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2023上州武尊スカイビュートレイル参戦・完走記

横浜店

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こんにちは!スタッフ安田です。9/23~9/24に群馬県川場村で開催された「上州武尊スカイビュートレイル」に参戦してきました。

これから長い距離、アップダウンが激しいコースに挑戦したい!という方は、装備や攻略法等是非参考にしてみてください。

上州武尊スカイビュートレイルを完走するための装備は?

上州武尊スカイビュートレイルとは?

上州武尊スカイビュートレイルは群馬県の北部に位置する川場村を起点に、急峻な「上州武尊山(じょうしゅうほたかさん)」をはじめ、宝台樹スキー場、尾瀬岩鞍スキー場などゲレンデや雨乞山などの里山をつないでぐるりと回るラウンドコースのトレイルレースです。

コースの特徴はなんといっても累積標高!武尊山に加えて合わせて4つ(80kmの部は1つ)のスキー場ゲレンデのアップダウンがコースの中に含まれています。その累積標高差は、

  • 128㎞:約8280m
  • 80㎞:約4640m

里山区間にもトラロープが設置されている箇所がいくつも現れ、最後の最後まで気の抜けないコース設定!日本屈指の累積標高を誇るトレイルレースです。

元々は「山田昇記念杯登山競争大会」(1990~2009)という名で、「登山」を基本として10㎏の負荷を背負って14.8㎞の距離を競う大会でした。
2014年から今の「スカイビュートレイル」としてリニューアルし、登山道具の進化・軽量化を踏まえて、必携品を携えて競うトレイルランニングレースへと生まれ変わりました。

競技方法は変わっても群馬県沼田市出身の世界的登山家:山田昇氏と山田氏の登山に同行した登山家:三枝昭雄氏の両氏を称えて128 kmに「山田昇メモリアルカップ」、80㎞に「三枝昭雄メモリアルカップ」の名称が継承されています。

今でこそ全国各地で開催されているトレイルランニングのレースですが、この上州武尊山で開催される大会は非常に歴史のある大会なのです。

大会当日のコンディション

 天候と気温

大会当日の朝は雨のスタート。川場スキー場を越え、剣ヶ峰に来た頃には小雨とガスに代わり、武尊山への登山口方面へ下っている途中の8時前には少し青空も見えてきました。

気温は20度を前後するくらいで走りやすいコンディションだったんじゃないかと思います。

路面の状況

雨の影響で山の区間は滑りやすい状況でした。特に早朝、木の根・岩・丸太の階段は滑りやすく、剣ヶ峰の直下や、上州武尊山の1500m付近からのトレイルではスピードを落として慎重に足を運びました。

また、山頂からほたか牧場へ向かう下りのトレイルはぬかるみと水たまりが多く、ここで足はドロドロ、靴はしっかりと濡れました。

武尊山を越えると今度はゲレンデ区間。草の刈られたゲレンデを登って降りるのですが、意外と土がえぐれて凸凹していたり、水切りの溝が現れたりするので、特に下りでは注意深く走る必要があります。

ゲレンデ区間を越えると、里山区間へ突入します。これまでの山と比べて標高は大したことがないのですが、つづら折りの連続やトラロープの張ってある区間が多いです。

特にラストの雨乞山の下りは細く急な下りで足も滑りやすいので、慎重にくだる、抜くときは安全な場所でしっかりと声をかけて等ランナー同士コミュニケーションをとることが大事になります。

実際に走ってみて

2018年に出場して、今回が2回目の参戦でした。「18時間台にゴールする」ことを目標に出走。結果は「19時間46分48秒」と1時間以上遅くゴールする悔しい結果となりました。中盤から徐々に失速し、ゲレンデ区間でペースを維持できなかったことがタイムに影響したように思います。
レースの概要にも書きましたが非常にアップダウンの多い山岳コースのため、走力はもちろんアップダウンに耐えられる筋力・走り方を身に着けておくのも重要というのが走ってみた感想です。

また、重要なのがペースコントロール。アップダウンが多いコースだと想像以上に体力・筋力を削られます。時計や心拍モニターを使って、最初の走りやすい区間で飛ばしすぎて心拍が高くなってないかこまめにチェックするなど、抑え目のペースを意識するのが完走の秘訣だと思います。

走ってみてこの128㎞コースの核心部だなと感じたのが「ゲレンデ区間」です。
スタートから上州武尊山を越えてトータルで50㎞ほど走ったあとから、「ホワイトワールド尾瀬岩鞍」「片品高原スキー場」「オグナほたかスキー場」と3つスキー場の連続ゲレンデアップダウン区間が始まります。

このゲレンデ区間に「たどり着く前まで」と「走り終えた後」に如何に脚を残しておけるかが大事です。自分はゲレンデ区間前まではいい感じで走れたものの、ゲレンデ区間が終わった時には後ろの選手に追いつかれ、1~2個順位を落としました。
抑え目のペースでいても想像以上のダメージが来る、それがゲレンデ区間の怖いところです。

レースの対策

出場を考えている・決めた方におススメしたい練習は峠走です。できれば峠を複数本往復するような練習をすることで、上り下りに対する筋力とスタミナをつけておくのは有効だと思います。

おわりに

今回は上州武尊スカイビュートレイル128㎞にについて、コースの情報や走ってみた感想を中心にご紹介しました。来年チャレンジを考えている人チャレンジしたい人はぜひ参考にしてみてください。

またコースのこんなところが気になる!どんな食べ物が出たか気になる!などありましたら是非お店に相談に来てください‼楽しみにお待ちしております。

上州武尊スカイビュートレイルを完走するための装備は?

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