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【2024年ギア振り返り】使って良かったおススメしたいギアたち

横浜店

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こんにちは、横浜店スタッフの安田です。

ありがたいことに2024年もアドベンチャーレースをはじめ、海・山・川といった様々な環境でギアやウェアを試す機会に恵まれました。特に、何日もかけて行動し続ける状況でギア&ウェアを使用することがあったので、今回は私が「どんな基準でギアを選んでいるのか?」「使い心地はどうだったのか?」について、使った場面・環境も交えて紹介したいと思います。

 

どんな基準でギアを選んでいるのか?

 レースや長い縦走登山に出かける時に使う道具を選ぶ際、共通する選定基準があります。それが、「ストレスなく使えるか否か」
という点です。ここでいう「ストレス」とは、「痛み」や「疲れ」の原因となる要素のことを指します。例えば、

 

身につけたときに起こる不快感(圧迫感や過剰なゆとり感)がないか

道具を使う前後の行程に煩雑な過程がないか

重量や強度は気にならないか

 

などなど。本格的に使う前段階で気になる点がないか?をチェックして、次の段階で実際のフィールドで使って「ストレス」を感じるところが出てこないかをチェックします。
このチェック段階で問題なければ「レースや長期縦走で使ってみよう!」となります。

 

安田オススメのギアとギアレビュー

ここでは、先ほどお話しした基準からスタッフの安田が使ってみて良かったギアを紹介いたします。

 

⚪︎シューズALTRAMONT BLANC CARBON

使用状況

1足は36時間ノンストップのアドベンチャーレース、約1週間の日本アルプス縦断の旅などで使用しました。アドベンチャーレースではトレイルやアスファルトの道だけではなく、川の中を10kmほど歩くシーンをはじめ笹原のぬかるみの中などバリエーションに富んだ路面で使用。

もう1足はアルプス縦断ではスタートからゴールまで1度も履き替えず一足を通して使用。登山口からアルプスの山々を登って降りてを繰り返したため累積標高は20,000mを超える行程でしたが履き通しました。

使い心地について

「高級車に乗っているかのような感覚のシューズ」というのがこのシューズに対して抱いた一番強い印象です。
高反発のクッション「EGO PRO」による推進力と「カーボンファイバープレート」内蔵による安定感を両立させたスピードシューズで、この紹介文を読むと「スピードを出せるシューズ」という部分に目が行きがちですが、実際に使ってみると「安定感」の方が際立つシューズでした。

岩のゴツゴツしたトレイルを進む時も足裏へ強い衝撃はなく適度な接地感覚が入り、足をどこに着いているのかわかるため丁寧に足を出して降ることができました。この「接地感覚」と「衝撃吸収力」の両立が「高級車に乗っているような感覚」を生んでいるのだと思います。
トレイルの大会で「目標にしているレースを完走したい!」「設定している目標タイムを切りたい!」という人にはぜひ履いてみて欲しい一足です。

 

⚪︎ボトルUltra SpireULTRA FLASK 550ml

使用状況

 36時間のノンストップアドベンチャーレースをはじめ、100kmを超えるトレイルランニングレースなど「完走のため・目標のため時間を意識する」時に使用。

使い心地について

 最近のトレイルランニングシーンで出回っている柔らかい素材でできた「ソフトフラスク」とは違い、自立できるくらいの硬さを持っているボトルです。1番の特徴がボトル本体が円筒系ではなく、平たく「瓦」のように湾曲した形をしている点です。この湾曲のおかげで、ベストパックのチェストポケットに入れていても胸や肋骨の圧迫感が抑えられます。
また、ハードボトルのため中の水分が減ってきてもボトルの形が変化しないため、スムーズにボトルの出し入れができるのも使い勝手が良く気に入っている点です。
特にレースシーンでは、エイドステーションで水を補給する・粉末を溶かしてドリンクを新たに作る時に自立してくれるので「楽に・速く」作業ができるため重宝しています。
来年のトレイルレースに向けてギアの準備をしている人には一度手に取ってみていただきたい一品です。

 

⚪︎ランニングベルト:ULTIMATE DIRECTIONUtility Belt

 

・使用状況

 36時間ノンストップのアドベンチャーレースから、日頃のランニングの時など。レース中は途中で補給するサプリメントを中心にポケ ットに入れておいたり、摂取した後のジェルやエナジーバーなどのパッケージゴミをストックしておく場所として利用。
日頃のランニングの際には、鍵やスマホ、ランニング用の財布を携帯するために使用。

・使い心地について

 このベルトの気に入っているところは「大容量」「荷物を入れて走っても揺れにくい」ところです。
ポケットが二層構造になっていて、表側のポケットはストレッチ素材の生地を使用しており、ぐるっと一周つながっている仕切りのないポケットでできています。対して裏側のポケットはストレッチメッシュ生地を使った仕切られたポケットになっています。
そのため多少かさばるモノでも生地が伸びてホールドしてくれるのでポケットの揺れを気にせず走ることができます。
私の場合はソフトフラスクやスマホ、ウインドシェルなどかさばるモノを表側のポケットへ、鍵やお金など絶対に落としたくないモノ
を裏側の仕切りポケットに入れるなど仕分けをしてモノを取り出しやすくしています。細々としたものでも仕分けをしていれておくこ
とができるのでスムーズにモノを出し入れできて重宝しています。

町中を2030㎞走ろうと思った時、「貴重品やちょっとした補給品を持っておきたいけど、ザックを背負うには大げさすぎる」というようなシーンで役に立ってくれる一品です。
バックルがなく、履くようにして身に着けるチューブ型のベルトなので、興味のわいた方はぜひ試着してサイズをお試しください。

 

ケア用品:RADRAD ROD(ロッド)

 

・使用状況

 日頃のケアやレースのために遠征に出た時に使用。特に筋膜リリースで使うフォームローラーやボールに自重をかけるにはハリが強く
て痛い時などに使用。

 

・使い心地

 このギアの良いところは、ほぐしたいところにかける圧・スピードを腕の力でコントロールできるところです。自重をかけてほぐすタ
イプよりも力のコントロールやギアを動かすスピードを繊細にコントロールできるため、筋肉のハリの強弱にあわせてほぐしやすいのが良いところです。

 また、フォームローラーやボールのように床面に置いて使う必要がないので、遠征先・出張先の宿が狭くても気にせずほぐすことができます。棒状のギアなので出張の荷物や遠征ギアを入れたバッグの中でかさばらないところも、持っていくことが多い理由になっています。
まだ筋膜リリースのギアを持っていない人、買ってみたけど床に転がして使うのが手間に感じてしまう人へ。ソファやベッドの上でも使えるこのRAD RODをぜひ使ってみてほしいです。

 

おわりに

 

興味のわいたギアはあったでしょうか?あくまで個人的な使用の感想ですが、皆さんのギア選びの参考になればうれしいです。ただし一番大事なことは道具を選ぶ本人にとって「何がストレスなのか?」と「その道具を実際に使うことでストレスは解消されるか?」が大事です。場合によっては、人にすすめられて試してみたけど、言及のなかった点で別のストレスを感じてしまうなんてこともあり得ます。なので身に着ける道具はぜひ実際に触って、試着してみて選んでみてください!

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