2025.04.18
低山は本当に安全? 道迷いしないための登山の備え
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身近な低山ハイキング、その裏に潜む危険とは?

アクセスが良く、気軽に楽しめる低山ハイキング
<低山ハイキングの魅力 身近な自然で心と体をリフレッシュ>
しかし、実は登山での遭難や事故の多くが、この「低山」で発生していることをご存知でしょうか?
「近いから大丈夫」「いつも行っている山だから安心」
そんな油断や思い込みが、思わぬ事故につながることもあります。
今回は、低山でよく起こるトラブルの事例とその原因、特に多い「道迷い」の対策についてご紹介します。
低山でのアクシデント発生件数
警察庁の「令和5年における山岳遭難の概況等」によると、2023年の山岳遭難発生件数は3,126件で、遭難者数は3,568人でした。そのうち、道迷いによる遭難は全体の約40%を占め、最も多い原因となっています。
また道迷い以外で多い山岳事故の原因は、以下の通りです(警察庁「令和5年における山岳遭難の概況」より)
滑落
転倒
疲労・病気などの体調不良
登山でよくあるトラブル
1. 道迷い
よくあるパターン
事前に地図やルートを確認していない
分岐で標識を見落とす
地図アプリや地図を使っていない
下山途中にルートを間違えて別の谷に下ってしまう
スマホの電池切れでGPSが使えず、現在地が分からなくなる
2. ケガ(転倒・捻挫など)
よくあるパターン
足に合っていない登山靴、滑りやすいソール
久しぶりに履いた靴のソールが劣化して剥がれる
木の根や段差につまずく
足首を捻挫
濡れた木道で滑って転倒
3. 体調不良(熱中症・低体温・エネルギー切れ)
よくあるパターン
天候の急変に対応できない(晴れ → 曇り → 風雨)
ペースが速くバテる、補給が追いつかない
脱水症状
頂上付近で急に寒くなり、防寒着がなく震えながら休憩
4. 水・行動食の不足
よくあるパターン
予想以上に気温が上がって水不足
水場が枯れていた
行動食を忘れて下山時にふらつく
5. 油断(これが最大の落とし穴)
よくあるパターン
「近所の山だから大丈夫」「何度も行ったから」と思い込む
装備の抜けがある
地図も防寒着も持たずに出発し、日が暮れて不安に
登山届を出しておらず、もしもの際に捜索が遅れる
最も多いトラブルは「道迷い」
そして実際に起きている山岳遭難の中で最も多い原因が、「道迷い」です。
特に低山では、以下のようなシーンで迷いやすくなります:
分岐で道標がない、あるいは見落とす
似たような尾根や谷が続き、進む方向を間違える
下山中に話しながら歩いていて、うっかり道を外れる
スマホのバッテリーが切れて、アプリが使えなくなる
「道がよくわからなくなったけど、なんとなく進んでしまった」
この「なんとなく」が、最悪の結果を招くこともあります。
道迷いを防ぐために、できること
登る前にルートを確認する(地図アプリ or 紙地図)
登山中は現在地をこまめに確認(分岐・尾根・地形の変化ポイントなど)
スマホナだけに頼らない
バッテリー切れに備えてモバイルバッテリーを携帯する
また、道迷いを防ぐには、地図を読めるようになることも大切です。
自分の力で現在地を把握できるようになると、山の見え方が変わります。
山の中での安心感もぐっと増しますよ。
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一緒に、読図力をレベルアップして、安全で楽しい登山につなげていきましょう!