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商品レビュー

ティートンブロス ソリッドショーツは『いいとこどり』のランニングショーツ

東京本店

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どーも店長です。

今回はTeton Bros.のSolid Short(ソリッドショーツ)をご紹介していきたいと思います。
昨年はストライドラボとさかいやスポーツ限定での販売となり、瞬く間に完売してしまったランニングショーツです。
今年も入荷しましたので、ちょっと丁寧にご紹介したいと思います。

結論から言うと、これまでのTeton Bros.がリリースしてきたランニングショーツの欠点を補いながら、いいところをバランスよく採用したランニングショーツです。めちゃくちゃオススメなので、より詳しく何がどういいのかというのを知りたい方は、読み進めていってくださいね。

 

ソリッドショーツ誕生話の前に知っておくべき生地のお話

このソリッドショーツが登場した背景を説明する前に、Teton Bros.がこれまで製造してきたその他のランニング用ショーツ(ランパン)をご紹介する必要があるので説明させていただきます。これまで

ELV1000 5in Short(5インチショーツ)


軽量で軽快な5インチショーツは、大好評のウィンドリバーフーディと同じPertex Quantum Air(20Dナイロン)という生地でできています。
風を防ぎ、熱気を逃がす、肌との適度な距離を保ってくれる素晴らしい生地です。どちらかというとロードをメインに走るランナーに人気が高いのと、軽さを求める方に支持されているロングセラー商品です。
こちらはインナーがついているのも人気の1つですね。

 

 

ELV1000 5in Hybrid Short(ハイブリッドショーツ)

ハイブリッドショーツは5インチショーツと同じPertex Quantum Airの生地に、Teton Bros.オリジナルの耐久素材『デュラファブリック』をお尻周りに配置することで、軽量性と頑丈さを同居させました。アスファルトを走るロードランナーだけでなく、山を走ったりさまざまなアクティビティに対応できるようになりました。汎用性の高さから、Teton Bros.のランニングショーツの中で唯一女性用はこのハイブリッドショーツが展開されています。

 

 

Scrambling Short(スクランブリングショーツ)


スクランブリングショーツは、ランニングだけでなく岩場も積極的に駆け上がるスタイル「スクランブリング」に向けて作られたショーツ。そのため岩場で擦れることなども想定されているため非常に強い生地で作られています。特徴的なのはDry Action(ドライアクション)と言う超撥水加工がされています。このため汗をかき続けても生地が肌に張り付きにくいことから、足を大きく上げなければならないスクランブリングやトレイルランニングなどを楽しむユーザーに親しまれてきました。
5インチショーツと比べると丈もやや長いため、5インチショーツの丈が短いなと感じる方にも選ばれていますし、夏の普段履きと兼用されている方も多くいます。

少し生地が重く厚手のため、夏だとちょっと暑いと言うデメリットがありましたが、2021年春夏から耐久性を保ちつつも薄手の生地にアップデートされています。ポケットなども大幅に改良されたのでフルモデルチェンジしています。

 

ここまでの商品はティートンブロスの定番ランニングショーツとして、細かいアップデートを繰り返しながら親しまれ続けてきました。

この3つのランニングショーツの欠点を補い、『いいとこどり』をしたショーツがソリッドショーツです。

 

 

 

ソリッドショーツの生地や細部について

5インチショーツやハイブリッドショーツに採用されているPertex Quantum Airは、Teton Bros.の商品の中で最も選ばれているウェア『ウィンドリバーフーディ』と同じ大変優秀な生地です。肌と張り付きにくく軽量で、かぜを防ぎながらもオーバーヒートしにくいという素晴らしい生地です。

しかしながら、通常の汗くらいであれば肌に張り付くことはあまりないのですが、真夏のびしょびしょの滝汗や雨だとどうしても張り付いてしまうことがあります。軽量の生地全般に言えることですが、なかなか解決できないポイントでした。他のブランドの多くもこの点は同様のポイントかと思います。

一方、スクランブリングショーツは超撥水加工をソフトシェル生地に加えることで張り付きを解消していますが、ランニングショーツとしてはやや重くて真夏は暑いかなという印象でした。(2021年に涼しい生地にアップデートしています)

ソリッドショーツはそんなデメリットを解消するために、『ちょうどいい』ランニングショーツとして開発されました。
ソリッドショーツの生地は近年よく耳にするようになったと思いますが、『CORDURA(コーデュラ)』というブランドの非常に耐久性の高い糸で織られています。肌に張り付きにくく、スクランブリングショーツに勝るとも劣らない耐久性を持つため、お尻まわりのデュラファブリックは配置せず軽量さを確保しました。

また、丈もランニングで引っかかりにくい5インチ、人によってはこちらも普段使いも兼ねてさっぱり履くことが可能です。

これまでティートンブロスのランニングショーツを履いてきた方も、最近ティートンブロスが気になる方も、最初に選ぶランパンとしてソリッドショーツは『いいとこどり』なのでとってもオススメです。

なお、2020年春にこのソリッドショーツが発売されたタイミングでは、その話題性から即完売しました。

2021年は気合を入れて在庫しているので、安心して購入できる体制が整っています。

1番揺れにくい腰部のポケットは、スマホがしっかりと収まります。ジップもついているため絶対に落としたくないものはここに入れるといいでしょう。他にもポケットが4つもついているためサクッと走るランニングには十分すぎるポケットの容量です。

ランニング用のショーツについていることはあまりないですが、ソリッドショーツにはリフレクターがついています。暗い夜道のランニングで自分の存在を周囲にアピールするのは安全管理の面でも非常に重要です。こうした細かい仕様も気が利いていますね。

 

足上げの時に大事なのが「スリット」です。足上げを妨げないスリットのパターンとして、メンズでは珍しくふんわり丸く加工されています。

 

 

まとめ

店長も2020年の発売のタイミングで購入しました。非常に快適に使っています。(画像1番左)

まさしく『ちょうどいい』ランパンです。
ロードもトレイルも走りますが、どちらにも対応できて真夏でも張り付きにくくて、山で引っ掛けても破れない安心感を担保しているのにそこそこ軽くて乾きやすい。今1番使っているランパンですね。
実は2021年に製造されたものは、ウエストが大きくなりすぎていて笑、1回メーカーに全部返品して再度ウエストのゴムを詰めてもらったりなどのトラブルもありましたが、間違いなくいいショーツなので、ぜひ使ってみてくださいね。

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