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世界最高峰のトレイルランニングレース「UTMB」の雰囲気を楽しむなら「OCC」出場がおすすめな理由

横浜店

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ストライド横浜・川崎の須藤です。
国内数々のトレイルランニングレースに参加して、そろそろ海外のレースも経験してみたい!と考えている方もいらっしゃるかと思います。

過去何度かのニュージーランド、モンブランのレース経験を踏まえ、今回は世界最高峰のトレイルランニングレース「UTMB」の雰囲気を楽しむためのおすすめの方法をお伝えいたします。

世界各国のトレイルランナーが憧れる「UTMB」とは

UTMB

“Ultra-Trail du Mont-Blanc”の略称で、フランス、スイス、イタリアのアルプス地域で開催される世界最高峰のトレイルランニングイベントです。
トレイルランナーたちがモンブランの周り約170kmの過酷なコースを走るレースであり、その難しさや美しさがトレイルランニングの世界では最高峰のイベントとして知られています。

UTMBイベントには、異なる距離や難易度のレースがいくつかあります。

CCC(Courmayeur-Champex-Chamonix)

CCCはUTMBイベントレースの1つで、約100kmの距離を走ります。フランスのクールマイユール(Courmayeur)をスタートし、スイスのシャンペックス(Champex)を経由して、フランスのシャモニー(Chamonix)にゴールします。
このレースはUTMBよりも距離は短いですが、非常に過酷な山岳地帯を走るとてもチェレンジングなコースです。

OCC(Orsieres-Champex-Chamonix)

OCCは約56キロの距離を走ります。スイスのオルシエール(Orsieres)からスタートし、シャンペックスを経由して、シャモニーにゴールします。
OCCは短い距離でUTMBやCCCよりも難易度はそれほど高くありませんが、アルプスの美しい景色を楽しむことができる素晴らしいレースです。

2023年8月、私は上記OCCに出場いたしました。
コロナになる前に出場権を得ておりましたが、2023年の大会が出場を延長できる最終年だったので出場を決意いたしました。

UTMBシリーズに参加するには

UTMBには誰でも手を挙げれば参加できるものではありません。

ランニングストーンを集める必要がある

ランニングストーン制度はここ1、2年で導入されたシステムです。
UTMB印のついた世界各国のレースを完走すればもらえるもので、レースの種類によりもらえるストーンの数が異なります。
ここでは詳しく説明しませんが、ちなみに現時点で日本にはランニングストーンをもらえる対象レースはありません。

ランニングストーンをもらうためには海外のUTMB印がついたレースを完走しなければならないので、日本人には難易度が高くなってしまいました。
私の場合、2023年にニュージーランドのタラウェラウルトラマラソンを完走したので、ランニングストーン4つをゲットしました。

さらに抽選

ランニングストーンがあるからと必ずUTMBに出場できるとは限りません。さらに抽選があります。
ストーンの数により当選確率が高くなるという仕組みです。うまいことできてますね。

私がOCCに出場できたのはランニングストーン以前のルール

ランニングストーン制度が導入される前は、トレイルランニングレースの国際機関が管理する、大会に完走するともらえるポイントを集め、さらに抽選がありました。そのポイント対象は日本のレースもありました。

しかも二度抽選に外れると三度めは確実に出場できるというルールがあり、私はそれで参加資格を得ました。
そのタイミングでコロナとなり、4、5年待ってのOCC出場となった訳です。

シャモニーの雰囲気

UTMBの拠点はフランスのシャモニー。フランスのスキーリゾートと言ったところでしょうか。
世界中から選手や関係者、その家族が集まり8月後半はお祭り騒ぎです。

宿はどこも満室、カフェやレストランも世界各国の人々で埋め尽くされます。

各レースによりスタート地点は異なりますが、特にUTMBはシャモニーの街中からスタートになり、約2,000人のランナーが小さな町から雄叫びを上げながら、そして多くの応援を受けながらスタートします。
この雰囲気は行ってみないと分かりません!

各レースのゴールはシャモニーなので、帰還してくるランナーはカフェやレストランで食事しているお客さんや街を歩く人々みんなからハイタッチや「アレアレー」と応援されながらゴールします。
この雰囲気は日本のレースには恐らくないでしょう。

そして日本でこのような大会ができる街もないのでは?と考えてしまいますね。

UTMBの楽しみ方

どうせUTMBの雰囲気を楽しむのであれば何かのレースには出たいところです。
そしてどうせ行くならシャモニー周辺の観光もしたいですよね!
ランニングストーンをどこかの大会でゲットできたのであれば、一番難易度が低い「OCC」に出場するのがよいでしょう。
(ランニングストーンにも100mile/100km/50kmとクラスがあります)

というのも2023年の大会日程は以下でした。
8月31日朝 OCC
9月1日朝 CCC
9月1日夕 UTMB

各レース参加者はツアーや宿泊の事情、時差調整でだいたい一週間ぐらい滞在します。
私の場合は28日夜にシャモニー入りして、9月4日には現地を発ちました。
皆さんだいたい同じです。

私が宿泊した宿は、私を含め9名の日本人がいる大きなコテージでした。
私がOCC、もう1名がCCC、その他7名がUTMBで、話を聞くとやはり皆さん猛者でした。。。当たり前か。

上記の日程を見ればお分かりですね。
UTMBに出場する人は9/1夕方にスタートし、9/3にゴール。そして9/4にはもう帰国するのです。
しかも9/1までは体調を崩せませんし、緊張もしているでしょう。あまりノリノリで観光する気分でもないはずです。

ところがOCCの場合はレースは1日で終わり、日程的に一番最初のレースなのでお気楽極楽です。
UTMBに出場を控えた面々の前に、笑顔で完走報告、そしてあとは悠々観光や応援をしていればよい!

なので100マイル(UTMB)は別に走りたくない!という方はOCCでシャモニーの雰囲気を存分に味わうことができるのです。

同じ宿のUTMB出場の7名のうち、完走できたのは3、4名です。
実績のある方々だったので、レースの難易度や過酷さが分かります。

という訳で、私も「UTMBを走りたい!いや、走る!」とスイッチが入りました。

まとめ

いかがでしたか?
海外のトレイルランニングレースを経験したい!世界最高峰のレース「UTMB」の雰囲気を味わいたい方、いらっしゃいますでしょうか?

  • 出場するには海外のUTMB印がつくレースを完走し、ランニングストーンをゲットする必要がある。
  • 集めただけではなく、抽選がある。
  • UTMBイベントにも距離が異なるCCC、OCCがある。
  • 日程的にレースに出場し、観光も楽しみたいのならOCCが最適。

上記を踏まえたうえで、海外トレイルランニングレースにチャレンジしてみてはいかがでしょうか?

人生は一回です。
皆さん今が一番若いのです。

勇気は一瞬、後悔は一生です。

是非、チャレンジしてみてください。

私は2024年、UTMBを走ります。

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