる傾向にあります。
ただ、バニッシュテンポに関してはこのラバーが少し厚めに配置されているので、若干重くなりますが、地面との摩擦での消耗は格段に減るので、
レースだけではなく、日々のトレーニングにも使っていただけると言うことです。
※ラバー厚み(上:バニッシュカーボン2、下:バニッシュテンポ)
ここまで色々細工がなされていると、安定感はありそうだけど本当にレースシューズ?と思われた方もいらっしゃるかもしれません。
高反発でありながら、しっかり安定感が感じられるこのシューズがレースでもバッチリ使える理由は、
高反発ミッドソールに合わせて、アクティブスタンスロッカーといった蹴り出しの瞬間に適度に転がしてくれるような機能があったりするところ。
一般的なシューズよりも後方の位置からロッカー(シューズ先端の反り上がり部分)があるので、一歩を踏み出した時にスムーズに前へ力を伝えてくれるような作りになっているところが、高反発ミッドソールと掛け合わさることで、推進力・スピード感のあるランニングに繋がってきます!
まとめ
一旦、ここまでの内容をまとめます⇩
・ゼロドロップ
ゼロドロップによりヒールストライクを回避することができ、重心の真下で自然と着地しやすい
・高反発ミッドソール
重心の真下に着地するとより力強い踏み込みができるので高い反発をもらうことができる、そして進行方向へ正しく力の伝達(推進力)がしやすくなる
・フットシェイプ
足指の広がるスペースがあって、正しくアーチが形成されることで、マラソンのようなタフなランニングでもご自身のアーチできっちり衝撃吸収できる
・アッパーの素材やラバーの厚み
軽さ以上に強度やフィット感が高いアッパーを使用したり、ラバーの厚みを増すことで耐久性やサポート・安定感が向上する
・シューズの構造
中足部や踵、履き口部分でのフィット感を更に増すことで、高反発ミッドソールでもカーボンプレートなしで安定感が保たれる
アルトラ バニッシュテンポというシューズについてお分かりいただけましたでしょうか?
レース用のシューズは、最近だとカーボンシューズに目が行きがちな部分もありますが、実は同じような感覚でありながらも安定感のあるバニッシュテンポのようなシューズもあったりします。
高反発のミッドソールを採用したシューズは、みなさんの目標を達成にするにあたってきっちり後押ししてくれるシューズでありますが、若干扱いが難しいところもあるのが事実です。
そのため、様々な工夫がされているわけですが、アルトラから登場しているシューズ(バニッシュカーボン2、バニッシュテンポ)はゼロドロップという特徴があるので個人的にもやはりコントロールしやすいなと感じます。
これまで、「カーボンシューズを試して合わなかったな」という方や「興味はあるけど金額的にも靴的にも不安」という方は是非、一度足を通してみてはいかがでしょうか。
VANISH CARBON 2(バニッシュカーボン2)に関して、詳しくはこちらよりご覧ください⇩
【カーボンシューズが合わないと思った方必見‼︎】アルトラ バニッシュカーボン2:ゼロドロップ × カーボンで自然なランニングを。
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