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【ヤクってなに?】STATIC / YAK シリーズ レビュー

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こんにちは。STRIDE LAB OFFICIAL のニシカワです。

本日は国内アウトドアブランド STATIC(スタティック)より、冬の定番 YAKシリーズをご紹介。

この記事はこんな人にオススメです!

・天然繊維の保温着が欲しい

・アウトドアでも着心地を何より重視したい

・ヤクが気になっている

・環境に配慮しているブランドを応援したい

 

STATIC とは

2020年創業の国内アウトドアブランドで、その特徴はなんといっても環境への徹底した配慮

リサイクル素材や天然繊維を積極的に使用することはもちろん、加工や生産方法に至るまで、あらゆるプロセスにおいて環境への負担を最小限に抑えるための取り組みを実践しています。

また、「衣類産業はゴミ排出業である」と捉え、縫製現場での生産過程で生じる余分な生地やパーツ類といった「ゴミ」を捨てずにアップサイクルする取り組みも行っています。

SDG’sが囁かれる昨今、アウトドアアパレル業界でもこうした取り組みはもはや珍しいことではありませんが、STATIC ほど真剣に、そして徹底して取り組んでいるブランドはないと思います。

こうした姿勢が STATIC の人気の理由の1つとなっています。

STATIC YAK シリーズについて

チベット産のヤクウールを100%使用したプロダクト。ヤクの特徴や製品のこだわりは後述します。

STRIDE LAB では

ベースレイヤーの上に着るプルオーバーと

ニットキャップ2型を揃えております。

ヤクってなに?

あまり聞き馴染みのないヤク。製品を見た感じ同じ天然繊維であるメリノウールにも似た感じですが、一体どんな生き物なんでしょうか?

ヤクは高地に住むウシ科の動物

中国のチベット自治区を中心に、インド、パキスタン、ネパールなどの標高3,000~6,000mもの高地にある草原やツンドラ、岩場などに生息しています。気温の高い夏は植物の限界領域である6,000mで暮らし、冬を迎える前に3,000mまで降りてきます。暑さには弱いため山岳高地でしか生きることはできません

2,000年前から家畜として飼われ出したとされていて、毛を衣類として利用するだけでなく、テントの外壁やロープ、荷物の運搬、乗用、食肉など全ての部分が余すことなく活用されます。まさに高地に暮らす遊牧民にとってなくてはならない存在です。

体毛も茶色いものから白いものまで様々な種類のヤクが飼われているそうです。

ウシ科唯一のダブルコート

冬には−30度にもなるこの上なく過酷な環境で生き抜くヤク。

厳しい寒さに耐え抜くために、防風、防水に優れた外側の毛と保温に優れた内側の毛の二重構造になっています。カシミヤなどと同じです。

外側の毛は硬く粗いですが、丈夫なため遊牧民が暮らすテントに使われます。

そして衣類に使われるのが繊細で細い内側の産毛。ヤク一頭から年間で採れる毛の量はたったの100gしかありません。

それもそのはずヤクの毛はウールのようにバリカンで刈り取るのではなく、内側の毛を櫛で丁寧に梳いて採るのです。しかも毛が抜け替わる初夏の時期に一度だけ。

ウールの年間採取料が2,500g~4,000g程度と考えると、いかにヤク繊維が貴重な素材かがわかると思います。

ヤク繊維の特徴

ふわふわの着心地

ヤクの毛の細さは14~20μmと言われています。

ベースレイヤーでもよく使われるエクストラファインメリノで18.5〜19.5μmなので、ヤクはそれと同等かそれ以上の柔らかい繊維といえます。

またウールと比較すると表面のスケールが少ないので手触りも滑らかで、

クリンプ(縮れ)は強めなのでカシミヤよりもバルキーな(膨らみ感のある)生地に仕上がります。

ウールよりも暖かく、カシミヤよりも通気する

厳しい環境で暮らしているので当たり前ですが、ヤクの毛は非常に保温性に優れています。

ウールより30%も高い保温性があり、その暖かさはカシミヤに匹敵するとも言われます。

また、通気性はカシミヤの1.3倍で蒸れにくいのも特徴的です。

毛玉になりにくい

スケールが少ないので摩擦に強く、繊細な生地感でありながら毛玉もできにくいです。

 

その他にも、シワになりにくいニオイがつきにくいなどメリノウールと同様の特性を備えています。

 

着心地良くて暖かい!しかも通気する!
メリノウールの上位互換じゃん!!

 

と言いたいところですが、メリットがあれば当然デメリットもあって

  • 生産量が少ないため値段が高い
  • ウールと比較すると(スケールが少ないため)毛が抜けやすい
  • (毛が有色なものが多いので)染色が難しい

といった欠点もあります。

着用シーンや好みに合わせてウールとヤクを上手く使い分けるのが良さそうですね!

STATIC / YAK PULLOVER(ヤク プルオーバー)を着てみた!

そんなヤクを贅沢に100%使用した STATIC / YAK シリーズから

冬のアクティビティに最適なYAK PULLOVERを実際に着用してレビューしてみたいと思います!

 

SPEC
生地: ウール(YAK) 100%
重量: 260 g (Mサイズ)
繊維/生地原産国 : 中国
製造国: 中国

 

ディテール

袖・裾のリブ

袖口と裾周りは編み地をリブ編みに変えてあります。

これにより手首や腰位置で止まるので、外からの風が入ってくるのを防ぎます。

とはいえリブのテンションはキツくないのでやさーしく包んでくれているような感じです。

程よくリラックスしたシルエット

アームホールや身幅は比較的ゆったりしているので激しく動いても締め付けられる感じはありません。身体に沿うパターンで生地をストレッチさせるというよりは、予め肩や腕まわりなどの可動する部分の余白を残しているような印象です。

脇下も細腹を1枚設けた立体的なつくりなのでしゃがんだりしてカラダが丸まった時も突っ張る感じはありませんでした。

 

極上の手触りと保温性

見た目でいうと、ヤクならではの素朴で粗野な雰囲気がありますが、チクチク感とは無縁の手触りで、ずっと触っていたくなるような感触です。それでいて触っている側からじんわりと暖かくなってくるような保温性があります。

身体が冷えた状態で化繊のインサレーションを着ると、暖かくなるまでラグがあることが多いですが、これなら着た瞬間から温まりそうです。

サイズ比較

 

サイズ 身幅 後着丈 袖丈
XS 52 61 56
S 54 63 60
M 56 65 61
L 58 67 62
XL 60 69 63

サイズスペックはこのような感じ。

他ブランドの同義品と比較すると幾分かゆったりしているような印象を受けました。

175cm 66kg 他ブランドだとLを選ぶことの多い自分ですが、

Mサイズで余裕を持って着れる感じでした!

程よくゆとりがあるシルエットなので山から降りた後の街着としても良さそうです。

ちなみにSも着れたのですが、繊細な生地感なだけに伸びてしまうことを考慮すると多少のゆとりは残しておいたほうがオススメです!

こんなシーンにオススメ

STATIC / YAK PULLOVER はこんなシーンにオススメです!

・冬の山行など気温が低い時の行動着として

・行動後に汗を逃しながら保温したい時

・スルーハイクでもニオイを気にしたくない時

 

まとめ

以上、ヤクの知識とSTATIC のYAKシリーズについてのブログでした!

ヤクの特徴をもう一度おさらいすると

  • ヤクは高地の過酷な環境で耐え抜くことのできる貴重な繊維
  • ウールを超える極上の着心地
  • アウトドアに最適な保温性、通気性を備える

着心地だけじゃない、超絶ハイパフォーマンスな素材でした!

アウトドアでの天然繊維はメリノウールこそ至高!と思っていた私ですが、

このYAKシリーズを着てみたら予想を遥かに超える着心地に驚きました。

皆様もぜひ一度、じんわり包まれるあの感覚を味わってみては?

一度袖を通したらあなたもヤクの虜です!

 

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