2024.05.16
ALTRA / ESCALANTE 4 汎用性NO.1 の快適シューズを早速レビュー 前モデルから何が変わった?
こんにちは。STRIDE LAB OFFICIAL のニシカワです。
先日発売された ESCALANTE RACER 2 と同時に、そのベースとなるモデル「ESCALANTE(エスカランテ)」も新しくなりました。
エスカランテといえば汎用性の高さと抜群の履き心地、普段履きも兼ねられるシンプルなデザインが特徴で、ロードモデルの中では最もカジュアルシーンで活躍してきたモデル。そんな1足がこの度、「ESCALANTE 4」として登場しました!!
そこで本ブログでは、新発売したばかりのESCALANTE 4 を最速レビュー。
基本的なスペックからシューズの特徴、前モデルからの変更点や実際のサイズ感などをまとめてご紹介していきます。
ぜひ最後までお読みください!
前モデル ESCALANTE RACER のレビューはこちら↓
【リピート率NO.1】ALTRA / ESCALANTE RACER 新色レビュー
・ウォーキングからジョグ、スピード練習まで幅広く使えるランニングシューズが欲しい
・履き心地や快適性を重視したい
・ランニングフォームを見直したい
ESCALANTE 4 基本スペック
まずは基本的なスペックを見ていきましょう。
アッパー :エンジニアードメッシュアッパー
ミッドソール :InnerFlex™ 搭載のAltra EGO™
アウトソール :FootPod™テクノロジー
重 量 :261 g(MENS US10.5)
スタックハイト:24mm
フットシェイプ:Original
展開カラー
快適性を重視したモデルらしく、街中でのデイリートレーナーとして使いやすいシンプルなカラーリングが充実しています。
ESCALANTE 4 の特徴
続いて気になるESCALANTE 4 の特徴を見ていきます。
快適性の高いニットアッパー
エスカランテといえば靴下のように足回りにフィットするメッシュ状のニットアッパーが特徴ですが、新モデルでも健在!
ニットアッパーは軽量かつ柔軟性、伸縮性に優れており、その履き心地は快適そのもの。
長時間のアクティビティや1日中シューズを履いているような時でも圧迫感が少なく、快適に行動できます。
そして今作ではそのニットアッパーをさらに改良し、より高通気でソフトな肌あたりを実現しています。
反応の良さと快適性に優れたミッドソール
ミッドソールは前モデルから継続してAltra EGO™ を使用しています。
程よいクッション性としっかりとしたエネルギーリターンを得られるウレタン系のミッドソールで、他では LONE PEAK や PROVISION などに採用されています。
ゆっくりとジョギングする際には「柔らかさ」を、少しスピードを出した時には特に「跳ね返り」を感じやすいです。また、衝撃吸収の際には元の形に戻る性質があるため、ミッドソールのへたりを抑える「耐久性」も魅力の1つです。
スタックハイトは24mm とアルトラのロードカテゴリーのシューズの中でも薄めに属します。履いてみると接地感を残しつつ、普段走り慣れていない方でもスッと馴染む間口の広さがあります。
より軽量で柔軟性を増したアウトソール
こちらも前モデルから引き続きFootPod™テクノロジーを採用。このアウトソールはソールパターンを見ての通り足の骨や腱をマッピングし、実際に足が曲がるところでソールも屈曲するようにしているなど自然な足の動きを助けるアルトラではお馴染みのもの。
実際に手で曲げてみるとわかるのですが非常に返りがよく、この高い柔軟性はアルトラシューズ全般の特徴の1つです。
そして今作ではソールパターンを改良し、ラバーの部分を減らす(肉抜き)ことでさらに軽量で柔軟なものに仕上げています。
これにより足が本来持っているアーチをしっかりと使えるようになり、着地の際の安定性と衝撃吸収性がアップしました。
一方で縦方向はある程度の硬さを残しているので、安定したトゥーオフができるようになっています。
前モデル ESCALANTE 3 からの変更点
特徴が理解できたところで気になる前モデルからの変更点を確認していきましょう。
重さ
ESCALANTE 4 | ESCALANTE 3 |
261 g | 263 g |
※US10.5 で計測 実測値
重さはほぼほぼ変わらず、エスカランテ3と同様に軽量に仕上がっています。
アッパー
より快適性がUPしたとされているニットアッパー。
見た目のところで行くと前足部の目の粗いメッシュ部分が3よりも広がっているのがわかります。
レースホールは1つ少なくなりましたが、シューレースを通すシュータン部分のホールが1段分追加されています。
以前のエスカランテ3のアッパーもソックスのような柔らかい生地感が特徴的でしたが、エスカランテ4はさらにソフトな感触になっています。
海外レビューでは、人気の高かったエスカランテ2.5と前作エスカランテ3のちょうど中間くらいのイメージと評されていました。
踵周りはこのような感じ。
ヒールカウンターは3よりさらに薄いものに変更し、見た目もよりナチュラルな印象に。
指で踵を押してみると3よりも柔らかく、着地した際の踵の動きを制限しません。ここは人によって好みが分かれる部分かと思いますが、自然な足の動きを推奨するアルトラらしい仕様ともいえます。
また、エスカランテ3ではアッパー全体が地面に向かって広がる台形のような構造でしたが、エスカランテ4ではより垂直に近い感じに変更されています。
履き心地の良さを生み出すニットタンはより薄い素材に変更になりました。
ソール
先述した通りソールパターンを変更。
アウトソールのラバー部分を減らし、溝が増えたことでアウトソール自体の軽量化と柔軟性UPを図っています。
インソールはやや厚みのあるものに変更し、よりクッション性がアップ。
フットシェイプ
アルトラではフットシェイプと呼ばれる、つま先部分の幅の広い作りが特徴的。「オリジナル」「スタンダード」「スリム」と3つの種類のフットシェイプをモデルによって使い分けていますが、そのいずれも足先の開放的な履き心地は共通しています。
この足先が幅広いフットシェイプによって以下のようなメリットを獲得できます。
- 外反母趾、内反小趾といったトラブルを防げる
- 足が浮腫んだ際も窮屈にならない
- 足のアーチ構造をしっかりと使えるためより安定感、衝撃吸収性が出る
そして今作エスカランテ 4 では一番幅の広い「オリジナル」フットシェイプを採用!
前モデルは「スタンダード」だったのでこれは大きな変更ですね!
2まではオリジナルフットシェイプを採用していたので元に戻るカタチとなりました。古くからのエスカランテユーザーの方には嬉しい変更ではないでしょうか?
サイズ感
アルトラでは足の実寸よりも約1.3cm程度大きいサイズを推奨しています。
ある程度のスペースを残すことで着地した際の足の自然な動きを抑制しないためです。
ちなみに前モデルのESCALANTE RACER は26センチを履いているニシカワですが、
ESCALANTE 4 に関しても同じく26センチでちょうど良かったです。
今回フットシェイプがより幅の広いものに変更になったことと、全体的にホールド感を抑えた作りのためシューズの中で足が動く感じを懸念しておりましたが、実際に履いてみると着地のブレなどはあまり気になりませんでした。
とはいえニットアッパーで伸縮性もあるので、スピードに乗って走りたいという方や足の細い方であればハーフサイズ下げてよりフィット感を高めて履くのもアリかもしれません。
まとめ
以上、「ALTRA / ESCALANTE 4 汎用性NO.1 の快適シューズを早速レビュー 前モデルから何が変わった?」をお伝えしました。
新しくなった ESCALANTE 4 はいかがだったでしょうか?
アルトラのシューズ全般に言える話として、ここ最近はよりホールド感や安定性を求める方向に舵を切っている印象が強かったのですが、個人的にこのESCALANTE 4 は最新の技術は取り入れつつ、より快適性やナチュラルサポートといった方に振ったアップデートだったように感じました。
海外のレビューサイトなどを覗くと往年のエスカランテユーザーの方からはかなりの歓迎を受けているような印象。
今までの歴代エスカランテのいいところが絶妙なバランスで組み合わさっているのがエスカランテ4って感じですかね?
ESCALANTE 4 はバランス感覚に優れた汎用性の高さと抜群の履き心地という特徴はそのままに、今まで以上に普段履きやジョグなどのカジュアルシーンでの活躍が間違いない1足になっています。
これからランニングを始めてみたいという方や、始めてアルトラを試してみたいという方に大変オススメです!
気になる方はぜひお近くのSTRIDE LAB 各店でその履き心地をお試しになってみてください!